- 【アルバム名】
- THE JODY GRIND (BLUE NOTE)
- 【リーダー名】
- HORACE SILVER (1966/11/2,23)
- 【パーソネル】
- WOODY SHAW (tp) TYRONE WASHINGTON (ts) HORACE SILVER (p) LARRY RIDLEY (b) ROGER HUMPHRIES (ds) JAMES SPAULDING (as,fl)
- 【収 録 曲】
- THE JODY GRIND / MARY LOU / MEXICAN HIP DANCE / BLUE SILVER / GREASE PIECE / DIMPLES
- 【内 容】
- ホレス・シルバーといえばやっぱりブルー・ミッチェルとジュニア・クックの
クインテットですな。
- 『ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ』とか。個人的には『ドゥ・イン・ザ・
シング』ですな。冒頭の「フィルシ一・マクナシティ」で今日も燃える。
あなたにも、フィルシー、あげたい。(←それはチェルシー。)
- ー方、後期のシルバーといえば『ソング・フォー・マイ・ファーザー』ですね。
ポル卜ガル系の父とウソつかないインデアン系の母の間に生まれたシルバーが、ポルト
ガルな父に捧げたラテン風の名曲であります。
で、『ソング・フォー』以降のシルバーといえば、これは完璧に冷遇されています
。そんな事でいいのか。日本人妻の里帰リの早期実現を!というわけで『ザ・ジョディ
・グラインド』の登場となります。
- ブルーノートもこの頃になるとセンス無茶苦茶やな、というジャケッ卜である。
特に左の女の服のビラビラ。しかしこれプロデューサーはアルフレッド・ライオンやし
、録音技師はヴァン・ゲルダーやし、カバーデザインはあろうことか、あるまいことか
、リ一ド・マイルスという由緒正しいBN盤なのである。メンバーでは、後にエイズに
かかるわ、地下鉄に轢かれて片腕は切断するわというハードな人生を歩む事になるウデ
ィ・ショウの参加がうれしい。テナ一のタイロン・ワシントンは桜の木をきってしまっ
た事を正直に白状したので有名な新人である。ちょっとジョ一・ヘンみたいな、
いいプレイを聴かせる。
- 1曲目のタイ卜ル曲はジャズ・ロック調で、なんだかなあという感じだが、
2曲目の「マリー・ロウ」はモーダルなようでファンキーなようで、とってもいい。
夜露死苦。それはヤンキー。3曲目の『メキシコ人のヒップな踊り』もいいですね。
- 本作を「なかなかいいんでないか」と思った人は『ケ一プ・バーディアン・ブル
ース』も聴いてみましょう。
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