1999年主要レース出馬表一覧(11月)




東京競馬場  11/6 ・ 8R  秋陽ジャンプステークス  芝 3300m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
エアファントム60鈴木 寿牡・7800福 7/10・オープン 2着
ダッシュホーラー60嘉堂 信雄牡・6400東 10/9・未勝利 1着
エムジースナイパー60栗原 洋一セ・6400東 10/24・東京AJ 5着
ファンドリロバリー60出津 孝一牡・7400東 10/24・東京AJ 3着
ジュピテリアン59成田 均牡・5400東 10/10・オープン 3着
マキハタサーキット60三浦 堅治牡・5400京 10/17・未勝利 1着
ミデオンヨミヒト59大江原 隆牡・5400東 10/10・オープン 8着
サンライトストーム60田口大二郎セ・71150東 5/22・オープン 4着
アポンマイワード60浜野谷憲尚牡・5400東 10/24・東京AJ 4着
10メイショウノジギク58酒井 浩牝・5400京 10/16・洛南JS 5着
(別定S)

 メンバー的にはやや物足りないが、別定Sのオープンとしては10頭集まったこともあり、それなりに面白い一戦となりそうだ。エアファントムは休み明けだが、中山大障害(秋)4着など実績は上位。オープンでも惜しい競馬をしているだけに、今回も大崩れはしないだろう。勝ち切れるかどうかは疑問だが。 ダッシュホーラーは左回りが合うのか、前走は直線で突き離す圧勝。再度左回りで期待がかかるが、昇級戦で即通用するかはやってみないと何とも言えず、今回が試金石となる。エムジースナイパーは東京AJで5着。その前のオープンでも5着と堅実に走っているが、もうひとつピリッとしない。 中山が合いそうなタイプのようにも思う。ファンドリロバリーは東京AJ3着。ゴール前でわずかに交わされて連は守れなかったが、落馬からの復調気配は十分感じられた。逃げた方が力を発揮できそうだが、今回は強力な同型がいるので、展開的にきつくなりそうなだけにそれをこなせるかがポイントだ。 逆にジュピテリアンは末脚に光るものを持つタイプ。前走は休み明けで伸び切れなかったが、叩かれた今回はチャンスだ。飛越が巧いのもこの馬の持ち味である。マキハタサーキットは兄・マキハタゴールドに続き未勝利勝ちを収めた。展開が恵まれた感が大きい前走。今回は楽な競馬ができそうもなく、苦戦が強いられそうだ。 素質はありそうだが。ミデオンヨミヒトは休み明けの前走が惨敗。飛越は巧かったが、掛かりぎみにレースを進めて息切れしてしまった。東京AJを自重してここを目標に仕上げてきたようで、未勝利戦をレコードタイムで圧勝した実力を再度見直したい。サンライトストームは休み明けだと息が持つかの心配はあるが、 ここならばスピードが一回り違う。息さえ持てば、直線の芝もこの馬にはプラスに作用しそうで、押し切る場面も十分考えられる。アポンマイワードは東京AJで4着に善戦。55kgのハンデにも恵まれたが、最後はまずまず伸びていた。相手弱化のここなら連圏内も可能だろう。 メイショウノジギクはスムーズなレースができた前走だったが、5着どまり。掲示板には載ったが、力の差を痛感させられた。オープンでは苦しいような気がする。

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京都競馬場  11/20 ・ 10R  第1回京都ハイジャンプ (J・G ll)  芝 3930m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
ゴッドスピード62西谷 誠牡・68850中 4/11・中山GJ 9着
フジノセイガイハ60嘉堂 信雄牡・6400京 10/30・オープン 6着
エイシンルーチン60北沢 伸也牡・5400京 10/23・未勝利 1着
マジックサークル58白坂 聡牡・4400京 10/31・未勝利 1着
マイネルタスク60今井 規和牡・72900東 6/12・東京HJ 2着
イチバンリュウ62金折 知則牡・63450東 10/24・東京AJ 6着
メイショウデンセツ58白浜 雄造セ・41950東 10/24・東京AJ 2着
ロングイカロス60植野 貴也牡・52150小 7/18・小倉SJ 1着
リンクローレル60合谷 喜壮牡・6400京 10/16・洛南JS 3着
10ポリッシュボーイ60牧田 和弥牡・51150京 10/30・オープン 1着
11ロードアトラス60熊沢 重文セ・51300京 10/16・洛南JS 1着
12ヨイドレテンシ60酒井 浩牡・6800(福 11/6・西郷特 8着)
13クラウドクロス60林 満明牡・5400(新 4/25・二王特 13着)
(4歳・58kg、5歳以上60kg。牝馬2kg減。
中山大障害もしくはJ・G l 競走1着馬3kg増、
京都大障害もしくはJ・G ll 競走1着馬2kg増。)


