【成長期・休眠期】
クリソポディウム亜属のパキポディウムは、4〜6月頃に萌芽し、晩秋〜初冬に落葉するまでが成長期であるが、萌芽後新葉が展開するまで勢いよく成長し、その後は成長したり止まったりを繰り返す。
萌芽期に花芽が伸びてくる場合は、潅水を多め管理する。乾燥させると花芽が落ちてしまう場合もある。
成長期で、盛んに成長している時には、灌水は、表土が乾いたら与えるといった頻度でよく、乾燥しやすい時期には、ほぼ毎日灌水する。
成長期で、成長を休止しているとき、灌水はやや控えるが、完全に用土を乾燥させないようにする。成長期に用土を極端に乾燥させると、細根が枯死し休眠が始まってしまう。そうかと言ってやりすぎると根腐れする可能性もないわけではないので、初心者にはこの加減が難しいかもしれない。

パキポディウムは、成長期には、屋外(軒下であるが強い雨の場合はかかる)でやや遮光して管理するとよい。
|
【温度管理】
クリソポディウム亜属のパキポディウムは、標高の高い場所に自生することが多く、どちらかと言うと冷涼な気候を好む。このため、春〜秋の成長期は、屋外の風通しの良いところで過ごさせるのが望ましい。
特にブレビカウレ(Pachypodium brevicaule)は標高2,000m近い高地に自生するので、特に太平洋ベルト地帯での高温期の過ごしには留意する。ただ、冷房機がいるような代物でないので、屋外で風通しがよく、照り返し、反射熱のない環境であれば、普通に夏は過ごせる。
盛夏が高温で直射日光が激しい地方では、屋外栽培の場合遮光するとよい。
一方、冬季は、落葉・完全断水すれば、5度程度まで耐えられる場合が多い。
低地 〜中地性 |
ホロンベンセ Pachypodium horombense
デンシフロルム Pachypodium densiflorum
*デンシフロルムは低地〜高地まで幅広い。それだけ適応性があるということ。
ロスラーツム Pachypodium rosulatum
*ロスラーツム(基本腫)は、他のクリソポディウム亜属のパキポディウムと異なり北西部の低地に産する。レウコポディウム節に準ずる栽培の方が伸び伸び育つ。
ロスラーツム カクチペス Pachypodium rosulatum spp. cactipes
ロスラーツム グラキリウス Pachypodium rosulatum ssp. gracilius
マカイエンセ Pachypodium makayense
|
やや 高地性 |
ロスラーツム エブレネウム Pachypodium rosulatum var. eburneum
ロスラーツム イノピナツム Pachypodium rosulatum var. inopinatum
|
| 高地性 |
ブレビカウレ Pachypodium brevicaule
|
【用土】
クリソポディウム亜属のパキポディウムは、マダガスカルの中央山地に自生し、ほとんど珪岩、石英脈の土壌である。よって、用土としては、排水のよい軽石をベースとした一般多肉植物用の用土でよいが、石灰分は含めない。
春〜秋の成長期に、雨に当たる可能性のある屋外で過ごさせる場合は、ことのほか通気・排水がよい用土を用いる。
【肥料】
盛んに成長している時には、液肥など即効性の肥料を与え成長にアクセルかけるとよい。
|