1999年2月


2月

2/6・東京5R オープンの結果

着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手タイム着差人気
122ダブルサンキュー659横山 義行3:25.82
2711タイヨーテースト559出津 孝一3:26.01. 1/27
3710ジュピテリアン559成田 均3:26.1  3/41
457リンデンバウム860浜野谷憲尚3:26.41. 3/44
544サロンミュージック860田中 剛3:26.4  ハナ3
645リズムオースズカ660北沢 伸也3:26.5  クビ5
768レディーリベロ757山本 康志3:26.92. 1/210
856フジノセイガイハ660嘉堂 信雄3:27.21. 3/48
933サンライトストーム759田口大二郎3:27.51. 3/49
1011セカンドメイト859鈴木 寿3:27.6  1/213
11813キングスロード659矢原 洋一3:28.02. 1/211
1269フジヤマリジェント760大江原 隆3:28.42. 1/212
13812チアズロッキー861三浦 堅治3:39.9大差6
単 (2) 390     複 (2) 150 (11) 300 (10) 200
枠 2−7  570     馬 2−11  2460晴・良

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瀬古騎手、障害専門騎手に!!

 現在落馬負傷によって休養中である瀬古騎手が平地免許を返上して、障害競走一本で騎乗していくこととなった。体重の関係もあり、ここ最近は障害競走での騎乗ばかりだったためあまり違和感はないが、 勇気ある決断に拍手を贈りたいとともに、早く復帰して元気な姿を見せてほしいものである。


グランドハヤブサ、競り合いを制す!
 (2/13・京都5R オープン)


着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着グランドハヤブサ60出津 孝一牡・73:34.8大差
2着13フィールドエフワン60小林 徹弥牡・83:34.8  ハナ
3着11ロングフォーウィン59佐伯 清久牡・53:35.43. 1/2
4着カブトフドオ60合谷 喜壮牡・53:35.71. 3/4
5着ドングリ60嘉堂 信雄牡・73:36.4
6着シャンパンファイト58▲白浜雄造牡・93:37.110
7着シンメイアユチ60植野 貴也牡・63:37.1  クビ
8着メイトウマサムネ59熊沢 重文牡・63:37.812
9着フライトスズカ60北沢 伸也牡・83:37.8  アタマ
10着ライラチェック60上籠 勝仁牡・73:39.0
11着14フジノセイガイハ60川合 達彦牡・63:39.711
12着10ウチュウノキセキ59藤井 正輝牡・53:39.8  1/213
中止12オーソリティー60酒井 浩セ・6落 馬
取消イブキハイシーザー60林 満明牡・8
単 (1) 300     複 (1) 150 (13) 310 (11) 1200
枠 1−8  1620     馬 1−13  1610曇・良(ダ重)
(レース)
 逃げると思われていたオーソリティーが行かず、フライトスズカが押し出されて先頭に立った。それに絡んでいったのは前走後ろから行ってさ以後甘くなったカブトフドオ。スタートもまずまずで、やや押し気味に前に行った。 3つ目の障害でカブトフドオは踏切が遠く、落馬寸前だったが持ち直し、この2頭が先頭に立つレースとなった。そして、この前2頭を見る形でドングリが続き、淡々とした流れとなった。フィールドエフワンは中団、グランドハヤブサはそれよりやや後方の位置どりだった。 2周目の正面の水濠障害でフライトスズカがトモを落とし後退すると、押し出されたカブトフドオもハナを嫌い抑えたためペースが落ち着いてしまった。そのペースを嫌い、一気に進出したグランドハヤブサが仕掛けて上がって行くと、先行勢は総崩れ。唯一先行勢ではカブトフドオが最終障害まで食らいつくも、 最後は力尽きた。一気にリードを広げたグランドハヤブサだったが、早仕掛けがたたり直線でフィールドエフワンに詰められるもそのままハナ差押し切った。大外から伸びたロングフォーウィンは3着まで。

