1998年7月下旬のコーカイ日誌


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冷めたピザが腐ったピザにならなきゃいいけど。(98/7/31)
 新聞によれば小渕新内閣の閣僚がほぼ決まったようです。今回の目玉は宮沢蔵相、堺屋経企庁長官、野田郵政相といったあたりでしょうが、どうにも勘違いな印象を受ける目玉です。

 まず宮沢蔵相ですが、ほとんどのマスコミで指摘されているように、なんで今さら宮沢?ということに尽きます。それほどに自民党は人材不足なのか、と。もっともこれは加藤紘一がこの時期に蔵相を受けて、小渕内閣と一緒に共倒れてしまうと、傷がつくからそれを避けるためだった、ということだそうですが、そんなことで首相より大事かも知れないと言われる蔵相が決まっていいんでしょうか?どうも相変わらず派利派略で人事が動いているとしか見えません。

 そもそも現在の閣僚に求められるのは理論ではなく実行力と決断力だと思います。官僚の厚い壁をぶち破って強引なまでに政策を実行していく力がないと、なにも日本は変わりません。ところが宮沢蔵相にしろ堺屋経企庁長官にしろ、理論はともかく政治的実行力には疑問符がつきます。まあ堺屋太一にしてみれば、ここで大臣のひとつもやっておけば、ますます箔もついて作家・経済評論家としての立場も堅固なものになるでしょうから、計算して入閣を受けても損はない、と踏んだのでしょう。しかし、目に余るようなひどい失敗すると、いくらその後で言い訳しても、評論家としての信用は失墜してしまいます。僕は結構堺屋にとってはリスキーだと思いますけどね。

 そして官僚との対決ということを考えると、野田聖子の入閣は一体なんの目的があるのか、極めて疑問です。恐らくは女性を閣僚に起用することでの内閣のイメージアップを図ろうということなのでしょうが、本気で政治を考えているのか、というブーイングは必至です。派閥のバランスと内閣の人気取りのふたつの要素を調整して閣僚を決めていった、いかにも小渕らしい人事ではありますが、このままでは冷めたピザが腐ったピザになってしまいそうで心配です。
●ストイコビッチはアーチストだった。(98/7/30)
 久しぶりにJリーグの試合を見に行きました。京都パープルサンガとの一戦。グランパスはわずかな可能性の残る優勝を目指すためには、もうひとつも負けられない状況です。しかし、かえってそれがプレッシャーになって危ういかも、と思って見ていましたが、ストイコビッチがW杯から帰国後初戦のこの試合で大活躍。3-1で軽くサンガを下すことができました。

 それにつけても改めてストイコビッチの凄さを感じた試合でした。彼は他の21人のプレーヤーとは全然次元の違うサッカーをしていました。フィールドの中でひとり華麗な舞を見せるストイコビッチは、まさにその渾名通りの「ピクシー」そのもの。ピクシーからのパスを受けるFWが岡山や野口だからこそグランパスは3点にとどまりましたが、あれがバティやロナウドだったら一体何点入ったことか。まさにピクシーはフィールドの中で芸術を見せるアーチストです。

 僕は長嶋茂雄が引退した昭和49年に、初めてプロ野球をスタジアムに見に行きました。ぎりぎりで選手・長嶋の現役時代に間に合ったわけです。その試合で長嶋は見事なホームランとファインプレーを見せて僕の中の長嶋好きを決定的なものにしました。あの感動と興奮は一生忘れないと思いますが、今日のストイコビッチのイマジネーション溢れる切れ味鋭いプレーも、その長嶋に匹敵するほどスポーツ的興奮を与えてくれる素晴らしいものでした。今後、Jリーグでどれほどの選手が登場するかわかりませんが、彼は間違いなく語り継ぐ価値がある伝説的なプレーヤーだと思います。今年12月いっぱいで退団してしまうのだとしたら、今ストイコビッチを見ておかないと大損ですぜ、お客さん。
●金田一ごっこの危険性。(98/7/29)
 和歌山県の青酸カレー事件について、早くもマスコミの取材報道合戦が過熱気味です。確かに極めて社会的興味を惹く事件だけに、マスコミが熱心に取材をするのも当然ですが、怖いのは松本サリン事件の時のように社会的不安を背景に犯人をでっち上げるような行為が行われることです。とにかくこうした事件の時には不安感から早く犯人を特定して安心したいという心理が働きます。ですが、「あの人は日頃から言動がおかしい」「妙に毒物に詳しい」「近所付き合いが悪い」「いつもパソコンに向かっている」「web日記とかいうものを書いているらしい」などというような曖昧な理由で、無実の人を容疑者扱いしてしまうことがあってはならないのです。

