2000年10月



今年の4歳一番星はウイングハゼオー!

 10月8日の京都・未勝利戦で勝利を収めたウイングハゼオーは今年の4歳世代で初めての障害勝利を収めた。障害2戦目での勝利で内容も良く、今後の活躍が期待できる。 父は障害で一時代を築いたモガミ、兄にはセフティーヤシマ(障害2勝)、セフティーカイザー(障害1勝)がおり、完全に障害血統である。兄を超える逸材に成長してもらいたい。


田口騎手がニュージーランドへ出張!

 10月18日(水)〜10月28日(土)の間、田口騎手がニュージーランドへ出張することとなった。 10月23日(月)にティラパ競馬場で行われる障害レースに騎乗する予定。


マキハタコンコルドがレコードタイムで重賞初制覇!!
 (10/14、東京9R・東京AJ)


東京競馬場  10/14 ・ 9R  第2回東京オータムジャンプ (J・G lll)  芝 3300m

着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着マキハタコンコルド58三浦 堅治牡・63:37.2 R
2着ミナミノゴージャス59横山 義行牡・63:38.1
3着ナムラカインド57白浜 雄造牡・63:38.31. 1/211
4着12マキシマムプレイズ60林 満明セ・63:38.93. 1/2
5着チアズニューパワー62田中 剛牡・63:39.32. 1/2
6着ファンドリロバリー63山本 康志牡・83:40.1
7着リマインドシルク57古川 寛和牝・83:40.31. 1/412
8着リンガスボーイ58宗像 徹牡・63:40.4  1/2
9着14スチュードベーカー60江田 勇亮牡・63:40.5  1/2
10着メイショウワカシオ63.5嘉堂 信雄牡・73:41.7
11着13ヨイドレテンシ59西谷 誠牡・73:41.8  クビ14
12着11ショウザンスカイ59成田 均牡・53:42.01. 1/210
13着ショウナンザサマー57矢原 洋一牝・53:42.713
14着10トキオエクセレント58栗原 洋一セ・73:42.91. 1/4
単 (7) 350     複 (7) 170 (4) 250 (8) 940
枠 3−5  750     馬 4−7  1820晴・良
ワ 4−7  730    7−8  3050    4−8  3960
(レース)
 予想通りファンドリロバリーの単騎逃げでレースが流れた。2番手にはマキシマムプレイズ、ナムラカインドが直後からで、そのあとは一団となっていた。 1周目を過ぎると徐々に前がペースを上げて馬群がバラけてきた。マキハタコンコルドは中団からじっくりと進み、ミナミノゴージャスがピッタリとマークしていた。人気のメイショウワカシオは後方で手応えが苦しく追走だけで一杯の様子だった。 3コーナーでマキシマムプレイズがファンドリロバリーを捕らえにかかったところで、3番手のナムラカインドが一気にスパートし先頭に立ち直線に向いた。この時すでにマキハタコンコルドは直後の外まで進出しており、最終障害後に後続を一気に突き離した。 2番手には外から差を詰めたミナミノゴージャスが早目先頭のナムラカインドを捕らえて浮上した。

(短 評)
【1着】 マキハタコンコルド
 太目の前走を叩いて今回はきっちり仕上げてきた。道中は中団に待機していたが、4角から徐々に進出し、最後の直線では余裕を持って抜け出した。この馬向きの流れになったこと、ハンデが軽かったこともあったが、全く危なげのない完勝だった。 レコード勝ちの快勝で、今後の活躍も期待できる内容だった。
【2着】 ミナミノゴージャス
 ここ2走同様、4角から進出して抜け出そうとする競馬を試みたが、今回は相手が悪かった。最後は外からしっかりと伸び、きっちりと2着を確保。ここ最近の内容ならば、常に安定した成績は残せるだろう。
【3着】 ナムラカインド
 未勝利勝ち後の一戦だったが、3番手から進み、4角で一気にまくってきた。最終障害後の坂上でやや一杯となって伸び切れなかったが、積極的なレースでの3着は評価できる。 今回のレースで脚質に幅が出たようにも感じた。
【4着】 マキシマムプレイズ
 ファンドリロバリーの2番手を追走する形から4角で先頭に立ったものの、早目にナムラカインドに来られて苦しい展開。 直線では踏ん張っているものの4着に粘るのがやっとだった。
【5着】 チアズニューパワー
 4、5番手の絶好位を進んでいたが、勝負どころの4角で置かれ、最後差を詰めてはいるものの5着までに終わった。ハンデ差もあったが、この馬の持ち味が生きるのはやはり中山。
【6着】 ファンドリロバリー
 ハンデ差があったことも敗因の一つではあるが、今回は全体的に雑な飛越が多かった。2周目の3コーナーで交わされたところで、もう手応えが残っていなかったようだ。
【7着】 リマインドシルク
 人気を考えればまずまず走っている。長期休養明けの2走目ということでまだまだ上積みも見込めそうで、次走あたり変わり身も?
【8着】 リンガスボーイ
 中1週で見えない疲れが残っていたのか、前走見せた実力を発揮できずに終わった。
【9着】 スチュードベーカー
 ここ最近見せていた決め手を発揮できぬままに敗れた。夏の疲れがやや気がかりだ。
【10着】 メイショウワカシオ
 休み明けで太め残り。トップハンデもあって道中は追走だけで手一杯だった。全く見せ場のない惨敗だったが、 春に見せた実力から考えれば、この一戦だけでは見限れない。次走での巻き返しに期待したい。

