1998年1月


1月

お待たせ!栗原騎手100勝達成!(1/10・中山5R)

 障害専門騎手の栗原洋一騎手(42)は、1/10の中山5R(障害未勝利)でリンガスグローリーに騎乗し1着となり、JRA現役100人目の通算100勝を達成した。 障害ではその中の58勝を挙げている。昨春に99勝を挙げて以来100勝目までは時間を要したが、今年の初騎乗で狙いすましたように達成してくるあたり、今年の栗原騎手は要チェックかも。


オーシャンカレント快勝!(1/10・京都5R)

着順枠番馬番 馬 名騎 手性・歳タイム着差
1着オーシャンカレント中竹 和也牡・63:32.8
2着エリモハンサム北村 卓士牡・6
3着ポートフリー☆西谷 誠牡・63 1/2
4着フジヤマリジェント☆金折知則牡・6クビ
5着メイトウマサムネ古小路重男牡・5
単 (9) 740     複 (9) 250 (7) 350 (2) 660  
枠 7−8  2410     馬 7−9  4400
  競走中止 : (3) エーピーネイティブ  (6) ジャンピングジョブ

 98年初のオープン競走だが、やや手薄なメンバー構成となった。前々走で落馬したエイピーネイティブだが、それまでの3戦が好内容で、このメンバーなら力は上である。 ジャンピングジョブも前走の中山大障害が差のない4着。前走に比べて明らかにメンバーの質が違う。ここなら好勝負は必至だ。・・・と誰もが思うところだが、意外な結末が待っていた。 エイピーネイティブは1周目の向こう正面で落馬。ジャンピングジョブは2周目の3コーナーで手応えが怪しくなり、最終障害で落馬。人気2頭はあえなく崩れた。それに代わって抜け出したのがオーシャンカレント。 最後は2着のエリモハンサムに5馬身差をつける圧勝だった。オーシャンカレントはこれで3勝目。平地では京都4歳特別(G lll)2着、東京優駿(日本ダービー)出走などの実績があり、平地力は一枚上である。 今後も期待できる1頭である。エリモハンサムは徐々に力をつけてきた。オープンならそこそこやれそうだ。しかし、重賞レースではやや力不足に感じる。ポートフリーは久々だったが3着に健闘。 障害のデビュー戦でウィッシュドリーム、フライトスズカの強豪を差し切った実力はだてではない。ここまで7戦して5着以下なし。本調子になれば重賞の1つは勝てそうな逸材だと信じている。

 「また、落馬した両馬ですが、最終障害で落馬したジャンピングジョブはカラ馬のまま入線した後、勝手に地下馬道まで走っていったので心配はないと思いますが、 エーピーネイティブは向こう正面の第4号障害の落馬地点で動けなくなっていました。(あきらかに骨折。) 酒井騎手も負傷した模様(翌日のレースでは負傷のため騎手変更になっていた。)で、双方の容体が心配されます。」

記事協力(現地見学) : tak4 氏


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97年度の最優秀障害馬はアワパラゴン!!

 12日にJRA賞選考委員会が開かれ、アワパラゴン(栗東・松元茂樹厩舎)が97年度の最優秀障害馬に決定した。同馬は97年に障害に転向し、 阪神障害S(秋)、東京障害特別(秋)、京都大障害(秋)の重賞3勝を含む、無傷の6連勝を飾っていた。全く文句のない受賞である。 現在は骨折休養中だが、程度も軽く、今春に復帰予定である。


ポレール 日経新春杯に登録!

 障害界の横綱、ポレールが25日の日経新春杯(京都・芝2400 G ll)に登録しています。同馬は前走で中山大障害4連覇はならなかったものの、 斤量の問題で決して力負けではなく、飛越力は間違いなく現役NO.1である。 障害界のエースとして頑張ってほしいものです。ちなみにハンデは52kg。
   ↑↑↑ 登録だけで、出走しませんでした。 ↑↑↑


積雪の影響で障害オープンが延期 (1/18・中山)

 1/15〜16にかけての首都圏の大雪の影響が障害界をも襲った。18日の中山の5Rに予定されていた障害オープンが取りやめとなり、翌週1/24に行われることとなった。 なお、1/24に行われる予定であった障害未勝利戦は取りやめとなる。18日に予定されていた障害オープンは、2/14に行われる東京障害特別(春)の前哨戦として重要な一戦であっただけに予定通り行って欲しかった。 (安全面を考えると仕方ないか・・・。)


ノーザンレインボー圧勝!(1/24・中山5R)

 雪のため一週延期となったオープン競走は、7頭という寂しい顔ぶれだったが、ノーザンレインボーが平地力の違いで9馬身差をつけて圧勝した。 今後の重賞戦線での活躍に期待がかかる。また、関東期待のもう一頭の実力馬チアズロッキーは連戦の疲れからか、見せ場なく4着に敗れた。



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