 しかもマスコミが神戸の少年事件の時のように、「金田一ごっこ」に走って安易な謎解きを延々と繰り広げて適当な犯人像をでっち上げたりしようものなら、社会全体で冤罪作りに走りかねません。小説ではない、実際に起きた謎に満ちた殺人事件でみんなが金田一やコナンになりたい気持ちはわかりますが、マスコミがそれに加担して一緒に探偵ごっこをするべきではないのです。冷静な報道姿勢こそが望まれるのですが、今のところその素振りはありません。

 さらに心配なのは、容疑者が逮捕された後の、その後の家族に対する過剰な取材。宮崎勤は確かに犯罪者でしたが、彼の父親は犯罪者ではありません。しかし、自殺に追い込まれました。もちろんマスコミだけにその責を負わせるべきではないでしょう。日本のムラ社会的メンタリティが悪い方に出た典型的な悲劇であったとは思いますが、それにしてもマスコミの影響が大きかったことは否定できません。最近のモラルを忘れたマスコミの暴走をまた見ることになるのか、という不安が過剰な報道合戦を見るにつけ日に日に膨れていきます。
●梅雨明け宣言に意味はあるのか。(98/7/28)
 名古屋地方気象台によると、東海地方の梅雨明けはまだまだ先、とのこと。もしかしたら最も遅い梅雨明け記録の8月1日を更新するかも知れないそうです。しかし、確かにここのところ不安定な天候が続いていますが、実感としてはとっくに梅雨は明けていて、もう気分はすっかり真夏です。実はまだ梅雨なんだよ、と言われてもどうもピンときませんね。

 そもそも今年の東海地方の梅雨入りは6月2日と平年より一週間以上早く、しかも6月末から晴天が続き、7月上旬には11日間連続で真夏日を記録しているくらいですから、気分的にはとっくに梅雨明けしています。実際報道によれば長梅雨によって夏物商品の売り上げに影響が出ているわけでもないし、農作物も順調に育っているそうで、今が梅雨であろうがなかろうが生活にはほとんど関係ないようです。

 結局大事なのは今日の天気が晴れているのかどうかであり、今が梅雨であろうがなかろうがどうでもいいわけです。こうなると毎年気象庁がきちんと出している梅雨明け宣言にどれほどの意味があるのか、ということになってしまいます。もちろん気象庁もそのあたりはわかっていながら、それでもサービスとして梅雨明け宣言を出しているのだと思いますがね。誰に対してのサービスなのかは、いまいち判然としませんが。
●注目されないチャンピオン。(98/7/27)
 WBA世界スーパーフライ級チャンピオンの飯田覚士が2度目の防衛戦に判定勝ちしました。飯田のバッティングによる挑戦者ガンボアの出血があったとは言え、文句ない堂々たる判定勝ちでした。飯田も強くなったものです。一発の強打があるわけではないし、華麗なテクニックがあるわけでもないのに、それでも前回の元王者井岡、そして今回のランキング1位ガンボアという強い挑戦者相手に判定勝ちを重ねることができるようになりました。圧倒的に強い王者ではないだけに、かえってハラハラドキドキさせられるところが飯田のボクシングの妙味かも知れません。

 しかし、「元気が出るテレビ」から出て今や日本を代表するボクサーに成長したにも関わらず、どうも飯田に対する世間の注目度が低いのが残念です。普通に考えればテレビの人気バラエティ企画から生まれた世界王者なのですから、もっとマスコミに取り上げられてもいいはずなのに、この関心の低さはなんなのでしょうか。

 原因のひとつには飯田が「名古屋」だから、ということがあります。あくまでも名古屋での世界戦、そして放映権も地元テレビ局に、というこだわりが全国的な関心につながっていない原因です。東京のキー局が放映権を獲得しないとゴールデンタイムの全国生中継というのもありません。これは名古屋から出た前のチャンピオン薬師寺もそうでしたが、名古屋の所属ジムと地元との協調関係がある以上、ある意味仕方のないことです。それに何でも東京に出ていかなければならない、という偏ったあり方もイヤなものですから、このまま飯田には名古屋で頑張って欲しいと思っていますが、それにしてももう少しメディアに注目して貰えないものでしょうか。