 障害グランプリホースは不在だが、それを補うだけの実力馬が揃い、この秋の重賞では間違いなく1番のメンバー構成となった。注目馬は多いが、中でも障害重賞2勝のゴッドスピードが復帰することは多くのファンが望んでいたことだろう。 休み明けは不安であるが、昨年の京都大障害に該当するこの距離・コースは得意としており、仕上がり次第ではあっさり勝っても全く不思議ではない。ここを使って中山大障害であろうが、今回の方がレースがしやすいのは一目瞭然。好勝負が期待できる。 そのゴッドスピードをこの京都・3930mで負かしたのがイチバンリュウ。レース名は変わったが、事実上の連覇を狙う。前走は左回りが合わず不甲斐ないレースとなったが、6戦3勝、4連対でしかも重賞2戦ともに連対の京都コースならばあんなことはないだろう。 もっとも力を出し切れる舞台で前走の汚名返上に燃える。マイネルタスクは5戦してまだ連対を外していない。オープン2勝、G ll でも2着と実績では見劣っていない。今回は休み明けに距離延長と不安な点もあるが、安定した飛越と自在に運べるレースセンスは抜群。 出走馬中唯一の関東馬、意地を見せてもらいたい。ロングイカロスは3戦目の前走・小倉SJで重賞制覇を成し遂げた。前崩れの展開と軽ハンデに恵まれたのは否めないが、それでも力がなければ簡単には重賞は勝てない。休み明けの今回は厳しい戦いが予想されるが、 未知の魅力を感じる同馬、重賞連覇の可能性もありうる。底を見せていないと言えば、4歳馬のメイショウデンセツもそれに当てはまる。3戦2勝、連対率100%。前走の東京AJはそれまでの先行策から一転して待機策を取り、2着にまで差してきた。 若さあふれる同馬、勢いに任せて重賞制覇を成し遂げても不思議でない。関西のオープン競走で勝ち上がってきたロードアトラス、ポリッシュボーイの2頭も侮れない。ロードアトラスはやや飛越にもたつきはあるが、スタミナは十分。最後確実に伸びてくる末脚は堅実。 前走よりも相手は強くなるが、ローテーションなど順調に来ているだけに上位争いに顔を出してくるであろう。ポリッシュボーイは飛越が巧く、いつも上位争いに絡んでくる。前々走は早く動き過ぎて敗れたが、前走はぎりぎりまで我慢しての差し切り勝ち。 着差以上に強い内容だった。長い距離も経験済みで大崩れは考え辛い。ほかでは障害緒戦を快勝したエイシンルーチンがどこまでやれるかが注目される。

 このレースのポイントはもちろん2周目3コーナー前にある三段跳び障害・「ビッグスワン」。有力馬の中ではゴッドスピード、イチバンリュウの2頭はこの障害に慣れている分、有利となってくる。

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東京競馬場  11/21 ・ 5R  オープン  直線ダート 3300m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手
ホーマンランドオー59北沢 伸也
ダブルサンキュー60横山 義行
ヴィクタールミネス60西谷 誠
エイシンオリンピア59大江原 隆
ダッシュホーラー60嘉堂 信雄
ゴーカイ64田中 剛
ドングリ59成田 均
エーピーランド59山本 康志
サンライトストーム60田口大二郎
10メイショウワカシオ60三浦 堅治
(別定S) なお、エイシンオリンピアに騎乗予定の金折騎手は前日のレースで落馬負傷したため大江原騎手に変更となった。

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