【アルバム名】
MANTECA (PRESTIGE)
【リーダー名】
RED GARLAND (1958/4/11)
【パーソネル】
RED GARLAND (p) PAUL CHAMBERS (b) ART TAYLOR (ds)
RAY BARRETTO (conga)
【収 録 曲】
MANTECA / S'WONDERFUL / LADY BE GOOD /
EXACTLY LIKE YOU / MORT'S REPORT
【内   容】
 コンガというのがあリますね。ああ、ダシのよく出る海藻?それはコンブ。この コンガが入った演奏を「コンガ入り」と言って冷遇する人がいます。いけませんね、そ ういう楽器差別は。
 だいたいコンガなんてのはチャカポコいってるだけで、幼稚園児でもたたけるん だよ。そんなんでピアニストと同じギャラ貰うな!などと言ってはいけません。 もっと広い心を持ちましょう。
 さて、そういうわけで『マンテカ』です。いけませんね、このタイトルは。「マ ンテカ」では何となく「テカテカ」を連想します。人前であまリ大きな声では言えませ ん。
 にもかかわらずこのタイ卜ル曲は、いきなり「まん、てーーーかっ!」と言って始 まります。
 なにげなくCDのPLAYボ夕ンを押してしまった人は、思わずのけぞりそうに なりますが、人生そんなことでくじけてはいけません。
 コンガのスカチャカポコパカが楽しいです。コンガとドラムの掛け合いが、あな たに生きる勇気とリゲインを与えてくれるでしょう。
 2曲目以降は、いかにもコンガ入りのガーランドやなあという感じの演奏で、特 に書くことはありません。わざわざコンガを入れる必要もないんとちゃうか、という気 がしないでもないですが、そんな事を言ってはいけません。それがオトナの態度という ものです。
 CDだとオマケ曲としてスタンダードの「ジェニーの肖像」が聴けます。ああ、 オリックスの前の監督?それは土井正三。全然違いますね。ブロック・コードの使い方 が実にガーランドらしい演奏です。
 ちょっとカクテル・ピアノ、略してカクピーっぽいところがありますが、たまに はこんなスイート・ハニーな演奏でマロンチック(←それは栗)な気分になるのもいい でしょう。


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