【アルバム名】
TAYLOR’S WAILERS (PRESTIGE)
【リーダー名】
ART TAYLOR (1957/2/25,3/22)
【パーソネル】
DONALD BYRD (tp) JACKIE McLEAN (as) CHARLIE ROUSE (ts) RAY BRYANT (p)
WENDELL MARSHALL (b) ART TAYLOR (ds) JOHN COLTRANE (ts) RED GARLAND (p)
PAUL CHAMBERS (b)
【収 録 曲】
BATLAND / C.T.A. / EXHIBIT A / CUBANO CHANT / OFF MINOR / WELL,YOU NEEDN'T
【内   容】
 さて、身辺雑記&ジャズ・ジャイアントのコーナーです。今日はウニについて考 えてみたいと思います。いやウニとは一度、腹を割って話し合いたいとかねがねから思 ってるんですよ。いったいウニは常日頃、何を考えて生きているのか。街を歩いていて 栗と間違えられるような事はないのか。聞きたいことは山程あるんだけど、ウニはなか なか腹を割ってくれないんですよね。だいたいウニって、どこが腹なんだかよくわかん ないんだモン。
 
 ところで、ウニとジャズをテーマにして1つ小説でも書こうかと思ってるんです けど。五木宏之の「海を見ていたジョニー」に対抗して「ウニを煮ていたジョニー」。 黒人兵ジョニーが鍋でウニを煮るんだよね、ぐつぐつと。問題はそれをどうジャズとど う関連づけるかだな。では、明日からこのコーナーで連載を開始することにしましょう 。
 
 @ さて、アート・テイラー。そうそう、ここ(↑)ね、ちゃんと1行空けてる んですが、ブラウザの種類によっては詰めて表示されるみたいなんです。だからもし読 みにくかったとしても、おじさんを恨まないでね。
 
 さて、アート・テイラー。(↑ここもね。)この人、サイドマンとしては腐る程 たくさんのアルバムに参加してるのに、自分のリーダー作となると数える程しかない。 典型的な「わしはええねん。」タイプですね。スタイルとしては「地味なフィリー・ジ ョー」みたいな感じ。数少ないリーダー作の中で、もっともメンバー的に「聴いてみた いなー。」という気にさせるのがこの『テイラーズ・ウェイラーズ』。ガラの悪い関西 系の兄ちゃん?それは「てやんでぇ、われー」。半分江戸っ子やん。マクリーンにドナ ルド・バード、レイ・ブライアントやもん。チャーリー・ラウズちゅうのも渋いしぃ。
 
 1曲目の「バットランド」はアフター・アワーズなブライアントのピアノで始ま り、そこにウェンデル・マーシャルのウォーキング・ベースが絡みます。ウォーキング 、漢字で書くと魚キング。キングはカタカナやん。魚の王様と言えば普通「鯛」あたり をイメージしますが、私としては「関サバ」を推奨したいですねぇ。と、さりげなく良 い書、いやヨイショしておいてと。ソロの1番手はマクリーンかぁ。と思いながら聴い ていたら、ソロの2番手にマクリーンが現れた。とすると、さっきのはいったい誰やっ たんや。
 
 2曲目の「C.T.A.」はジミー・ヒースの曲。リー・モーガンの「キャンデ ィ」に入ってたヤツね。なんか、コルトレーンみたいやなー、と思いながら聴いており ました。いや、いつも大抵、「一人ブラインド」みたいな感じで聴いてるんですよね。 で、ちらっとジャケット見るとチャーリー・ラウズって書いてある。へえ、ラウズって 、結構トレーンっぽかったんだ。これは「新発見」として是非とも「塩サバ」に書かん といかんなぁ。なんて思いながら聴いていて、後から気がついた。この1曲だけトレー ンやん。耳がいいんだか、悪いんだか。あ、後テーマでドラムソロになる部分、トレー ンが間違って出てるぅ。人間だもん、間違えることもあるよね。という、広いココロを 持ちたいものですなあ。
 
 3曲目の「エクスヒビット・A」では地味なテラちゃん、いきなりシンバル連打 の大暴れ。ファナティックなマクリーンのソロがイイなぁ。ラウズの「てっけてってて て」というクリシェも聴かれます。カレー?それはマルシェ。テラちゃんのドラム・ソ ロもあります。4曲目はブライアントの代表作の1つ「クバノチャント」。ラウズちゃ んとバードちゃんとマクリーンちゃんとブライアントちゃんがソロをとります。
 
 残りはモンク2曲。叫び?それはムンク。永井?それはフランク。まー、何て言 ったらいいのか、まー、まずまずの演奏ですね。どうも後半、解説がダレるなぁ。まー 、そんなもんだ、人間って。まだ書けるのか。いや、この「ザウルス」の「レポート& 自由帳」って1800字くらい書けるんだよな。あ、ちょうどここで終わりだな。では また明日。


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