2001年12月



ヒカルボシがゴーカイを競り落として4勝目をゲット!!
 (12/1、イルミネーションJS)


 重賞ウイナー4頭を含むフルゲートとなったイルミネーションJSは、ここ2走詰めの甘いレースが続いたヒカルボシが、 早目進出から抜け出し、最後はゴーカイの追撃を競り落とし4勝目を挙げた。ゴーカイも距離不足で久々という不利がありながらも勝ち馬と互角のレースをしたことで、 中山大障害でのこの馬への期待がさらに高まったと言えるだろう。

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ウェイン・ヒルス騎手短期免許取得!

 ニュージーランドのウェイン・ヒルス騎手がH13年12月5日〜H14年3月4日の間、短期免許を取得した。昨年のマジョルクリック騎手に次いで障害騎手として2人目の短期免許取得騎手となった。39歳。 所属はフリーで身元引受調教師は栗東の崎山調教師ということで、関西中心の騎乗となりそうだ。ベテランの手綱さばきに注目したい。
最低人気・ユウフヨウホウが差し切り勝ちでG1制覇!!
 (12/22、中山大障害)


 最初の障害でカネトシガバナーが大きく躓き、マキハタコンコルドはタイミングが合わず転倒。いきなり波乱の幕開けとなった。 その後は大方の予想通りカネトシガバナーがハナを制し、2番手にギフテッドクラウンが追走する形となった。その後は各馬ミスもなく、第1の難関・大竹柵障害に挑んだ。 この障害でギフテッドクラウンが大きくバランスを崩して転倒。他の馬はきれいな飛越でクリアしていった。特に先頭のカネトシガバナーは巧飛を見せ、逆まわりの4角で2番手以降に15馬身ほどの大きな差を広げていた。 2番手以降が一団となり、この差はたすきコースにかかる頃には縮まっていた。そして2つ目の難関・大いけ垣。ここでは3番手に浮上していたメジロシュナイダーが着地でややバランスを崩し、何とか立て直そうと頑張ったが落馬してしまった。 順まわりになり、後ろの3頭が置かれだし、前の4頭が各々1馬身間隔でレースを進める展開となった。この時点で4頭のレースに絞られた。向正面の竹柵でカネトシガバナーにミナミノゴージャスが並びかけ、その直後にいたゴーカイも進出。ややユウフヨウホウが置かれる形で最終障害を迎えた。 前2頭が並び、カネトシガバナーはここで力尽き、躓いて落馬。そして4角から直線の入口でゴーカイがミナミノゴージャスを競り落として残り200mで先頭に立った。このまま抜け出すかと思いきや、この2頭の後ろで待機していたユウフヨウホウがここからすごい脚を見せ、 ミナミノゴージャスをあっさり交わすと、残り100mで偉大なる兄・ゴーカイをも並ぶ間もなく差し切り、最後は2馬身の差をつけて快勝した。最低人気で単勝万馬券という低評価を一気に覆しての快勝には正直驚いた。 兄譲りのスタミナと強烈な末脚があることは分かっていたが、秋2走の内容からは考えられない結果となった。ゴーカイはこれで中山大障害は3年連続で2着。積極的に勝ちに行くレース内容だっただけに仕方ない面が大きい。しかし、昨年の中山GJを制して頂点に立って以来、 差し届かずで敗れるケースはあったにせよ、一気に差し切られることはなかったので、ゴーカイを差し切るスゴイ馬が現れたということで、障害界の世代交代の波も迫ってきたようにも感じたのだが・・・。

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今年ラストも大波乱! 3歳馬オンワードバーンが勝利!
 (12/23、三木HLPジャンプS)


 ブレーブテンダー、イブキマンパワーと人気の2頭が前を行くレースとなった。距離が長くゆったりと流れていたが、タスキ過ぎから一団になると一気にペースアップ。 ブレーブテンダーが距離の壁に泣いて脱落すると、イブキマンパワーが押し出されて先頭に。そこで2番手に浮上してきたオンワードバーンが3角で先頭に並び、 最終障害できっちり前を捕らえて抜け出した。イブキマンパワーは最終障害後に一気に失速、ゴール寸前で追い込んできたマグマライフに交わされて3着に敗れた。

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