(12/1・イルミネーションJS)

【1着】 ヒカルボシ
 初コースだったが、安定したレースぶりで3番手をキープ。直線入口で先頭に立ち、最後はゴーカイらの追撃を振り切って4勝目を挙げた。 直線の置き障害からゴールまでの距離が短く、そのまま押し切れる展開となったのも勝因だが、初コースを苦にせず勝利したのは立派。 中山大障害では距離と2つの大障害が大きく立ちはだかりそうだが、この馬のレースセンスをもってすれば難なく克服できそうで、本番も楽しみだ。
【2着】 ゴーカイ
 今回は2番手集団がゆったりと流れていたこともあって、中団よりも前の位置どりでレースを進めた。最後は叩き合いに屈する格好となったが、 3kg差と休み明けを考えれば勝ち馬よりも内容的にははるかに上回る。順調に本番を迎えられれば、堂々と主役をはってくれることだろう。
【3着】 コバノスコッチ
 ゴーカイ同様、ゆったりと流れたために中団からのレースとなった。最後は前の馬の脚が止まったところを鋭い脚で追い込んで3着に浮上した。 ようやく状態が上向いてきたようで、本番でも無欲でレースができれば一発があるかも。
【4着】 チアズニューパワー
 前走平地を使ったことでリラックスできたのか、ようやくこの馬本来の力を見せてくれたように思う。得意の中山ということもあり、4着に踏ん張った。 本番でどういったレースをするか、注目される。
【5着】 マキシマムプレイズ
 離れた2番手ということで、スムーズなレースはできていたのだが、自ら前を追いかける展開となり最後は失速して5着どまりとなった。 条件的にも向いていたのだが、またまた詰めの甘さを露呈してしまう結果となった。
【6着】 ミナミノゴージャス
 休み明けで状態も今一つながら最後までしぶとく食い下がっての6着は評価できる。一度レースを使ったことで、次走での上積みは必至、 春の中山GJ2着馬のリベンジに注目だ。
【10着】 ユーセイシュタイン
 行き脚がなく、終始後方からの苦しいレースとなり、結局何も見せ場のないまま10着に終わってしまった。 休み明けという理由以上にコースとの相性が良くなさそうに感じたが・・・。

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(12/22・中山大障害)

【1着】 ユウフヨウホウ
 スタミナタイプで4100mの距離はむしろ歓迎材料だった。2つの大障害の飛越も安定しており、 勝ちを意識せず自分のレースに徹したことで最後の強烈な末脚を繰り出すことができた今村騎手の好騎乗と言える。 それにしても、兄をも一気に差し切る破壊力は抜群。まだ4歳と若く、来年以降も活躍が期待できそうだ。
【2着】 ゴーカイ
 有力馬が次々と脱落する中、大障害経験の豊富なこの馬は実に落ち着きのあるレースを展開。最終障害で先頭を捕らえ、直線で抜け出す完全な勝ちパターンに持ち込んだが相手が一枚上だった。 弟の強烈な末脚に屈しはしたが、この馬が一番強い競馬をしているのは間違いなく、負けて強しの内容だった。
【3着】 ミナミノゴージャス
 大障害経験の多い強みが生きるレースとなった。最終障害前で先頭に立ち押し切りを図ったが、早めにゴーカイに来られては打つ手はなかった。 3着に敗れたとはいえ、ゴーカイとの差は徐々に縮まってきており、力はつけてきているようだ。
【4着】 マキシマムプレイズ
 詰めが甘いというよりも、距離が長く、完走するのが精一杯だった。それでも4着だったのはこの馬らしい。
【5着】 ワンダフルシチー
 昇級戦をいきなり大障害というのは無謀だったが、完走を果たせたことは評価できる。
【6着】 ユーセイシュタイン
 状態も本物ではなかったが、コースが向かなかった。何とか完走は果たしたが。
【中止】 カネトシガバナー
 最初の障害が危なく、ややリズムを欠いていたが、2つの大障害の飛越は巧かった。最終障害後にバランスを崩しての落馬は残念だったが、 最後まで上位争いした実力は評価できる。スピードを生かせるコースであれば、落馬の影響さえなければ巻き返せる。
【中止】 メジロシュナイダー
 大いけ垣障害でバランスを崩し、何とか立て直そうとしたがあえなく落馬。前4頭について行けそうだっただけに残念だった。
【中止】 ギフテッドクラウン
 やや飛越が雑なこの馬にとって、大竹柵障害は大きな壁として立ちはだかった。スピードの生かせる低い障害が多いコースでの巻き返しに期待したい。
【中止】 マキハタコンコルド
 最初の障害で落馬。着地の際にバランスを崩し、左前腕骨々折で予後不良という最悪の結果となってしまった。この馬には期待が大きかっただけに非常に残念。ご冥福を祈りたい。

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(12/23・三木HLPジャンプS)

【1着】 オンワードバーン
 飛越が安定しており、距離延長も全く問題なかった。スローペースで流れたのもこの馬には向いたのかもしれないが、 4角先頭から最後抜け出したレースぶりは見事だった。平地未勝利の3歳馬とは到底思えないレースぶりで、この内容ならば年明けもこの馬に期待できそうだ。
【2着】 マグマライフ
 道中は中団から進み、最終障害後に大外から一気に突っ込んできた。素晴らしい末脚を繰り出し2着。内容は一戦ごとに良化しており、 距離もこなせた今回の内容からして、今後この馬にかかる期待は大きい。
【3着】 イブキマンパワー
 昨年の覇者で圧倒的な1番人気は当然の評価だったが、今回は後続の追い上げが早く、勝負どころから息の抜けない展開となり、最後は一杯となってしまった。 斤量差もあったしマークされる立場だったことから内容的に悲観するものではない。
【4着】 ビッグハンター
 休み明け後は力の出し切れないレースが続いたが、今回はある程度積極的なレースができ、見せ場も十分あった。ただ、最後は伸びそうで伸び切れなかった。
【5着】 ギルデッドエージ
 スローペースで展開が向かなかった。勝負どころから外からまくっていこうとしたが、各馬一斉に動いたところであり、そこで押し上げ切れなかったのが敗因か。 しかし、それなりには力のあるところを見せている。
【8着】 ブレーブテンダー
 ペースを落としてスムーズなレースができていたが、ペースが上がると早々と脱落。距離の壁に泣いた感じ。

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