2000年主要レース出馬表一覧(2月)




東京競馬場  2/5 ・ 8R  春麗ジャンプステークス  直線ダート 3300m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
サンデーメイト60鈴木 寿牡・8400中 1/22・未勝利 1着
ジュピテリアン60成田 均牡・6400京 1/8・牛若丸J 3着
ノーザンレインボー63田中 剛牡・118150中 12/18・中大障害 9着
カミノリファード60穂苅 寿彦牡・9400中 1/15・中新春J 8着
ケイティタイガー63マジョルクリック牡・1211590京 1/8・牛若丸J 10着
メジロファラオ63大江原 隆牡・85950中 12/18・中大障害 7着
チアズニューパワー60三浦 堅治牡・61300中 1/15・中新春J 1着
メイショウワカシオ60嘉堂 信雄牡・71150東 11/21・オープン 1着
ダブルサンキュー60田口大二郎牡・71150中 1/15・中新春J 5着
10キングスロード60江田 勇亮牡・7400中 1/15・中新春J 6着
11ゴーカイ60横山 義行牡・84900中 12/18・中大障害 2着
12ホッカイマーカム60瀬古 正明牡・6400中 1/15・中新春J 落馬
13メイショウデンセツ59白浜 雄造セ・51950京 1/8・牛若丸J 9着
(別定SSS)
出走可能頭数超過のため、スプリングマーチが除外となった。

 関東の実力馬が集結し、楽しみな一戦となった。何と言っても注目はゴーカイであろう。中山大障害ではゴッドスピードにハナ差敗れはしたが、内容的にはほとんど遜色のないものだった。今回は斤量にも恵まれ、今年の飛躍の一歩目として踏み出してほしい。直線は芝の方がいいタイプだが、ダートがこなせないわけではない。 2走前の同距離のオープンでは3着に敗れているが、その時は64kgを背負ってのもので仕方ないと言える。メジロファラオは前走1番人気に応えられず最後失速した。早め早めの競馬が逆に目標とされる形となり苦しくなった。ここ最近は中山以外で実績を残せていないが、東京3100mのレコードホルダーであるように東京が向かないわけではない。 斤量面は不利だが、地力でなんとかならないか。ノーザンレインボーは前走がやや消極的なレース。一昨年のような強さが影を潜めてきたここ2走、年齢的な衰えが感じられる。叩き3走目で変わり身はないだろうか。ケイティタイガーもここ2戦はいいとこなし。年齢的な衰えは否めないが、マジョルクリック騎手の腕で復活を。 前走の中山新春JSを快勝したチアズニューパワーはまだ底を見せておらず、ここでも楽しみな逸材である。初コースとなるが、不安より期待の方が大きい。メイショウワカシオも2連勝中だが間隔がやや開いてどうか。前走のレコード勝ちは強い内容だったが、再度展開がはまるかはやや疑問。 いつでも堅実に走るジュピテリアン、府中でこそ末脚が切れるキングスロード、昇級戦も平地力のあるサンデーメイト、最近凡走続きだが府中と相性の良いメイショウデンセツと楽しみな馬が多い。

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京都競馬場  2/12 ・ 8R  淀ジャンプステークス  直線ダート 3170m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
ファンドリロバリー61出津 孝一牡・81300京 1/29・オープン 5着
タガノゲール60植野 貴也牡・8800京 1/29・オープン 9着
ドングリ59嘉堂 信雄牡・8400中 1/15・中新春J 3着
ローズコンテッサ58白浜 雄造牝・61150小 9/5・オープン 1着
イブキハイシーザー60林 満明牡・9800京 1/29・オープン 2着
エイシンコンウェー59西谷 誠牡・5400京 1/23・未勝利 1着
エイシンワンサイド63熊沢 重文牡・62900阪 9/25・阪神JS 5着
メジロライデン59藤井 正輝セ・5400京 1/9・未勝利 1着
シャンパンファイト62小林 徹弥牡・102200東 10/24・東京AJ 8着
10スプリングマーチ60高橋 康之牡・8400中 1/15・中新春J 2着
11ショウザンスカイ59今村 康成牡・5400京 1/29・オープン 4着
12マキシマムプレイズ61高田 潤セ・61150京 1/29・オープン 1着
13ヨイドレテンシ60マジョルクリック牡・7800京 1/8・牛若丸J 5着
14ナリタハヤテ59酒井 浩牡・6400京 1/29・オープン 3着
(別定S)

