- 【アルバム名】
- LIBERATION MUSIC ORCHESTRA (IMPULSE)
- 【リーダー名】
- CHARLIE HADEN (1969)
- 【パーソネル】
- DON CHERRY (cor) ROSWELL RUDD (tb) DEWEY REDMAN (as,ts)
- GATO BARBIERI (ts,cl) CARLA BLEY (p) CHARLIE HADEN (b)
- PAUL MOTIAN (perc) 他
- 【収 録 曲】
- THE INTRODUCTION〜連合戦線の歌 / 第5連隊〜4人の将軍〜第15旅団万歳 /
- THE ENDING TO THE FIRST SIDE / チエ・ゲバラに捧げる歌 / 戦争孤児 /
- THE INTERLUDE / CIRCUS '68'69 / 勝利を我らに
- 【内 容】
- 今日は何の話を書こうか。これが現在、私が抱えている悩みです。そんなもん、
ジャズの話を書けばええやん。と思う人もいるでしょうが、そうはイカのくんせい(略
してイカくん)です。ジャズだけで1ページ書く自信ないもん。しかたない。イカのく
んせいの話でも書きましょう。
-
- 私が初めてイカくんの存在を知ったのは学研の「学習」という雑誌です。重さの
単位か何かの話しだったと思うんだけど、
-
- > ここに一袋の「イカくん」があるよね。この「イカくん」、食べるとおいしいよ
ね。
- > でも、この袋に書いてある「net」というのは、どういう意味か解るかなあ?
-
- というストーリーの漫画があったんです。この日からです。私が「イカくん」を捜
す旅に出たのは。だって、この「イカくん」、食べるとおいしいよね。だもん。捜さず
におれようかって。いかなる困難にも耐え忍び、僕はなんとしてでも「イカくん」を食
べるぞ!そう心に誓い、僕は探求の旅に出ました。すぐに近所のスーパーで見つけたん
だけどね。で、欣喜雀躍した僕はさっそく万引き、いやいや、買いもとめ、喜び勇んで
ウチに帰って食べてみました。いやあ、ぜーんぜんオイシクなかった。そらそうだ。コ
ドモが食べてもおいしくねーって、あんなもん。今から思うにあの漫画、おじさんがビ
ール飲みながらイカくんカジって、適当に思いつきで書いてたんでしょうね。
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- @ さて、チャーリー・ヘンデン。略してチャリヘイ。チャリンコに乗った磯野
波平も略すとチャリヘイですね。乗ってるとこ見たことないけどね。自転車乗れるのか
?波平。三河屋さんはスクーターみたいなのに乗ってますけど。でも、なぜ酒屋は三河
屋なんでしょうか。三河弁しゃべるのか?「じゃんだらりん」と言って、語尾に「〜じ
ゃん」「〜だらぁ」「〜りん」がつくのが三河弁の特徴。
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- 「カマボコの材料になるサカナは?」
- 「すけそうだらぁ。」
- というふうに。三河屋さんもちゃんと三河弁しゃべっているのか。「味醂りん。」
とか。
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- この『リベレーション・ミュージック・オーケストラ』と言うアルバム、第1印
象は「ジャケットのイラスト書くのめんどくさそう。」13人もおるやん。右端の地味
なおじさんがチャリヘイね。座って千歳飴を2本食べいるのがドン・チェリー。左端の
オバハンがカーラ・ブレイ?
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- 曲名のところでは戦争関連の日本語が多いですね。連合戦線とか、第5連隊とか
第15旅団万歳とか。
- 「いや、我々は旅団いいましてな。“考える人”作ったんですわ。」
- 「それはロダンやがな。ばしっ。」
- それは第15旅団漫才。「チエ・ゲバラに捧げる歌」というのもありますね。「棒(
ぼう)げる歌」じゃなくて。ゲバラと言えばアレです。ちょっとオナカの調子が悪い。
それは「下痢腹」。千恵・下痢腹に棒ぐる。どんな歌や。
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- このアルバム、スペイン内乱をテーマにしたものらしい。スペイン内乱と言えば
アレです。ピカソの「ゲルニカ」。学習帳?。それは「ジャポニカ」。コドモの病院?
それは「小児科」。「パノニカ」というモンクの曲もありますね。「イントロダクショ
ン」はカーラ・ブレイの曲。荘厳なバラード風の曲。一転して「連合戦線の歌」は軽快
なマーチ風。フラメンコ・ギターで始まる「第5連隊」は、途中からまるっきりコルト
レーンの「オレ」。「4人の将軍」というのは徳川家康、家光、吉宗、慶喜のことだと
思われます。とにかく第5連隊から漫才まで21分もあって、もう「うんざり」という
感じ。残りの曲はとても聴く気になりません。
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- 「千恵・下痢腹」はベースをフィーチャーした演奏。「戦争孤児」はオーネット
・コールマンの曲。ラストの「勝利を我らに」は「ウイ・シャル・オーバー・カームゥ
」という歌。いずれにせよ、こういうメッセージ色の強い演奏って、どうも苦手。疲れ
るナァ。ということで、次回はもっと脳天気なのにします。では、また来週。
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