- 【アルバム名】
- THIS IS WALT DICKERSON! (PRESTIGE)
- 【リーダー名】
- WALT DICKERSON (1961/3/7)
- 【パーソネル】
- WALT DICKERSON (vib) AUSTIN CROWE (p) BOB LEWIS (b) ANDREW CYRILLE (ds)
- 【収 録 曲】
- TIME / ELIZABETH / THE CRY / DEATH AND TAXES /
- EVELYN / INFINITE YOU
- 【内 容】
- さて、今日は「ごんあじ」さんからのメールでーす。
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- > ちなみに「ごんあじ」というのは、関サバ、関アジのようにアジのブランド名。
長崎県五島列島付近でとれたアジを、いけすにほりこんで
- > 一週間くらい絶食させたものらしいですぅ。大柄なアジで、ちょっと身体か黄色
がかっているため、黄金の「ごんあじ」だとかなんとか。
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- 一週間くらい絶食させたあげく殺して食っちゃうの!?長崎県民はオニや、アクマ
や!グラバーさんも草葉の陰で泣いてるゾ。泣きながらハワイの飲み物グアバ飲んでる
ゾ。そういえば高知の土佐清水には「清水サバ」というのがあって、これもやっぱり生
け簀で絶食させるらしいです。う〜ん、いけす〜。こうすると胃や腸の中の餌が消化さ
れて臭みがなくなるそーです。何食ってるかわかったもんじゃねえもんな、サバやアジ
。そこで提案。釣り上げたアジに1週間くらいカレーを食わせるんです。そうすればお
いしいカレー味のアジが!というわけで、メールの中身のほうは明日紹介しまーす。
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- @ さて、ウォルト・ディッカーソン。知らない人ですね。書くことがなくて私
は非常に困っております。『ジスイズ・ウォルト・ディッカーソン』。最近ですね、タ
ワーとかへ行ってもめぼしいものがないんですよね。紀州名物ぅ?それは梅干しぃ。そ
うそう、このまえ仕事で尾鷲のほうへ行って梅干しを買ってきたんですよ。一番弟子に
あげようかと思って。やっぱ、若いオンナには梅干しじゃん、みたいなぁ。ところが、
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- > あのね、でね・・・
- > 実はサミーは酸っぱいモノがニガテなんですよぉ。
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- だって。そこで「紀州南高梅・梅物語」は
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- > うめぼしばばあ@ごんあじといわれた私。。。
- > 実は大好きなんです〜。
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- という「ごんあじ」さんに送っておきましたぁ。というわけでタワーレコードにお
ける「めぼしいもの」問題。特に欲しいものがなかった場合、そのまま引き下がるのは
何だかクヤシーので、なにかテキトーに5枚ほどCDを買って帰ることになります。ブ
ルーノートはほとんど買っちゃったから、プレスティッジやリバーサイド、コンテンポ
ラリーあたりを買うことが多いですね。そんな中で、かなり「当たり」だったのがこの
『これはウォルト・ディッカーソンでーす』。サイドマンも地味、収録曲もディッカー
ソンのオリジナルばかりでポピュラリティ皆無。どうみても売れる見込みなし。でも塩
サバで紹介されたからには各地で売り切れ必至。さあ君もレコード屋へ走ろう!そうそ
う、私が各地で売り切れ必至と睨んで一番弟子の手まで煩わせて手に入れたボビ・ハチ
の『ハプニングス』。どこでも見かけまくり状態で立場がないです。早く売り切れない
かなぁ。ついでに予告。明日のこのコーナーはボビ・ハチの『スティック・アップ』で
す。読んでね。
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- さて1曲目、「タイム」。モーダルな感じですね。タエちゃん?それはモーグル
。ディッカーソンのプレイはミルト・ジャクソン系というよりかなりボビ・ハチに近い
感じですね。ソウルというよりクール。その傾向はバラードになると更に顕著です。2
曲目の「エリザベス」はBNの新主流派を思わせます。オースチン・クロウ(?)のピ
アノも悪くない。あ、エリザベスってディッカーソンの奥さんの名前だったのか。山田
花子じゃなかったのねん。
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- 3曲目の「ザ・クライ」はそんなに暗くなくて、かなり前衛的な演奏。ヴァイブ
とピアノとベースとドラムスが激しくぶつかります。オースチンのピアノソロ、張り切
ってるなぁ。アンドリュー・シリルのタイコが斬新タイガース。4曲目の「死となんた
ら」はワルツですね。曲自体はメロディアスなんだけど、ソロに入るとこれまた結構「
前衛」。唸っちゃったりしてるもんな、ディッカーソン。5曲目の「イヴリン(?)」
は彼のお母様の名前。綺麗なバラードです。このヒト、作曲家としてもいい仕事してま
すね。ソロになるとやっぱり唸ってるけど。アドリブフレーズに合わせて「唸りユニゾ
ン」状態で、ジョージ・ベンソンも真っ青。うーん、あなどれん。というわけで、結構
お薦めの1枚でありました。買おうね。
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