【アルバム名】
DEEDS,NOT WORDS (RIVER SIDE)
【リーダー名】
MAX ROACH (1958/9/4)
【パーソネル】
BOOKER LITTLE (tp) RAY DRAPER (tuba) GEORGE COLEMAN (ts)
ART DAVIS (b) MAX ROACH (ds) OSCAR PETTIFORD (b)
【収 録 曲】
YOU STEPPED OUT OF A DREAM / FILIDE / IT'S YOU OR NO ONE /
JODIE'S CHA-CHA / DEEDS,NOT WORDS / LARRY-LARUE / CONVERSATION /
THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
【内   容
 えー、我が塩サバ家には先代から受け継がれた次のような家訓があります。
  1.ネタに困ったらFJAZZを見よ
  2.ネタに困ったら4文字に略せ
  3.ネタに困ったら日本語に訳せ
  4.ネタに困ったらネタニヤフ首相
 
この先代、アホちゃうか?というのが率直な感想ですね。だいたい、先代の頃にネタニヤフ首相なんて いたのか?というわけで、本日は実践「1」です。はたしてFJAZZの会議室で「塩サバ」ネタはまだ続 いているのか?
 
>>とうとう謀反が発覚して「関アジ」に降格させられちゃったぢゃないですかぁ。
 
> そうなんですよね、(中略)この頃は呼び名が次々と変わるもんで「ひょっとして、僕って出世魚?」
> なんて思っていたのにこのありさま。みんなのアジに煽られた私が馬鹿でした(;_;)
 
あ、まだ誤解されてますねー。関アジに降格させた覚えなんかないのにぃ。だいたい、塩サバ如きが どう頑張ったところで一切れ173円。消費税込みでも182円。関サバなんか「時価」らしいじゃないで すかぁ。消しゴム版画家「ナンシー関サバ」も、あまりに注文がこないモンで廃業しようかと思っている次 第で。
 
> しかし、自分で言うのもなんですが、まりやちゃんの名前をそのまま使うというのは(中略)不正競 争防止法(?)に
> 抵触しないんでしょうか?(もともとはこれ、塩サバさん宛のメールで使ったのがいつの間にやら流 出してしまったんです)
 
あ、こんなところで過去の悪行がバラされているぅ。いや、実をいうと「山田まりや」が実在の人物だ ということを知らなかったんですよね。すいません、世俗に疎いもんで。でも、まさかこんなベタな名前の 人が実在するとは!しかも本名だとは!そうとは知らず勝手にHPに書いちゃってゴメンね、まりや。でも 80歳になったらどうするんだ、まりや。名前が浮くぞぉ。
 
 @ さて、マックス・ローチ。このヒトの顔って、いかにも「真っすぐ生きていそう」な感じがしま すよね。
「ローチさん、まっくす過ぎますよ。」
「でもネ、それがあなたの、イイ・と・こ・ろ♪」
政治的なことにも首を突っ込んじゃって、『ウイ・インシスト』(日本名:『僕たち、反抗しちゃうも んね』)なんて問題作も作っている。でもね、おじさんはね、ブラウニーと一緒にハード・バップやってる アンタが好きだったんだよう。で、そのブラウニーが交通事故で死んじゃったため、後釜に雇ったのがブッ カー・リトル。この『ディーズ・ノット・ワーズ』(日本名:『言葉じゃないよ、行動だよ』)というアル バムは、リトルやジョージ・コールマンといった若手を起用して「ニュー・新しい・新サウンド」を標榜し た1枚であると言えるでしょう。
 
 1曲目「夢から醒めて」が凄い。いかにもリトルらしい沈鬱なトーンのペットと低音楽器のハーモニ ーが実に斬新。斬新で暗ーい。いかにも60年代的なサウンドですが、これが58年の録音であるというの は驚きです。バラードかいなぁ、と思っていたらいきなりアップテンポになるし。ちなみにこの曲、ガス・ カーン〜ナシオ・ハーブ・ブラウンのコンビが映画「美人劇場」のために書いた曲だって。ガス・カーンは スイドウ・カーンの弟として知られるヒトですね。
 
 2曲目の「フィリデ」はチューバのレイ・ドレイパーの代表作。トレーンとの共演盤やマクリーンの 『ファット・ジャズ』でも聴かれます。ファンキーな名曲なので曲自体に文句のつけようはないが、チュー バって聴いてるだけで息苦しくて呼吸困難になりそうですよね。
 
 3曲目の「イッツ・ユー・オア・ノー・ワン」はサミー・カーン〜ジュール・スタインのコンビによ る曲。サミー・カーンは一番弟子のサミーちゃんとは関係なくて、ドラム・カーンの弟として知られるヒト ですね。演奏は普通です。タイトル曲や「ラリー・ラルー」がいいなあ。リトルくん大活躍。「コンバゼイ ション」はドラム・ソロ。あまり、おー、クロスタニン!じゃなくメロディアスです。
 

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