1998年3月上旬のコーカイ日誌


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●合歓の郷のイメチェン。(98/3/10)
 取材で奥志摩の「合歓の郷」に行ってきました。合歓の郷と聞いて30代以上の方ならヤマハポプコンとか音楽イベントを思い出す人が多いと思います。スタジオとかちゃんとしていますから、バンドで音楽合宿に行ったという人も多いんじゃないでしょうか。そうでなくてもテニスやゴルフなどのスポーツ施設やマリーナがあって、いずれにしても若い人向けのリゾートというイメージでした。実際、取材に行っても女子大生がテニスしに来ていたりもしていましたが、それよりも予想以上に多かったのが中高年のグループだったんです。あちらにもこちらにも50代、60代と見受けられる団体がいて何か楽しげにしているんですから、「ここは本当に合歓の郷?」って感じです。
 なぜか。実は昨年末に合歓の郷に温泉館がオープンしたんです。それもやたらめったら立派なやつ。露天風呂やらジャグジーやらサウナやらアロマテラピーやら、まあ東海地方に多い健康ランドみたいな内容ですが、とにかくちゃんとした温泉ですから、確かに温まりますし気持ち良いんです。広報の方によれば、温泉館が出来てから利用客の年齢層がグッと上がったそうで、やはり温泉というのは集客力がありますね。今までは伊勢志摩で温泉というイメージがなかったのですが、最近合歓の郷のようにボチボチ温泉を掘って売り物にしている宿が出てきました。さらに現在他の旅館も懸命に温泉を掘っているそうですから、数年後には伊勢志摩は一大温泉地になっているかも知れません。楽しみです。
●カズに引導を渡すための敗戦?(98/3/8)
 ダイナスティ杯、初戦の韓国戦に何とか勝ったので良かった良かったと思っていたら、その後の格下香港戦はいまいちな内容。で、挙げ句に中国に0-2で完敗。おいおいFIFAランキングでは世界9位だよ、誰も信じちゃいないけど。それがW杯にも出られない中国に完敗していていいのか?岡田のたけちゃん、大丈夫?
 もっともうがった見方をすると、この中国戦、カズに引導を渡すための試合とも考えられます。FWを順番に試した感じのこのダイナスティ杯、他の試合は勝ったのに、カズを先発出場させた中国戦だけ完敗、しかもカズは全く良い所なし。これでカズはもう先発で使わなくてもいいだろう、という世論は成立しました。なんなら代表メンバーから外して代わりに柳沢を入れたって文句は出ないかも知れません。でも韓国・香港・中国の3カ国を見渡せば、最もFWが活躍しにくい相手は背の高いDFが多く、しかも引いて守ってカウンター狙いでくる中国だったと思います。そういう相手の時にあえてカズを起用したところに、岡田監督の深慮遠謀があったのではないか、と思うのは僕の考えすぎでしょうか。
結婚という名の飲み会。(98/3/7)
 A達くんとE美ちゃんの結婚お祝い飲み会をしました。まあ新婚さんを肴に騒ぎましょう、ということですから、ATCメンバー15人も集まってわいわいガヤガヤと本当に大賑わいでした。最近は皆よく食べるしよく飲むし、飲み会のたびに仲良し度もアップして実に結構なことです。まあ毎回のように飲み過ぎてグチャグチャになっている人(大抵女性ですが)も若干名いますが、それはそれでATC名物ということにしておきましょう(笑)。
 ところで結婚というもの自体も飲み会と似ているところがあります。最初はおずおずと始まって、調子が出てくるとどんどん盛り上がる。しかし、時間が経つにつれてそれぞれの状況に変化が出てきて、だんだんと勝手なことを始めてしまう。最後には、なんだかよくわかんない状態のまま惰性でつづいていく。数時間の飲み会の中で起こる変化を、何十年もかけてなぞっているのが結婚生活というものです。もちろん、中には最後まで一致団結して盛り上がりっぱなしということもあるし、逆に途中で喧嘩して帰ってしまう奴もいるし、最初から「今日はダメだ、元だけは取って帰ろう」なんて思って、経済的な利害だけで結びついている場合もあります。恋というお酒にほどよく酔っているうちは良いけれど、悪酔いしたり、逆にすっかり酔いが醒めてしまったり。所詮人間のやることですから、何をしたところでさほどパターンに変わりはないのかも知れません。
