- 【アルバム名】
- AT THE VILLAGE VANGUARD (JAZZLAND)
- 【リーダー名】
- JUNIOR MANCE (1961/2/22,23)
- 【パーソネル】
- JUNIOR MANCE (p) LARRY GALES (b) BEN RILEY (ds)
- 【収 録 曲】
- LOOPTOWN / LETTER FROM HOME / GIRL OF MY DREAMS /
- 63RD STREET THEME / SMOKEY BLUES / 9:20 SPECIAL /
- BINGO DOMINGO / YOU ARE TOO BEAUTIFUL
- 【内 容】
- 最初にお断りしておきますが、このアルバムは大変素晴らしい内容で、推薦するに
ヤブサでないわけなんですが、あまり書くことはありません。ソニー・クラークなら早
く死んだとか、マッコイ・タイナーなら顔が恐いとか、ネタになるポイントがあります
が、ジュニア・マンスではねえ。何も特徴がないんだよね。とりあえず『アット・ザ・
ヴィレッジ・ヴァンガード』だから、そのあたりから話を進めましょうか。
- ヴィレッジ・ヴァンガード。ニューヨークでも屈指のジャズクラブですね。ライブ
盤の中でもヴィレッジ・ヴァンガードでのライブは「ヴィレ・ヴァンもの」として特別
に重宝がられます。ヴィレ・ヴァン、バードランド、ファイブ・スポットの3つがジャ
ズ界ではメジャーです。ウエス・モンゴメリーの『フル・ハウス』はライブの大傑作で
すが、やってるところが「ツボ」だもんな。ライブ・アット・ツボ。タコじゃねえんだ
から。ヴィレ・ヴァンではコルトレーン、ロリンズを始め、ビル・エバンスの『ワルツ
・フォー・デビー』などが吹き込まれています。
- と、前置きをしておいて本題のジュニア・マンスの話題を。ジュニア・マンスには
『ジュニア』というアルバムがあります。以上。ほら、もう書くことがなくなった。ジ
ュニア・マンス、ジュニア・クック、フィニアス・ニューボーン・ジュニアの3人は書
くことがないんだ。しかたがないのでファイブ・スポットについて書きましょう。伊勢
のほうに「ファイブ・スポット」というホテルがありましたが、経営者が変わったのか
、「きゃんきゃん」という名前に変わってしまいました。以上、ご報告まで。伊勢と言
えば「国際秘宝館」がありますね。正確には玉城町ですが。ここで問題です。国際秘宝
館のコマーシャルに出てくるオヤジの名前は何というのでしょうか?
- @国際オヤジ A秘宝オヤジ B馬のマル秘オヤジ。
- 答えは1年後。そういえば水前寺清子・チータ問題というのがあったな。こっちの
答えは明日にでも書こう。
- さて、『ジュニア・マンス・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』。1曲目の
「ループタウン」が凄い。いきなり始まって、息もつかせぬ迫力の熱演。地味なマンス
がここまでやってくれるとは。おそるべし。2曲目の「レター・フロム・ホーム」はフ
ァンキー風味。ケリーとピーターソンの中間みたいなスタイルの持ち主なんだけど、ラ
イブだとファンキー一直線やな。寄るなー、さわるなー、ファンキーっ一直線。「63
丁目のテーマ」はジョニー・グリフィンの曲。63チョメ、63チョメ、わぁおぅ。(
←頭、大丈夫か?)
- 全体に濃い演奏で疲れた頭に「ユー・アー・トゥ・ビューティフル」。しみじみと
美しい。ティモンズの『トリオ・イン・パーソン』が好きな人なら絶対に楽しめる1枚
だろう。うん。くだらないこといっぱい書いたおかげで、わりと長い解説だった。
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