1999年11月


11月

ファンドリロバリー、ぎりぎり踏ん張って2勝目!
 (11/6、東京8R・秋陽JS)


着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着ファンドリロバリー60出津 孝一牡・73:38.0 R
2着アポンマイワード60浜野谷憲尚牡・53:38.0  ハナ
3着マキハタサーキット60三浦 堅治牡・53:38.21. 1/2
4着ジュピテリアン59成田 均牡・53:38.2  ハナ
5着ダッシュホーラー60嘉堂 信雄牡・63:38.83. 1/2
6着サンライトストーム60田口大二郎セ・73:39.01. 1/4
7着エアファントム60鈴木 寿牡・73:39.9
8着エムジースナイパー60栗原 洋一セ・63:40.53. 1/2
9着ミデオンヨミヒト59大江原 隆牡・53:41.13. 1/2
10着10メイショウノジギク58酒井 浩牝・53:46.7大差10
単 (4) 240     複 (4) 150 (9) 380 (6) 630
枠 4−8  1690     馬 4−9  2360晴・良
(レース)
 大方の予想通り、サンライトストームの大逃げでレースは流れた。出方が注目されたファンドリロバリーは最初の障害では内目の最後方の位置に付けていた。そこから徐々に進出し、正面の4つの連続障害後には2番手に上がっていた。2周目に入ってもサンライトストームが単騎先頭で、2番手集団は一団という隊列は変わらなかったが、 3角でスピードが落ちてくると、2番手集団との差が詰まり、4角ではファンドリロバリーが交わし先頭に立った。直後でレースを進めていたアポンマイワード、ジュピテリアンも一緒に動き、可動式障害を飛んでからは接戦となった。内粘るファンドリロバリーをアポンマイワードが捕らえにかかり、並んだところがゴールだった。 ジュピテリアンは伸び切れず、すごい脚で突っ込んできたマキハタサーキットにゴール前で交わされての4着に敗れた。

(結果分析)
 ファンドリロバリーは内目の最後方で最初の障害を迎え、飛越ごとに徐々に順位を上げて2周目に入ったところで2番手に浮上。前を行くサンライトストームを自ら捕らえに行き、最後は追ってきたアポンマイワードとの競り合いを制した。逃げにこだわらなくても力が出し切れたのは収穫であろう。また、タイムも先日の東京AJより0.6秒速く、 レコードタイムとなった。平地力は断然で、しかも自在に立ち回れるようになったことから、今後も注目していきたい一頭である。アポンマイワードはファンドリロバリーを見ながら徐々に進出し、最後ハナ差詰めたところがゴールだった。ようやくオープンのペースに慣れてきたようで、 飛越も安定しているので、相手次第でオープンでも戦っていけるメドは立っただろう。マキハタサーキットは中団やや後ろから直線で一気に追い込んできた。前走の未勝利勝ちは明らかに展開に恵まれた内容だったが、今回は味のあるレース内容だった。最後の脚が本物なのかは分からないが、 今後につながるレースではあった。ジュピテリアンは最後伸び切れず4着に終わった。平地力でやや見劣るので、最後はその差が出てしまった。飛越は無難で、非常に安定している。 どちらかといえばスタミナタイプのように感じるので、中山コースの方が向いているように思う。ダッシュホーラーは初のオープンと言うことで5着ならば上々だろう。障害デビュー時は飛越が危なっかしかったが、ようやく安定してきたようだ。サンライトストームは休み明けのため最後は一杯になったが、 それでも勝ち馬との差はそんなになく、叩かれた次回は逃げ切りまで期待ができる。飛越のスピードは素晴らしく、スピードは現役屈指と言えよう。スタミナさえ持てば、重賞でも遜色ない力は持っている。 エアファントムも休み明けで、最後は水をあけられてしまった格好となった。叩かれての期待をしたいが、次で一変となるかは疑問である。実力はオープンでも十分通用するが。エムジースナイパーはスピード不足、ミデオンヨミヒトはスタミナ不足、メイショウノジギクは力不足。

