- 【アルバム名】
- SHADES OF REDD (BLUE NOTE)
- 【リーダー名】
- FREDDIE REDD (1960/8/13)
- 【パーソネル】
- JACKIE McLEAN (as) TINA BROOKS (ts) FREDDIE REDD (p)
- PAUL CHAMBERS (b) LOUIS HAYES (ds)
- 【収 録 曲】
- THESPIAN / BLUES-BLUES-BLUES / SHADOWS /
- MELANIE / SWIFT / JUST A BALLAD FORMY BABY / OLE
- 【内 容】
- フレディ・レッドといえば多くの人が、「えっ、誰それ?」と思うであろう。しかしジャズ・ファンなら誰でも、「ああ、そういえばそういう人もいたなあ。ところで何する人やった?」という程度には知られている、ような気がする。『ザ・コネクション』の人だと言えば思い出す人もいるかも知れないね、という程度には知られていますよね。
- ところで『ザ・コネクション』の中の曲に“WHO KILLED COCK ROBIN” というのがありますが、この曲とパタリロの「だーれが殺した、クックロビン」の間には何か相関関係があるのでしょうか。もしご存じの方がいたら、「ザ・コネクションとパタリロに秘められた危険な関係」と題した研究論文をメールにて送付下さい。(1200字以内。)
- さて、『シェイズ・オブ・レッド』。『ザ・コネクション』にも参加していたジャッキー・マクリーンが再び参加してます。加えて通好みのテナーマン、ティナ・ブルックスまで入ってますね。これはもうマニアならタバスコを目に滴下して眼球に割り箸を突っ込み、さらに包丁で玉ねぎを刻む程の涙モノであります。
- 1曲目の「セスピアン」がいい。しみじみとしたバラードやなあ、と感動に浸っていると、いきなりアップテンポになります。ファナティックなマクリーンのソロがいいですね。ティナのテナーも「泣き」があります。リーダーのピアノは普通です。この人は作編曲家として聴くべきですね。
- 2曲目の「ブルース・ブルース・ブルース」はタイトルからしてブルースと違ったら怒るぞ、という曲です。しかしまあ、マイルスの「オール・ブルース」は全然ブルースとちゃうし、「ノー・ブルース」がブルースやったりするので油断は出来ません。そういえば全然関係ありませんが、その昔ブルース・リーのことをブルー・スリーだと思っていませんでしたか?仮面ライダー・ブルー・スリーというのもいましたし。(←おらへん、おらへん。)
- 個人的には1、2曲目の後には6曲目の「ジャスト・ア・バラード・フォー・マイ・ベイビー」に行きたいです。オリジナルのライナーノートにもあるように、もう、あからさまにクサい曲です。マクリーンとティナに共通する「濁ったトーン」がたまりません。
- ラストの「オレ」も、いかにも日本人に受けそうな曲。こういうのを聴いていると日本人と黒人は同じ血をひいてるンだぜ、ヘイ、ブラザー、カモンベイベー、という気がしてきます。ラテン調の曲なんだけどね。
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