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ランドパワー、休み明けを苦にせず快勝!!
 (10/28、京都8R・洛南JS)


京都競馬場  10/28 ・ 8R  洛南ジャンプステークス  芝(外2周) 3180m

着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着ランドパワー60金折 知則牡・63:33.5
2着イブキマンパワー60林 満明牡・73:34.13. 1/2
3着マチカネスサノオ59白浜 雄造牡・73:35.5
4着ウイングハゼオー58西谷 誠牡・43:35.5  ハナ
5着10ニホンピロエリート60北沢 伸也牡・53:35.6  3/4
6着スリータイクーン60今村 康成牡・73:35.81. 1/2
7着イアラハリケーン59牧田 和弥牡・63:36.6
8着エイシンワンサイド63熊沢 重文牡・63:36.91. 3/4
9着ナムラコンコルド60嘉堂 信雄牡・53:38.9大差
10着ネクストヒーロー59岡富 俊一牡・63:43.1大差10
単 (5) 200     複 (5) 120 (9) 170 (2) 240
枠 5−8  430     馬 5−9  530小雨・良
ワ 5−9  270    2−5  650    2−9  1000
(レース)
 レースを引っ張ったのはイブキマンパワー。それをマークしての2番手をランドパワーが追走し、終始この2頭のレースとなっていた。2周目の向正面で徐々に後続も差を詰めてきたが、前2頭が道中スムーズに運んでいて最後まで手応えも十分。 4角では前2頭の一騎打ちムードで、最終障害でランドパワーが突き離して快勝した。

(短 評)
【1着】 ランドパワー
 これで4戦3勝。序盤はやや飛越にばらつきはあったものの、この中間あまり障害練習はしていないことを考えれば上々。最後の方はしっかりとした飛越で問題はなかった。 やや行きたがっていたが、スタミナ面には全く影響はなく、距離が伸びても大丈夫だろう。順調ならば重賞はもちろん、G l 制覇までも視野に入れられる力の持ち主と評価している。
【2着】 イブキマンパワー
 休み明けも苦にせず、軽快な飛越で終始先頭でレースを進めた。ランドパワーにマークされる展開であったが、そんなにきつい展開ではなかった。直線ではランドパワーに突き離されたが、 最後までしぶとく食い下がり3着以下には大きく差を付けた。距離が伸びてどうかだが、気分良くハナを切れれば結構しぶとく、それは重賞でも十分通用するであろう。
【3着】 マチカネスサノオ
 前が残る展開で唯一後方から脚を伸ばしてきた。前2頭には完敗だが、前が止まる展開になってくれば上位台頭のチャンスも十分あるだろう。
【4着】 ウイングハゼオー
 昇級戦としては上々の内容。積極的なレースぶりで最後まで頑張っていた。4歳という若さもあり、今後に楽しみが広がる内容であった。
【5着】 ニホンピロエリート
 中団よりやや後ろから。最後は3着争いまで絡んできた。オープン2走目でペースにも慣れてきたのが良かったのか、前走とはレースぶりが一変した。
【6着】 スリータイクーン
 スタートの出遅れで前に行けず。道中は持ち味の「究極の飛越」が出ずじまい。最後差を詰めるも6着まで。
【7着】 イアラハリケーン
 休み明けの分、最後息切れ。レースぶりは悪くなかったので、叩いての上積みを期待したい。
【8着】 エイシンワンサイド
 勝負どころで動けず、最後は手応えもなかったようだ。この馬は使われて本領を発揮するようで、次走の一変に期待したい。
【9着】 ナムラコンコルド
 中間一頓挫あった影響か、最後の直線ではバッタリ止まってしまった。いつもの末脚は影を潜めていた。
【10着】 ネクストヒーロー
 休み明けで大幅な馬体減。離れた後方からのレースで最後まで見せ場なく惨敗。やや負け過ぎの感もあった。

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