【アルバム名】
BYRD IN FLIGHT (BLUE NOTE)
【リーダー名】
DONALD BYRD (1960)
【パーソネル】
DONALD BYRD (tp) JACKIE McLEAN (as) HANK MOBLEY (ts)
DUKE PEARSON (p) DOUG WATKINS (b) REGINALD WORKMAN (b)
LEX HUMPHRIES (ds)
【収 録 曲】
GHANA / LITTLE BOY BLUE / GATE CITY /
LEX / "BO" / MY GIRL SHIRL
【内   容】
 50年代以降のトランペッターはすべてクリフォード・ブラウンの影響下にある と言っていいもが、中でも「第2のクリフォード」とか「ブラウニーの再来」と言われ たトランペッターが2人いる。それは次のうち誰と誰でしょう。
@ リー・モーガン   A ドナルド・バード
B ドナルド・ダック  C マク・ドナルド
D ドナドナドーナ・ドーナ
 答えまるわかりやがな。正解はBとDやな。(←答え、間違ってるぞ。)
 もしレストランで「子牛のフィレステーキ若草ソース風味」とかいうものを注文 して食べている人がいたら、耳元でそっと「ドナドナ」を歌ってあげましょう。かわい そうな子牛〜。さてドナルド・バード。この人はいろんなアルバムに参加してますね。 50年代後半のプレスティッジ盤や60年代始めのブルーノート盤に腐るほど顔を出し てます。そういえば桑名には「くさり屋」という魚屋があります。大丈夫ですか?ネタ は新鮮ですか?リーダー作だと『バード・イン・ハンド』や『フュエゴ』あたりが人気 どころ。長生きしてフュージョンに手を染めたりして顰蹙をかったりしてます。げに、 長生きするのも考えもんだな。さあ、あなたも潔く死のう。(←抗議のメール必須。そ れにしてもメールがこんな。これを読んでるちょっぴり恥ずかしがり屋さんのあなた。 匿名のいやがらせメールでもいいから下さい。家に火ィつけるぞー、とか。)さて、『 バード・イン・フライト』のコーナーだ。モブレイ入りでベースがワトキンスなセッシ ョンと、マクリーン入りでベースがワークマンなセッションの2つからなる。バード、 マクリーン、モブレイの3管というのはない。ピアノはどちらもデューク・ピアソン。 で、ピアソンはオリジナルも3曲提供しているが、やっぱり有名な「マイ・ガール・シ ャール」がいい。この曲調はマクリーンにずっぽりハマリである。「ゲイト・シティ」 はピアソンの『プロフィール』にも入っていた曲。ちょっとジャズロックっぽい感じで 、「ザ・サイドワインダー」そっくりのリフも聴かれる。(録音はこっちのほうが3年 くらい前。ジャズロックってモーガンよりバードのほうが先にやってんだよな。)「ボ 」(「ブー」?)はタイトルに問題あり。
 バードのオリジナルはアルバム冒頭の「ガーナ」がいい。きっとこの頃に植民地 から独立してガーナという国が誕生したのだろう。マクリーンも「アポイントメント・ イン・ガーナ」という曲を作っているし。ガーナのくせにラテン調だが、気にすんな。 世界は広い。
 2曲目は「リトル・ボーイ・ブルー」となっているが、一般には「リトル・ガー ル・ブルー」として知られている曲である。バードらしいバラード演奏だが、どうして ガールがボーイになったのだろう。もしかしたらバードにはロリコン・ホモのケがある のかも知れん。僕はかわいい。と思っている人は、あまり近くに寄らないほうが賢明で あろう。


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