 14頭のフルゲートに加えて、バラエティに富んだメンバー構成となった。休み明けの実績馬 VS 1/29の京都オープン上位馬の戦いが中心となりそうだ。エイシンワンサイドは3連勝で新潟JSを制し、62kgを背負った阪神JSでも5着と健闘した。ここに入れば実績は上位だが如何せん休み明け。 そのあたりが初斤量63kgを含めて不安な材料である。シャンパンファイトは最近の好走実績は阪神に集中しており、京都では苦しいところだ。さらに休み明けに加えて62kgの斤量は比較上不利で、10歳という年齢からやはり苦戦が強いられそうである。 ローズコンテッサは前回の休み明けを見る限り、一度使ってからの方が良さそうだ。直線のダートも気になり、今回は様子見が妥当であろう。京都オープン組では、快勝したマキシマムプレイズは4kg増の斤量と相手強化で前走のような競馬ができるかは疑問。 イブキハイシーザーは復調気配で前走ぐらいは走れそう。だが、最後の詰めの甘さが解消しないことには勝ち切るまでは難しい。ナリタハヤテは休み明けでも3着と好走。徐々に力は付けてきているようだ。今回も走れば本物だが、時計が早くなるとやや苦しいのは否めない。 ショウザンスカイは前走のように末脚にかけれればひょっとする可能性はあるが・・・。ファンドリロバリーは下手に控えるより積極的に行った方がいいみたい。前走は太め残りだったので、絞れていればチャンスも。 ドングリとスプリングマーチの中山新春JS組も侮れない。スプリングマーチは前走、3着以下を完封したレースを見せており、障害連対率10割の安定感はここでも通用しそうだ。ドングリは京都のような障害数が多いコースでは飛越時に差が開いてしまう恐れがある。末脚は確実だが、コースが合うかどうかは難しい。 昇級となる2頭はともに前走が強い勝ち方だった。エイシンコンウェーは末脚が切れて一気に突き抜けた。3走目ともなればさらに飛越が安定しそうで、前進が見込めそう。メジロライデンは前走掛かりぎみだったが、飛越が巧くスタミナの消耗が少ないため最後突き離せられたのだろう。相手が違う今回が正念場である。 タガノゲールは叩き2走目で前進も望めるが、全盛期の力がなくて・・・。ヨイドレテンシは極端な前崩れか時計がかかって浮上するタイプ。この舞台ではやはり苦戦は免れないだろう。

 余談だが、関西馬で賞金800万円(未勝利、400万以下の2勝馬)の馬は現在3頭しかいないが、その3頭が揃って出走してきた。今後の重賞において微妙な立場(除外対象か否か)なだけに賞金の加算が急務とされるが、400万以下が廃止されて約1年ずっと勝ち切れなかったことを示す金額でもあり、 復活が待たれるところだ。実績的にも3頭とも重賞での入着経験があるのだから、劣っているとは思えない。がんばれ!! という訳で、オープン勝ちもないのに別定Sでは斤量が1kg増となってしまうかわいそうな?賞金800万円の馬たちを密かに応援している今日この頃でした(笑)。 ちなみにこの3頭とも未勝利、400万以下を連勝しているのも何かの縁でしょうかねえ・・・。

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阪神競馬場  2/26 ・ 5R  オープン  直線ダート 3140m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
マキシマムプレイズ58▲高田 潤セ・61150京 2/12・淀JS 10着
ナリタハヤテ59酒井 浩牡・6400京 2/12・淀JS 13着
ショウザンスカイ59嘉堂 信雄牡・5400京 2/12・淀JS 6着
シンワタイクーン59植野 貴也牡・5400京 2/13・未勝利 1着
エイシンコンウェー59西谷 誠牡・5400京 2/12・淀JS 5着
サンダルウッド58熊沢 重文牝・6400京 1/9・牛若JS 4着
シャンパンファイト62小林 徹弥牡・102200京 2/12・淀JS 14着
タガノゲール60林 満明牡・8800京 2/12・淀JS 11着
サンキングラッド59北沢 伸也牡・5400中 1/15・中新春J 9着
(別定S)

 ややレベルの低いメンバー構成。サンダルウッドは強いメンバーだった前走の牛若丸JSでも単騎で大逃げして見せ場を作る4着に健闘。あれだけ走れればこの相手ならば勝ち負けまで可能だろう。昇級2走目でチャンス。エイシンコンウェーも昇級2走目。昇級戦の前走はまずまずのメンバーが揃った中、5着と好走した。 前走のように早めに動くのか、ジックリと末脚にかけるのか、この馬の真価が問われるこのレースでこの馬に合った乗り方を見出してほしい。サンキングラッドは目標となってしまった前走は度外視。未勝利を強い勝ち方で快勝した阪神で一変を期待。あとはここ2走、末脚がしっかりしてきたショウザンスカイも上位争いに食い込めそうだ。 前々走でオープン勝ちをしたマキシマムプレイズは斤量減で、シャンパンファイトはコース替りで前走からの巻き返しがあるのかも注目だ。

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