(ARV) 社団局呼出符号 JI2ZIM |
最終更新日 2020/02/17
1.ARVとは... |
ARVは、大災害発生時に犬山市・愛知県の要請により公衆保安のためアマチュア無線による通信活動に協力するため、 平成7(1995)年に結成されたボランティアサークルです。 当サークルは、愛知県犬山市と災害時応援協定を結んで活動しております。 ※ARVとは、AMATEUR RADIO VOLUNTEERの頭文字です。 会員数は、アマチュア無線会員 24名、一般会員 2名、1団体 です。(令和2(2020)年2月現在) |
2.災害時における通信手段は? |
災害時、一般電話回線が切断されたときの通信手段として 阪神大震災の時には携帯電話が大変役に立ちましたが、 災害時は、消防・警察・行政などの緊急回線が優先され一般回線は制限されます。 また、当時から比べると現在では加入者数が大幅に増え、地震や台風等の災害時だけでなく、イベント時など群衆が集まる場所でも 携帯電話がつながらない(輻輳(ふくそう))という事態が頻繁に起きています。 ですから、災害時の通信手段の確保が難しいかが解っていただけますか? 携帯電話一時通じにくく・・・ 台風7号が接近した、平成10(1998)年9月22日午後3時すぎから午後6時頃まで、電話が通じにくくなりました。 また、この日は長時間停電した地区が有り、市役所等に問い合わせが殺到したそうです。 平成12(2000)年9月11日には、東海地方を襲った豪雨により交通がマヒし各地で災害も発生したため、携帯電話回線が一杯になり 夕方頃から翌日までつながりにくい状態が続きました。 東日本大震災でも・・・ 平成23(2011)年3月11日の地震発生後から長期にわたって 停電や携帯電話基地局の被災により携帯電話が使えなくなるという事態が起きました。 固定電話も通信網が寸断したため同様に使えなくなっています。 今回の震災でも各地でアマチュア無線が情報収集に大活躍しています。 |
3.これまでの主な活動(活動記録一覧表 12/02/05更新) |
◆防災無線活動 平成12(2000)年9月14・15日、11日に起きた豪雨により発生した倉曽洞地区土砂崩れの復旧作業時、 現場が山間部で無線や携帯電話の電波が届きにくい場所だった為、市消防本部よりARVに無線通信の協力依頼が来ました。 そこで急遽、市消防本部屋上にGPアンテナを設置し現地との無線通信活動を行いました。 平成12(2000)年11月28日犬山市より災害支援を行った関連業者を含む11団体と共に感謝状を頂きました。 新聞記事へ 平成29(2017)年1月に市庁舎屋上に恒久的なアマチュア無線アンテナを設置しました。 ◆防災訓練 毎年、犬山市総合防災訓練に参加しています。 ここでは、無線通信(音声)の他、ATV(アマチュアテレビ)によるヘリポートと災害本部との映像通信も訓練として行いました。 最近は、ミニFM放送、特小トランシーバーを使い他のボランティア団体との協働訓練も行っています。 平成10年度犬山市総合防災訓練の時のARVの様子 平成11年度犬山市総合防災訓練のARVの活動内容 平成13年度犬山市総合防災訓練 平成14年度市総合防災訓練 また、市の総合防災訓練の他に地区の防災訓練にも参加することもございます。 平成8(1996)年11月の善師野地区防災訓練では、無線を使い避難場所への住民の誘導、本部への報告、 別の場所で行われた消火訓練の映像をATVにて避難場所(訓練会場)で受信等の訓練を行いました。 ◆鍋同好会(国際交流鍋) ハソリ(大きな鍋)を使って野外で料理を作ることも訓練の一部と考え、平成9(1997)年3月に他のボランティアグループと 野外活動センターにて芋煮会を行いました。 その時のチャリティー収益金をバングラディシュの井戸掘りに協力するため寄付しました。 ■中日新聞掲載 毎年12月に国際観光センター”フロイデ”にて開催された「フロイデまつり」では、食文化コーナーの協力も行いました。 ◆ミニFM放送局「ミニFM犬山」「FMみにとぴあ」「ナガラジ87.6MHz」 アマチュア無線による通信活動のほかに ミニFM放送(微弱電波を利用し約100mのエリアで受信可能なFMラジオ放送)の 電波を利用した活動・訓練を行いました。 