2000年主要レース出馬表一覧(10月)




東京競馬場  10/14 ・ 9R  第2回東京オータムジャンプ (J・G lll)  芝 3300m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
リマインドシルク57古川 寛和牝・8800中 9/23・ナッキー 4着
ファンドリロバリー63山本 康志牡・85500阪 9/30・阪神JS 2着
リンガスボーイ58宗像 徹牡・6400阪 9/30・オープン 2着
ミナミノゴージャス59横山 義行牡・61150中 9/23・ナッキー 2着
ショウナンザサマー57矢原 洋一牝・5400中 9/23・ナッキー 6着
メイショウワカシオ63.5嘉堂 信雄牡・76050東 6/10・東京HJ 2着
マキハタコンコルド58三浦 堅治牡・6400阪 9/30・阪神JS 4着
ナムラカインド57白浜 雄造牡・6400阪 9/24・未勝利 1着
チアズニューパワー62田中 剛牡・63050阪 9/30・阪神JS 落馬
10トキオエクセレント58栗原 洋一セ・7400中 9/23・ナッキー 5着
11ショウザンスカイ59成田 均牡・51150中 8/20・新潟JS 10着
12マキシマムプレイズ60林 満明セ・62700阪 9/30・阪神JS 3着
13ヨイドレテンシ59西谷 誠牡・7800東 6/10・東京HJ 5着
14スチュードベーカー60江田 勇亮牡・61300中 9/23・ナッキー 3着
(負担重量はハンデキャップ) なお、ミナミノゴージャスに騎乗予定の田口騎手は前額部挫傷、頚椎捻挫のため横山義騎手に変更となった。
出走可能頭数超過のため、トウショウチェイス(横山義)が除外となった。

 重賞ウイナー3頭を含むフルゲートのハンデ戦で、実績馬や夏の上がり馬が多彩なメンバー構成となり、なかなか面白い一戦となりそうだ。注目は休み明けだが、春に京都JSを制し、東京HJでも2着した実力馬メイショウワカシオであろう。東京コースは4戦3勝、2着1回とコース実績は抜群で、 実績的には上位である。今回は休み明けだが、2月にも休み明け初戦でゴーカイを競り落としており、そんなに苦にはしないだろう。ただ他馬との比較上、63.5kgのトップハンデがポイントとなりそうだ。ファンドリロバリーは休み明けで前走は人気を落としていたが、スムーズに逃げれば実力を存分に発揮できることを証明した。 据え置きの63kgならば他馬の斤量が軽くなるとは言え、使われた2走目での前進を見込めそうで、2つ目の重賞Vのチャンスも見えてきた。チアズニューパワーは前走、2周目の向正面で躓いて落馬してしまったが、ややバランスを崩した程度であまり馬には影響はなさそうだ。今回の鞍上は関東のエース、田中剛騎手で巻き返しを狙う。 マキシマムプレイズはやや詰めが甘いが、60kgまでならば大崩れはないので、ここも期待できそうだ。スチュードベーカーは最後確実に差を詰めてくるが、もうひとつ勝ち切れないレースが続く。今回は最後の直線が長い東京コース、末脚を生かして突っ込みはないものか。ミナミノゴージャスは休み明け後、使われ上昇してきた。 ここ2走の内容が良く、2kg減のハンデを味方に上位争いをもくろむ。ショウザンスカイは前走の惨敗後、間隔を開けて立て直したがこのメンバーでどうか。他に注目する馬としては、前走休み明けで太目残りでありながら最後の伸びが目を引いたマキハタコンコルド、 斤量差はあったものの昇級初戦でロードアトラスを追い詰めたリンガスボーイもハンデ差を生かして逆転を狙っている。長期休み明けで好走したリマインドシルクの大駆けも。

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京都競馬場  10/28 ・ 8R  洛南ジャンプステークス  芝(外2周) 3180m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
イアラハリケーン59牧田 和弥牡・6400東 5/14・オープン 落馬
マチカネスサノオ59白浜 雄造牡・7400阪 9/30・オープン 6着
エイシンワンサイド63熊沢 重文牡・62900京 5/13・京都JS 落馬
ナムラコンコルド60嘉堂 信雄牡・5400阪 9/30・オープン 3着
ランドパワー60金折 知則牡・61150阪 4/16・オープン 3着
ウイングハゼオー58西谷 誠牡・4400京 10/8・未勝利 1着
スリータイクーン60今村 康成牡・7400阪 9/30・オープン 5着
ネクストヒーロー59岡富 俊一牡・6400京 1/15・未勝利 1着
イブキマンパワー60林 満明牡・71150名 6/3・オープン 1着
10ニホンピロエリート60北沢 伸也牡・5400阪 9/30・オープン 8着
(別定S)

 休み明けの馬が5頭いるが、その中には有力馬も多く混戦模様のメンバー構成である。この5頭の仕上がり具合でレースが大きく左右しそうだ。実績で一歩リードするのがエイシンワンサイド。昨年の新潟JSを制しておりメンバー唯一の重賞ウイナーである。しかし、春は精彩を欠く内容でどこまで復調しているかがカギとなる。 斤量、休み明けもマイナス材料なだけにどうか。ランドパワーは休み明けの前々走が快勝。前走3着も差はわずかでまだ底を見せていない。デキ次第だが、ここも好戦は間違いないだろう。イブキマンパワーは前走の中京オープンが強い内容。ここは休み明けとなるが、持ち味の先行力を生かせればオープン連勝の可能性も十分だ。 イアラハリケーンはオープンでも互角の勝負を演じてきた。ここは休み明けだが、展開が向けば上位争いに加われる力を秘めている。ネクストヒーローは未勝利勝ち後にそのまま休養、オープン初挑戦となる。飛越は安定しておりソコソコ戦えそうではあるが、ペースについてこれるかがポイントだ。
 順調に使ってきた5頭のうち4頭が前走・阪神のオープン。メンバー中最先着の3着のナムラコンコルドは最後の脚が目立った。昇級戦を考えれば、レコード決着の1.0秒差ならば健闘したと言っていいだろう。夏から力を付けてきており、好調がキープできていれば順調にきた強みで逆転を狙う。 5着のスリータイクーンは前走でも飛越は素晴らしかった。平地が続く間隔が短いコース形態から飛越力が必要となってくる。前走でオープンの流れも経験し、この馬にとって、秋はここが最大のチャンスとなりそうだ。マチカネスサノオの前走は完敗だったが、前崩れの展開になれば強烈な末脚が生きる。 ニホンピロエリートは負け過ぎの感もあるが、太め残りが敗因であり、絞れて積極的なレースができればもう少しは。
 ここが昇級戦となるウイングハゼオーだが、厳しい展開の前走を快勝。今年の4歳馬勝利第1号となった。まだまだこれから強くなる馬だろうが、ここでどういったレースができるか注目される。また、血統的にも兄が障害でも活躍(セフティーヤシマ・2勝、セフティーカイザー・1勝)し、 父がモガミと障害競走でこそ力が発揮できる血統であり今後が楽しみな逸材である。

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