(結果分析)
 勝ったグランドハヤブサは自分から動いて早め抜け出すレース。持ち味のスタミナを存分に生かした。先に動いた分最後危なかったが、きっちりと押し切った。未勝利戦に次いで2連勝、距離延長も問題なく、苦手の水濠障害さえ克服すれば重賞も狙えそうだ。 2着のフィールドエフワンにとっては非常に惜しいレースだった。勢いは明らかに上だっただけに残念である。長くいい脚を使える馬で、先日牛若丸ジャンプSを勝ったデピュティスズカと似たタイプ。今回のレースでオープンでも通用することが分かった。次こその気持ちだろう。 ロングフォーウィンは末脚にかけるレース。前崩れの展開が向いたのも要因だが、最後の末脚は豪快だった。展開次第で走れることを見せた。 カブトフドオはスタートがまずまずだったこともあり、積極的に先行策に出た。3つ目の障害で躓き、慎重になってしまった。もっとじっくり行った方が良さそうだ。 ドングリは先行策から最後は力尽きたが、昇級初戦としては上々の内容。キャリアからもこれから伸びる可能性を秘めている。フライトスズカは水濠での失敗が大きかった。 オーソリティーは控えるレース。落馬の際まともに転倒したので心配である。

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ゴッドスピード完全復活! 10馬身差圧勝!!
 (2/20・東京8R 春麗ジャンプS)


着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着ゴッドスピード62西谷 誠牡・63:39.5
2着デピュティスズカ60北沢 伸也牡・63:41.110
3着メジロファラオ60大江原 隆牡・73:42.1
4着ホッカイラモー60田中 剛牡・73:42.73. 1/2
5着フジヤマリジェント60林 満明牡・73:43.33. 1/2
6着ケイティタイガー63嘉堂 信雄牡・113:43.51. 1/2
7着サンライトストーム60田口大二郎セ・73:43.7
8着リンデンバウム60三浦 堅治牡・83:43.8  1/2
9着ホッカイマーカム59横山 義行牡・53:45.9大差
単 (2) 220     複 (2) 110 (8) 130 (3) 150
枠 2−8  310     馬 2−8  400晴・良
(レース)
 大方の予想通りサンライトストームの逃げでレースは流れた。2番手にはメジロファラオ、リンデンバウムが3番手、その後にケイティタイガーがつけた。ゴッドスピードは中団よりやや後方、デピュティスズカがゴッドスピードをマークする形となった。 2周目に入りメジロファラオが先頭に立つと、人気2頭も徐々に押し上げていき4コーナーでは前3頭に絞られた。最終障害飛越後、楽に先頭に立ったゴッドスピードが2頭を突き離し、最後は2着のデピュティスズカに10馬身差をつける圧勝劇を演じた。

(結果分析)
 前走の淀ジャンプSを制したゴッドスピード。叩き2走目ということで馬体も絞れ、状態も上がっていた。今回は全くの圧勝。昨春に見せた本来の力強さが戻ってきて、再び重賞戦線の主役を堂々と演じてくれそうだ。2着のデピュティスズカは−10kgが響いたか最後の伸び脚は一息だったが、 きっちり2着に突っ込んできた。これ以上の上積みは望めないかもしれないが、実力は重賞級。実力を改めて感じられることができた。メジロファラオは前走と違い早目先頭から押し切りを狙うもあっさりゴッドスピードに交わされ、最後はデピュティスズカにも差を広げられた。 連勝時の強さが影を潜めてしまった感もあるが、今回は相手が悪かったか。ホッカイラモーはこのメンバーではやはり勝ち負けまでは苦しい。オープンのメンバーなら実力は上位だが。ケイティタイガーはペースが上がってからはさっぱり。叩き良化型だけに次走に期待したい。

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西谷騎手、土日連勝!!

 土曜日の8R・春麗ジャンプSをゴッドスピードで制し、続く日曜日の5R・未勝利をメイショウクマタカで制した西谷騎手は土日の障害戦を連勝した。今年障害競走で週2勝を挙げた騎手は初めて。


阪神&5枠で復活!? ファイブポインター!!
 (2/27・阪神5R オープン)