 解決策のひとつは、あの薬師寺-辰吉戦のような日本人同士のマッチメイクです。昔は日本人同士の対戦はジムが嫌がったものですが、今は注目度も人気も上がると言うので積極的になってきています。飯田の場合も、井岡との再戦も含めて次からは日本人との対戦を組んでくることでしょう。せっかく素材として良いものを持っている選手です。ぜひもっとマスコミでも盛り上げて欲しいと思うのですが。
●城も早くヨーロッパへ。(98/7/26)
 中田がイタリアに行くとともに、Jリーグも再び始まりました。W杯代表メンバーもそれぞれ活躍したようですが、2得点を挙げた城が「Jリーグだから取れますけどね」と冷静に語っていたのが印象的でした。少なくともただ点を取って喜んでいただけの頃に比べれば、こう語れるだけW杯の経験は役に立ったということなのでしょう。確かにW杯の直後だけに、どうしても見ていて実にスピード感のない不正確なサッカーをしているな、という感じを受けてしまいます。見ている方がそうなのだから、やっている方はもっと感じることでしょう。

 そこまで思うのだったら、やはり城も中田のように早くヨーロッパのリーグへ向かうべきでしょうね。もちろん、移籍というのは本人の意志だけではなんともしょうがない部分もあります。実際いくら外国人枠が広くなったとは言え、レベルの高いヨーロッパのチームがそうそう日本人選手を欲しがるとも思えません。特に移籍料の高さが日本人選手のネックだと言われています。それでも日本サッカーのレベルアップを考えるのなら、協会もチームも協力して2002年の代表候補の選手たちを武者修行に出すべきでしょう。移籍料が高いと言われるのなら、規定を変えて引き下げればいいのです。

 W杯で上位に進出したフランス、オランダ、クロアチアと言った国々の代表選手は皆、各国リーグで活躍している選手達の寄り集まりです。それは伝統国のブラジルやアルゼンチン、ドイツ、イタリアとなんら変わりません。昔と違って、普段は一緒のチームにいるチームメイトが国別に分かれて戦っているのですから、そこには新興国も伝統国もありません。気後れすることもないのです。日本のリーグに在籍している選手だけで構成するのではなく、各国リーグで活躍している選手が集まってきてこそ、よりレベルの高い代表チームが作れる時代なのです。だからこそ城、柳沢、小野、市川、中村ら2002年には必ず中心選手になるだろう選手たちは、何としても海外でプレーしてきて欲しいですね。そのためにJリーグがつまらなくなっても仕方ないと腹をくくって送り出すべきです。
●国民の意思を無視した総裁選。(98/7/25)
 前回の総選挙、自民党は過半数を制していません。辛うじて無所属候補などを入党させて数を合わせて無理矢理過半数になったに過ぎません。そして先日の参院選では記録的な大敗を喫しました。もう随分前から国民は国政選挙のたびに自民党に「NO」と言い続けているのに、なぜか新しい首相は自民党の派閥の論理でまた選ばれてしまいます。

 小渕恵三に対しての国民からのブーイングは、多分自民党の中にはほとんど聞こえていないのでしょう。彼は選挙で断固としたダメを出された橋本内閣を支え続けた中心人物です。橋本退陣なら当然小渕も一緒に引っ込むべきだと思うのに、なぜか彼は後継者に収まってしまいました。もっともそれは梶山静六も小泉純一郎も同じです。3人とも橋本内閣を支えてきた主要閣僚なのですから、この3人から選ぶこと自体に大いに問題ありなのです。

 田中真紀子が言ったそうです。「3人が一緒に総理大臣をやったってダメ」だと。その通りだと思います。誰がやったって、それは国民の意志ではないからです。小渕はそのバランス感覚で「挙党態勢」を主張しているようですが、自民党に任せられないと言っているのに、なぜ党を挙げて、という話になるのでしょう?