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ロードアトラス、圧勝で重賞初制覇!
 (11/20・京都10R 京都HJ)


着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着11ロードアトラス60熊沢 重文セ・54:28.2
2着フジノセイガイハ60嘉堂 信雄牡・64:31.7大差12
3着ゴッドスピード62西谷 誠牡・64:32.12. 1/2
4着エイシンルーチン60北沢 伸也牡・54:34.0大差
5着12ヨイドレテンシ60酒井 浩牡・64:40.9大差11
6着マイネルタスク60今井 規和牡・74:41.2
中止10ポリッシュボーイ60牧田 和弥牡・5落 馬
中止ロングイカロス60植野 貴也牡・5落 馬
中止リンクローレル60合谷 喜壮牡・6落 馬
中止13クラウドクロス60林 満明牡・5落 馬13
中止イチバンリュウ62金折 知則牡・6落 馬
中止マジックサークル58白坂 聡牡・4落 馬10
中止メイショウデンセツ58白浜 雄造牡・4落 馬
単 (11) 310     複 (11) 160 (2) 1520 (1) 310
枠 2−7  8600     馬 2−11  17710晴・良
(レース)
 最初の障害でメイショウデンセツが落馬して嫌なスタートとなった京都HJ。3つ目の障害でさらにマジックサークルが落馬し4歳馬2頭がカラ馬となって駆ける危ない展開となった。先頭に立ったのはリンクローレルとイチバンリュウ。ともにマイペースに徹していたようだった。 カラ馬を気にしながらの飛越が続く先行集団だったが、2周目3コーナーの最大の難所・ビッグスワン(バンケット障害)も1頭の落馬もなく終え、序盤の2頭の落馬のことがかすみかけたところから悲劇の連続は起こった。正面の連続障害の3つ目でイチバンリュウが転倒、 向正面ではカラ馬の影響で内側の植え込みにぶつかってクラウドクロスが落馬、それとほぼ同じに先頭を走っていたリンクローレルが躓いて落馬。場内は次々と落馬するこのレースに悲鳴にも感じるどよめきが続いた。そんな中、中団から一気に3コーナーで先頭に立ったロードアトラスが絶好の手応えで抜け出しにかかり最終障害を迎える。 前2頭は無難な飛越を終えたが、3番手に上がってきたロングイカロスが着地時に躓いて落馬、直後を走っていたポリッシュボーイはこれをよけたものの、馬がとっさによける動きにバランスを崩した騎手が落馬。手応えの残っていたこの2頭の落馬でロードアトラスは一人旅、 2着にフジノセイガイハが粘った。勝ったロードアトラスは1番人気に応える圧勝だったが、2着のフジノセイガイハはブービー人気で馬連万馬券の波乱の結果となった。このレースの終了後に2頭の前途有望な障害馬が予後不良となったようだ。ご冥福を祈りたい。 また、マイネルタスクも左前浅屈腱不全断裂を発症。騎手では金折騎手が右肩打撲傷、右鎖骨々折の負傷を負っている。ともに早期の復帰を願っている。

 7頭もの落馬は障害競走で過去最多の悲しい記録として残ってしまった。

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メイショウワカシオ、レコード勝ちで2連勝!!
 (11/21、東京・オープン)


着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手タイム着差人気
1810メイショウワカシオ660三浦 堅治3:39.0 R6
255ダッシュホーラー660嘉堂 信雄3:39.21. 1/21
366ゴーカイ764田中 剛3:39.3  クビ4
422ダブルサンキュー660横山 義行3:40.68
511ホーマンランドオー959北沢 伸也3:41.59
644エイシンオリンピア859大江原 隆3:41.71. 1/45
733ヴィクタールミネス660西谷 誠3:42.07
889サンライトストーム760田口大二郎3:42.21. 1/43
978エーピーランド759山本 康志3:42.51. 3/42
中止77ドングリ759成田 均落 馬10
単 (10) 1000     複 (10) 250 (5) 160 (6) 210
枠 5−8  640     馬 5−10  2010晴・良

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