1998年6月


6月

ゴッドスピード、余裕の5連勝!! (6/6・中京5R オープン)

着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差
1着ゴッドスピード60西谷 誠牡・53:04.3
2着メイショウレガード59岡富 俊一牡・63:05.3
3着オンワードアトゥ59北村 卓士牡・63:05.6
単 (8) 140     複 (8) 110 (7) 370 (1) 170
枠 7−8  2070

 ゴッドスピードはやはり強かった。60kg、初コースと言っても相手が相手。 4角で前の馬をスッと捕らえて先頭に立って、あとは平地力で押し切るという横綱相撲の競馬で5連勝。思えば5連勝すべてがこういう競馬だったような気がする。 飛越力、平地力、そしてこの馬を信じきっているという騎手の絶対的な信頼度がなければ、このようなレースばかり続かないだろう。こんなレースをされては、他の馬はどうしようもない。 現時点では全く注文がなく、斤量以外には不安はない。グランドスラムを狙うなら、まずは東京障害特別ということになる。ハンデ戦となるこのレースさえ斤量をこなして勝てれば、 59kgで戦える中山大障害でのグランドスラムは濃厚であろう。このあとのローテーションはよく分からないが、連戦続きなので秋に向けて充電してもらいたいものだ。 2着はなんとメイショウレガード。3つの連続障害辺りから一気にまくっていき、ゴール前で2着に上がった。展開が向いた以外にもいろいろな要素はあったが、 大健闘である。もしかして次は連闘? オンワードアトゥはゴール前で力尽きるも3着。距離短縮で粘りが強化されたが、ゴッドスピードに交わされてからは抵抗できなかった。 セフティオーシャンは徐々に飛越が巧くなってきた。秋のハンデ重賞で大仕事の予感? メジロシンドウ、シャンパンファイト、ネオチャイムズの3頭はちょっと不甲斐なかった。 ネオチャイムズは向こう正面の飛越の失敗が痛かった。

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ネーハイジャパン、完全復活!! (6/27・阪神5R オープン)

着順枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳タイム着差
1着ネーハイジャパン61出津 孝一牡・73:27.3
2着メジロバルカン56▲白浜雄造牡・63:29.1大差
3着メイショウオンデコ59古小路重男牡・53:30.0
単 (5) 180     複 (5) 120 (8) 130 (7) 290
枠 5−8  290     馬 5−8  360
  競走中止 : (3) ネオチャイムズ

 一昨年の東京障害特別(秋)、昨年の京都大障害(春)の重賞を2勝しているネーハイジャパンが貫禄を見せつけて圧勝した。約1年1ヵ月ぶりの勝利であった。 骨折明けの前走も差のない2着で、ここではメンバー的に負けられないところだった。暴走気味の逃げを打っていたこともあったが、最近は折り合いがつくようになった気がする。 相変わらず水濠の飛越は危なっかしく、完全に水しぶきが上がっていた。バランスは崩れなかったため昨年の京都大障害(秋)ほどの影響はなかったが、秋の重賞戦線を戦っていくためにはこの点を直していく必要がありそうだ。 しかし、秋に向けてまた楽しみな馬が1頭増えた。相手に恵まれた点もあるが、最終障害飛越後に後続を一気に引き離したレース振りから見て、完全復活したと言ってもいい。 2着にはまたまたメジロバルカン。今回はオープンだったが、いつもの堅実走法に変わりはなかった。白浜騎手とのコンビはこれで5走目だったが、5走ともすべて2着。 馬単馬券が存在するのなら、真っ先に2着流しをしたくなる馬だ。おそらく次は自己条件だろうから、今度こそすっきり勝ってほしい。 メイショウオンデコは未勝利勝ち即オープン挑戦で厳しいかと思われたが、スタートから先手を奪う積極的なレース。たすき後は一旦控えたが、最後に再び盛り返して3着を確保した。 内容は上々で、自己条件ならさらに期待がかかる。エリモハンサム、エイユーダンボーは前のバテた馬を交わして掲示板を確保。オンワードアトゥ、シャンパンファイトはともに息切れ。 イブキドルフィンは飛越が悪く惨敗。ネオチャイムズは落馬。得意の小倉開催がないため、この馬の復活を望むのは難しくなった。

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