 A達くんとE美ちゃんも、まだ飲み会なら盛り上がりかかってきている途中ですから、しばらくは仲良くやっていけるでしょうが、いつかバラバラになる危機は訪れるはずです。必ず起きます(断言するなよ)。だからあまり最初から無理して飛ばさないで、徐々に着実に盛り上がっていって欲しいと思いますね。
●ひと雨ごとに春。(98/3/6)
 名古屋は雨模様。でもこの時期の雨は、降るごとに春を運んできてくれる優しい雨なので、梅雨や、秋の長雨、時雨などに比べればあまり腹も立ちません。そもそも僕はこの冬から春に変わる季節というのが昔から大好きでした。寒くて暗い冬が終わって、暖かで明るい春が少しずつ顔を出す。淡い梅の花が咲き、やがて華やかな桃の花が開き、道端にタンポポ、土手に土筆、田んぼにレンゲ。学生の頃なら、ちょうど学年末試験も終わり、後は球技大会でもしながら春休みを待つだけ、という解放感があって余計に好ましい季節でした。
 最近でこそ街中で季節感に乏しい毎日を過ごしていますが、まだ僕が子どもだった昭和40年代は、至るところに季節の変化を告げる自然が溢れていました。トンボやチョウチョが飛び交い、空にも川にも海にも山にも、もっと今より色濃く日本の豊かな四季が刻みつけられていました。そう思うと、今の子どもたちはちょっと可哀想です。そもそも冷暖房がこれだけ完備してくると、暑い寒いという感覚すら鈍くなってくることでしょう。ましてや四季が与えてくれる細やかな情感を楽しむどころではなくなってしまいます。俳句の季語を理解するのも難しくなってくるのでしょうね。せめて親の責務として、四季折々の変化が楽しめるような場所に連れ出してやることくらいしかできませんが、果たしてこういう親の感傷がどこまで現代の子どもたちに通じるか、ちょっと不安でもあります。
●理想のデジカメ?(98/3/5)
 今、僕の物欲を猛烈に刺激しているのが、ノートパソコンとデジカメ。ノートパソコンの方はかなり成熟した商品なので、買う気になれば後はショップでお買い得品を購入するだけなのですが、デジカメは相変わらず猛烈な新製品ラッシュで、いつ買っていいものやら迷い続けています。小型軽量高画質安価、という理想的なデジカメがいつ登場するか、とずっと待っているからです。
 ところが最近僕の迷いをかなり吹っ切ってくれそうな新製品が出ました。フジフィルムが出したFinePix700。150万画素なのにわずか295g。その小ささと高画質で価格は99800円。思い切ったものです。早速名古屋の安売り王アサヒドーカメラへ見に行ってきました。本当に小さいですよ。ポケットに十分収まるサイズ。デジカメはやはり小さくなくては、という僕の期待に応えるものでした。それでアサヒドーカメラで85800円でしたから、思わず即購入、と思いましたが、グッとこらえて我慢。一応大須で価格をチェックしてから、と思っています。でも欲しいよなぁ。品切れになりそうだから、やっぱり明日にでも買ってしまおうかなぁ。
 そう思っていたら、ノートパソコンで99800円の品を見つけてしまいました。展示処分品とは言え、一応ペンティアム133MHZのフル装備ノートがですよ。安い。どっちも約10万円か。貯金降ろして両方買ってしまおうかな。家族旅行をやめれば簡単さ。うーん、ダメかな、やっぱり。
●飛んでる女性が見たい。(98/3/4)
 長野オリンピックの話題もそろそろネタ切れの今日この頃ですが、ふと思ったのが、どうして女子のジャンプ競技がないのか、ということ。テストジャンパーで女性がいたことからもわかるように、競技人口が少なくて成り立たないから、ということなんでしょうが、あれだけ人気も実力もある「日の丸飛行隊」がいる我が国なのだから、ぜひ世界に先駆けて女子ジャンプの普及に力を入れてはどうでしょうか?アイスホッケーよりはずっとメダルの可能性があると思います。