着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差人気
1着ファイブポインター59岡富 俊一牡・53:33.3
2着タイヨーテースト59出津 孝一牡・53:33.4  3/4
3着メイショウスパート59嘉堂 信雄牡・93:34.03. 1/211
4着13シャンパンファイト61熊沢 重文牡・93:34.1  クビ
5着12ロングフォーウィン59佐伯 清久牡・53:34.31. 1/4
6着イチバンリュウ63金折 知則牡・63:34.72. 1/2
7着シンメイアユチ60植野 貴也牡・63:34.8  1/210
8着14バンダムフェイマス62西谷 誠牡・83:35.012
9着イブキハイシーザー60林 満明牡・83:36.1
10着10マキシマムプレイズ59川合 達彦牡・53:43.4大差
11着ウチュウノキセキ59藤井 正輝牡・53:43.5  1/214
中止リズムオースズカ60北沢 伸也牡・6落 馬
中止11オンエア59小林 徹弥牡・5落 馬
中止ライラチェック60上籠 勝仁牡・7落 馬13
単 (1) 300     複 (1) 150 (13) 310 (11) 1200
枠 1−8  1620     馬 1−13  1610曇・重(ダ不良)
(レース)
 抜群のスタートとダッシュ力で先頭に立ったファイブポインター。スタート後の連続障害で早くも後続に5馬身ほどの差をつけて軽快に逃げる。2番手にはイチバンリュウ、タイヨーテースト、リズムオースズカなど混戦状態。正面、たすきコースでもファイブポインターが先頭で淡々と流れる。 水濠でリズムオースズカがトモを落とし落馬してしまい、この障害以降はタイヨーテーストが2番手にぴったりとつける展開となった。 そこからは3番手集団にいた馬が背負っている馬ばかりで追走が苦しくなってきたこともあり、前2頭にとって楽な競馬となった。最終障害後一旦ファイブポインター、タイヨーテースト、シャンパンファイトが並ぶ場面があったが、 最後はファイブポインターとタイヨーテーストの争いになり、ファイブポインターが平地力の差で押し切った。後方からのメイショウスパートの脚は光ったが3着まで。

(結果分析)
 ファイブポインターは阪神で変身した。未勝利戦同様、最初のコーナーまでのダッシュ力で他馬を圧倒し、そのまま押し切った。元々飛越は巧いタイプ。今回のように楽に逃げられる展開になればしぶとい。重賞メンバーではどうかとも思うが、 スピードが生かせられ、しかも楽に逃げられる展開になれば今後も期待できそうだ。タイヨーテーストは最後までファイブポインターを捉え切れなかったが、前走に続きオープン連続2着と力のあるところを見せた。最後、出津騎手が立ち上がるような追い方になったは気になったが、 これぐらいのメンバーなら今後も好戦は可能だ。メイショウスパートは復帰後堅実に駆けていたが、今回も末脚は目を引いた。スタートでバランスを崩したのが痛かった。9歳馬だが、まだまだ元気である。メンバー次第でそろそろチャンスが有りそうだ。 シャンパンファイトは直線入り口で先頭に並び、あわやのシーンを作ったが、斤量差が響き伸び切れなかった。とはいえ、内容は良かった。阪神コースの方がやはり動く。逆にロングフォーウィンは京都コースでのレースのように末脚が切れなかった。仕掛けがちょっと早かった影響もあったか? イチバンリュウは2番手集団にいたものの、徐々に後退。飛越自体は悪くないが、休み明けと斤量の影響は大きかった。いつもは確実に伸びる末脚も完全に影を潜めていた。次に期待したい。シンメイアユチは崩れぬも、阪神コースではここまでか。 バンダムフェイマスは休み明けの今回も飛越はまずまずだったが、最後はさすがに失速した。ここを使われたことによって次には変わり身が期待できる。イブキハイシーザーは斜飛などちぐはぐなレース振り。前走取消の影響もあったか? マキシマムプレイズは行けず惨敗。リズムオースズカは好位追走も水濠でトモを落とし落馬、オンエアは最初の障害で落馬とともにちからをだせぬ間に終わってしまった・・・。

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阪神の4角障害位置が変更

 これまで、最終障害が周回コースの外側に設置されていたが、この開催からは4角の内側に設置されていた。 その関係で、何か最終障害の幅が小さく見えるのは私だけでしょうか?


開催替りで5頭が落馬・・・

 27日の阪神5R・オープンではライラチェック、オンエア、リズムオースズカの3頭が、翌日の未勝利ではメイショウビエントとカツノホークが落馬、 計5頭の馬が落馬してしまった。スタート後の最初の障害での落馬がほとんどであったのは、馬群がばらつく前にゴチャついていたことも要因となっているようだ。


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