 ここまで国民の意志がはっきりとした選挙結果を目の当たりにしながら、それでもこういうことしかできない自民党は、ますますこれで支持率を下げることでしょう。ダメな中から最もダメな人物を選んでいるんですから、自民党のお先は真っ暗です。来春の統一地方選までに景気が回復基調に向かわない時は、小渕政権の終わる時でしょう。選挙の顔として通用しないことは最初からわかっていたことなんですから。考えてみれば小渕も辛いときに総裁になったものです。もっとも本当は単なる「平成おじさん」なんだから、一瞬でも首相になれれば彼にとってはラッキーですかね。
「沖縄こどもの国」は不思議空間。(98/7/24)
 沖縄らしくない天気が続いていましたが、ようやく暑さが戻ってきたようです。プールサイドで本を読んでいただけで、もう体中がひりひりしています。今までは冷房が効きすぎて寒い寒いと文句を言っていたのですが、それも気持ちよくひんやりしてきました。

 沖縄観光も5回目となると大抵のところは行ってしまったので、今回はひとつ変わったところに行こうと思い、沖縄市にある「沖縄こどもの国」に行きました。ここは遊園地、水族館、動物園、沖縄郷土資料館といった施設が集まっている一大アミューズメントパークなのですが、入場料はたった900円。ガイドブックで読んだ時は「これは安い」と思って出かけたのですが、現地に着いたらイヤな予感がしました。なんともうら寂しい、よくある2流子供向け遊園地の雰囲気です。この手の施設に感じるのは、パッと見て「デザイン」というものがないこと。とにかく適当に作りました、という印象が強いのですが、この「沖縄こどもの国」の第一印象も最悪です。

 気を取り直して入園。まずは遊園地ですが、これがコーヒーカップやメリーゴーランド、観覧車、ジェットコースターと言った定番ラインアップしかなく、そのどれもこれもが錆びていてオンボロ。しかも、ひとつの乗り物が440円とか550円とか随分と高額なのです。物価の安い沖縄でこの価格で商売になるのでしょうか?

 続いて動物園。売り物はコアラ。名古屋東山動物園でもそうですが、コアラ舎だけが豪華なのはいずこも同じ。しかし、他の動物の冷遇のされ方は、東山以上です。よほど予算がないのでしょう。遊園地と違って生き物相手だけに、ちょっとせつなくなります。

 極めつけは水族館。沖縄には海洋博記念公園に立派な水族館がありますが、あれを想像して出かけたらとんでもない目に遭います。ましてや数年前から全国の大都市で作られた大型水族館とは別次元のものでした。ここは淡水魚水族館なんですが、水槽の数は数個(個という単位でいいのかな?)しかありません。係員がいるわけでもなく、そこにポツンとあるだけの水族館。もちろんジュゴンやラッコやジンベイ鮫がいるわけでもありません。そもそも水族館なら冷房が効いていて涼しいだろうと逃げ込んだのに冷房すらないのです。

 ここまでくると逆にこちらも開き直りますね。全てが想像と違っていましたが、それはこちらの想像が間違っていたのかも知れないと。遊園地と言えば東京ディズニーランドや豊島園をイメージし、動物園と言えば上野や東山を想像し、水族館なら八景島や海遊館を思う僕たちの方が、何かに毒されているのかも知れません。本来は遊園地とか動物園とか水族館なんてこんなものなんです。あまりに豪華でリッチな施設に慣れすぎて忘れていたものが「沖縄こどもの国」にはありました。もっとも、こんなことを思うほどに、頭が暑さでボーっとなっていただけかも知れませんが。
●海の食欲魔人。(98/7/23)
 旅行の楽しみのひとつはその土地の美味しいものを食べることにあります。沖縄でもホテル内のレストランではなく、レンタカーを駆っていろいろな食堂・レストランへ出没しているのですが、味と量と値段のバランスを考えると、名古屋の2割はお得という感じです。名古屋は東京より2割はお得ですから、沖縄の物価はかなり安いのでしょう。こんなところでホテルに籠もって東京価格の料理を食べているのは愚の骨頂です。

 ただどうにも困るのが、とにかく量が多いこと。油断していると、いつの間にか目の前に大量の料理が置かれていて困惑してしまいます。もちろん根が貧乏性ですから出された料理は全部平らげますが、これではどうにもダイエットどころではありません。せっかく夏風邪で痩せたのになぁ。プールでせっせと歩いてもその程度では効果は薄いでしょうね。

 今回のお薦めレストラン。残波岬近くにある「あらいそ残波」は、伊勢海老をはじめ海鮮料理を中心にボリュームたっぷり、味もばっちり、もちろんその割には安い。名古屋人としては海老フライが上手に揚げられているだけで高く評価してしまいます。まあじゃあ、って言って気軽に来られるような場所でもないですけどね。もし沖縄に来たら寄ってみてください。
●沖縄は今日も雨だった。(98/7/22)
 なんと言うことか、沖縄に着いて以来ずっと雨です。なんでも本来なら西日本にいるはずの梅雨前線が、大陸からの高気圧に押されて(太平洋高気圧の勢力が弱いため)南西諸島にまで下がってきてしまったための雨だそうです。つまり、沖縄は梅雨明けして随分経つと言うのに、また一時的に梅雨入りしてしまっているのです。エルニーニョ現象のせいだ、とのことですが、何でも悪いのはエルニーニョと自民党のせいなのでしょう。この梅雨前線、なんと僕が沖縄を去る日までどうも居座るつもりらしいです。この時期、台風の心配こそすれ、梅雨の心配はしていなかっただけにガックリです。