ミニFM放送は、携帯FMラジオで受信が可能なため、FM送信機があれば避難場所や災害復旧現場で開局し情報伝達することが可能です。 犬山祭やフロイデまつりなどの各イベント会場内では「ミニFM犬山」を江南市花火大会で「FMみにとぴあ」として活動してきました。 平成21(2009)年夏、長良川競技場JリーグFC岐阜のホームゲームで FMわっちのスタジアム内実況ミニラジオ放送「ナガラジ87.6MHz」に技術協力しました。 ◆コミュニティFM放送局「愛知北エフエム放送」 犬山市は、防災スピーカーが無いため災害時の市民への情報伝達手段として 市内全域をエリアとするコミュニティFM放送局の設立を目標に 平成8(1996)年の日本ライン夏まつりよりミニFM放送局を開設してきましたが 平成19(2007)年愛知北エフエム放送として無事、犬山城下町にコミュニティFM放送局を開局することが出来ました。 ARVは、市民FM研究室の段階から技術部会として参加し、開局準備や各種アドバイス等致しました。 現在、当サークルと会員の一部が愛知北エフエム放送株式会社へ出資しております。 愛知北エフエム放送HPへ ◆しみんてい「子ども大学」 平成21(2010)年夏、しみんていの「子ども大学」で電波を使った講座「電波・おもしろ実験室」を全5回で開催いたしました。 犬山市民活動支援センター「しみんてい」HPへ ◆定例会 毎月、第2日曜日、午後7:00〜 城東地区学習等供用施設にて定例会を行っています。 定例会では、通常の打ち合わせ会議の他、無線技術、電波法等の勉強会も行っています。 活動に協力していただける方お待ちしています。(入会のご案内<工事中>) (免許のない方は、アマチュア無線通信には参加できませんが各種イベント時に活動していただいています。) ◆定時交信(アマチュア無線局開局会員のみ) 毎週日曜日、午後8:50〜定時交信を行っています。(周波数438.20MHz) ◆普通救命講習 会員には、市消防本部で行われている「普通救命講習」受講を勧めています。 普通救命講習については、犬山市消防本部のホームページをご覧下さい。 |
4.これまでに紹介していただきました |
■犬山市広報より ●「声のひろば」 「電波で災害救助活動に協力を」 ←クリックで拡大 ●2004年1月15日号(4面)・・・「我ら防災無線ボランティア」 地道な活動が認められ犬山ARV民間で初の講演 都市防災推進セミナー ←クリックで拡大 ■IIA NEWS(犬山国際交流協会)97.7号より シリーズ 犬山の国際交流団体(5) ARV(アマチュア無線ボランティアサークル)の巻 ←クリックで拡大 ■尾北ホームニュース younet(ゆねっと)より -アマチュア無線防災ボランティアサークル「ARV」- 無線で地域を支える 記事へ(pdf) |
5.リンク |
犬山市・・・地元、犬山市のページ。 犬山市社会福祉協議会・・・防災関係グループに登録しております。 尾北ホームニュース・・・ARVの紹介が有りますのでご覧ください。 メディア犬山・・・ミニコミ誌「ほっと犬山」を発行しています。 愛知北エフエム放送・・・犬山市内に開局したコミュニティFM放送局。周波数84.2MHz シティエフエム岐阜(FMわっち)・・・情報の楽市楽座・市民のラジオ FMわっち 78.5MHz 各種情報 気象庁ホームページ http://www.jma.go.jp/jma/index.html 東海地震関連情報 日本気象協会 http://tenki.jp/ 防災情報 JARL(日本アマチュア無線連盟)・・・アマチュア無線のことはここ。 |
6.入会案内 |
新規会員募集中!! 只今、ARVでは私たちの活動にご理解頂き一緒に活動して頂ける方を募集しております。 お問い合わせは、掲示板下部にある「管理者へメール」よりお願い致します。 ※現在使用不可 入会金 無料 年会費 1,000円(学生は無料) ※別途、ボランティア保険の加入必要 |
7.会報 |
毎月会報「え〜あ〜るぶい通信」を発行しています。 ※現在休止 |
バナー |
リンクの時等にお使い下さい。 |