【アルバム名】
BLUES & ROOTS (ATLANTIC)
【リーダー名】
CHARLES MINGUS (1959/2/4)
【パーソネル】
JIMMY KNEPPER (tb) WILLIE DENNIS (tb) JOHN HANDY (as) JACKIE McLEAN (as)
BOOKER ERVIN (ts) PEPPER ADAMS (bs) HORACE PARLAN (p) MAL WALDRON (p)
DANNIE RICHMOND (ds)
【収 録 曲】
WEDNESDAY NIGHT PRAYER MEETING / CRYIN' BLUES / MOANIN' /
TENSIONS / MY JELLY ROLL SOUL / E'S FLAT AH'S FLAT TOO
【内   容】
 さて、今日はチャールス・ミンガスについて考えてみたいと思います。1週間に1回くらいは「ジャ ズと全然関係ないハナシ」なしでいかんとねぇ。世間の目がことのほか冷たいしぃ。それにミンガスなら1 ページなんとかなるよーな気がするしぃ。「ブッチ・ウォーレンについて1回分の原稿を書け。」と言われ たら、さすがの私も考えますが。ちょっとやってみましょうか。
 
 ブッチ・ウォーレン、略してブチ・ウォレ。コーヒーに牛乳を混ぜたぁ?それはカフェオレやがな。 ばしっ。
 
 ほら、終わっちゃった。ちっとも面白くないしぃ。いや、これは作者の才能がないとかそういった問 題じゃなくて、素材が悪いんです。いくら超一流のシェフがいたとしても、素材がウズラの卵ではどうしよ うもない。爪楊枝に刺してフライにする以外ないモン。ホントにそうか?一流のシェフなら工夫して、なん かモノ凄い料理作っちゃうんじゃないか?と言われると自信がないので困った時のサーチエンジン。キーワ ードは「ウズラの卵を使ったモノ凄い料理」。
 
 193,696 件ヒットぉ!そんなに該当するなって。あ、これ「料理」が全部ひっかかってくんだな。キ ーワードを変えよう。「どえりゃあウズラの卵」。あ、これだと「どえりゃあ」がひっかかっちゃうかな?
 
 78,199件!「どえらあええ陶器祭り」。やっぱりなあ。しかも「バレエスタジオえるどえる写真館」 なんてのもヒットしているから、「どえ」をみんな拾ってますね。「ウズラ|卵」。71件。あ、最初からこ うしておけばよかったんだ。で、調べてみた結果、中華風ちまき、ウズラ卵の豚肉ロール、中華丼、峠の釜 めしなどに使われているよーです。
 
 @ 結局ここからかよ。さて、チャールス・ミンガス。気安く呼ぶとチャーリー・ミンガス。俺のこ とを気安くチャーリーと呼ぶな!とか言ってたらしいけどね、チャーリーは。確かにチャーリーだとチャー リー浜を思い出すし。わかったかい。そうかい。こりゃまた瀬戸内海!とか。程度ひくーい。(←人のこと 言えるのか?塩サバ1号。)チャーリー・ミンガス、略すとチャーミンですね。なんだかとっても魅力的。
 えーと、今回紹介するアルバムは『ブルース&ルーツ』。婦人用のゆったりした下ばきと恩返しする トリ?それは「ズロース&鶴」。今でも着ているヒトいるのか?ズロース。なんかソソるものが、あんまり ないな。
 
 ミンガスのアルバムっていうと、何か特別なイメージがありますよね。『チャールス・ミンガス・プ レゼンツ・チャールス・ミンガス』とか『ミンガス・ミンガス・ミンガス・ミンガス・ミンガス』とか。タ イトル見てるだけで、あまり自分を前面に押し出さない、謙虚で奥ゆかしくってシャイな人柄が感じられま すよね。そんななかでこの『ブルース&ルーツ』。果物と恩返しするトリ?それは「フルーツ&鶴」。ツル はそのままかい。ジョン・ハンディ、ブッカー・アービン、ジミー・ネッパー、ホレス・パーランというメ ンバーは個人的に好きですね。マクリーンも入っているし。
 
 1曲目の「水曜の夜の祈りの集い」は『ミンガス・アー・アム』収録の「ベター・ギット・イン・ユ ア・ソウル」とよく似た曲。とにかく黒っぽいゴスペル風のナンバー。ワシはコドモの頃、母と一緒に礼拝 へ行って、教会でよくこんな音楽を聴いたもんじゃ。と訳してもあながち間違いでないと思われる英文がミ ンガス自身の手によるライナーに書いてあります。「アス・スリー」を思わせるパーランの真っ黒なソロ、 手拍子と唸り声をバックにしたアービンが凄い。後半は集団即興演奏風に盛り上がります。
 
 2曲目の「クライン・ブルース」は1曲目を更にディープにした感じの暗いんブルース。これまたパ ーランのピアノがいいですね。
 
 3曲目の「モーニン」はJMとは別の曲。マクリーンのソロが意外とミンガス・ミュージックにマッ チしております。「ジェリー・ロール」はマヌケな感じです。以上です。
 

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