 とは言え雨でも休暇は休暇。雨が上がっている隙にプールに入りつつ、レンタカーであちらこちらと出かけて楽しんでいます。今回で沖縄に来るのも5回目ですから、道も店もかなり覚えています。特にお気に入りは沖縄市。昔は「コザ」と呼ばれていたこの街は、米軍基地が近いだけに沖縄の中でも特にアメリカっぽさが漂う街。沖縄で雨に降られると、この街のセンター通りのアーケードを冷やかしながら歩くことが多いです。有名なタコスの店「チャーリー多幸寿」や「地球雑貨」などに加え、ストリートの突き当たりに「コリンザ」というビルが新しくできていて、ここがまたベトナム料理など各国料理の店が並び多国籍な匂いがするエキゾチックなショッピングセンターでした。普通の家族連れが集まるような大型スーパーのフードコートに、ベトナム料理はないでしょ、と思うのですが、うーん、相変わらずコザは深いです。

 ところで火曜日の夜と言えば僕のテレビのは楽しみは「なんでも鑑定団」と「GTO」だったのですが、なんと沖縄ではどっちもオンエアしていないのです。鑑定団はまだ許しましょう。テレビ東京系列なんてそりゃ沖縄になくても仕方ないです。「うたばん」も嫌いじゃないし。でも「ボキャ天」「神様、もう少しだけ」の後に、どうして「ハルモニア」を流すんだ?こらぁ、沖縄テレビぃ、敢えて系列を無視しても反町を捨てて光一を取るということは、JALを捨ててANAを取るということかぁ?どうせ捨てるなら沖縄キャンペーンやっていない金城武だろうが。いくらなんでもドラマ枠に別の局のドラマを流すという編成はないよねぇ。
●沖縄コーカイ日誌。まずは接続。(98/7/21)
 やってきました沖縄。KinKi Kidsの歌声が聞こえそうな青い海、青い空、のはずでしたが、昨日から天気が悪くて今日なんか稲妻まで光っていました。いくら全日空で飛んできたからと言って「ピカチュー」の歓迎は嬉しくありません。まあ明日から晴れればいいけどね。で、今回のホテルは日航アリビラ。「すぱにっしゅころにある」風のお洒落なホテルです。スペインの植民地ってか。インカやアステカを滅ぼした残虐風味もあるかも。

 いや、実際の話パルケエスパーニャもかくや、と言わんばかりにスペインしていますが、居心地は良さそうです。これを今仕事中に読んでいる会社やサークルの皆さんには申し訳ないですが、クリタは早くも1日目にして帰りたくなくなってしまいました。本当に南の島の暮らしは性に合っているようです。そう言えば荷物を部屋まで運んでくれたボーイのお兄ちゃんも名古屋は昭和区出身ですなんて言っていました。やっぱり帰りたくなくなってしまったのかなぁ。

 ホテルに着いて早速やったことは、もちろんレッツノートを出してホテルの電話につなぐこと。電話機にモジュラーケーブルをつなぐコネクタがついているので、接続だけは簡単だったのですが、問題は0発信の設定の仕方。とりあえず普通に0を入れてダイヤルしてみてもダメ。パルスとトーンと両方試してみてもダメ。わからない時は詳しい人に聞こう、とオタク入っているコピーライターのT石さんに電話。いくつかアドバイスを貰って、いろいろ試してみてもやっぱりダメ。結局初心に返ってフロントに電話。すると「客室でのパソコン接続」という内部用の資料をコピーして持ってきてくれました。そこには「番号の前に0.(ピリオド)または0_(スペース)を入力する」とのこと。なーんだ、そんなことかぁ。でもスペースはやってみたんだけどなぁ。

 で、このように無事沖縄から「コーカイ日誌」をお届けすることができました。なんだかまた一歩立派な電脳中年へと進化したような気がします。ますますアブナイ奴になった、と言うべきかも知れませんが。


1998年7月中旬のコーカイ日誌へ


おっと、忘れるところだった

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