 だいたい最近の日本のスポーツ界は、圧倒的に女性上位。テニスやマラソン、競泳など女子は世界のトップレベルなのに、男子は全然ダメという競技も多いです。これについては日本の女子は男子と違って受験プレッシャーがないからだ、という説が有力なようですが、でも帝京大のラグビー部員のような頭の悪い連中に受験プレッシャーがあったかどうか、はなはだ疑問ですね。それよりも僕は、環境ホルモンによって男子の能力低下が激しいためではないか、と睨んでいます。環境ホルモンは女性ホルモン的作用をするホルモンですから、男性の運動能力に影響を与えていると考えるのが自然です。そして日本は世界の中でも生活の先進性(=不自然性とも言えるでしょう)が高いので、多分環境ホルモンの作用が世界各国に比べて顕著な気がします。それがスポーツにおける日本男子不振の原因なのではないでしょうか。もっともこんな説は誰も言っていないので「そうか」と膝を叩いた人、他で使い回して商売に利用しないで、ちゃんと僕に許可を取るようにね。安く売るよ(笑)。
●健全な体に不健全な精神。(98/3/3)
 「不健康なカラダで、不健康なことができると思うか。」なんて、素晴らしい言葉。これは日経BP社発行の新雑誌「日経ヘルス」創刊の広告キャッチコピーです。タレントは忌野清志郎。ああ、彼もそんなこと言う年になったんですね。でも不良中年を目指す僕としては、このコピーの言い分はとても納得できます。世の中に蔓延するアメリカ的過剰ヘルシー志向は大嫌いですが、かと言って痛いのや苦しいのもやっぱり大嫌いだし、好きなこと・悪いことするのにカラダがついてこない、というのも悲しいですから、そういう意味ではやはり健康は気になります。
 今までの健康雑誌と言うと「壮快」のような初老以上の人をターゲットにしているか、さもなくば「ターザン」のような20代のバリバリのヘルシーおたく派向けか。日経ヘルスは30代の、そろそろ健康にも無頓着でいられなくなってきたビジネスマンをターゲットにしているところが、うまくニーズを捉えているのではないかと思います。
 もっとも中身の方は意外と平凡でして、特集1「黄金のウエストになる」はターザンで散々やっているし、特集2「眼は蘇る!」は老眼をテーマにして「壮快」的。それよりも「飲む育毛剤」とか「接吻の効用」「テカリ顔とアブラ顔」なんて記事の方が、いかにも中年ぽくって素敵です(笑)。カッコつけてたって、気になるところはそのあたりでしょうね。会社の若いOL受けするカラダ作りってか。失楽園向け健康雑誌。Mっちゃんも読んだ方がいいな。ホームページもあるようですから、そちらも参考にして、皆さん励みましょう←なにを?
モデル笑顔は難しい。(98/3/2)
 先週の土曜日、ATCはツーカーセルラー東海の発行している広報誌「Moshi×Moshi」の取材を受けました。ツーカーを上手に使っているサークルを毎月紹介していくという企画でして、まあ僕も仕事で関わっている関係からの取材です。実際、ツーカーに限らずATCの携帯電話・PHSの保有率は約8割。メールと並んで現在の主要連絡方法です。この普及率は平均よりもかなり高いですが、テニスをするようなアクティブな層と考えれば、これくらいは当然かも知れません。クルマでの待ち合わせや移動が多いし、テニスコートには公衆電話もありませんから、携帯電話が普及してから本当に緊急時の連絡が楽になりました。
 撮影はメンバーの集合写真と、練習風景、それに一部メンバーをピックアップして個々のバストアップの写真を4カットほど撮りました。いつもはモデルに注文をつけている僕も、逆に撮影される側になると、思うように笑えないものです。ポーズも照れてしまってなかなか思うようにできません。仲間内でふざけて写真を撮る際にポーズを作るのはそれほど恥ずかしくありませんが、真面目にポーズを取るのは本当に照れますね。どんな風に写っていることやら、ちょっと不安ですが、4月中旬にはツーカーからユーザーに発送されますので、もしツーカーを使っている人がいたら、楽しみにしていてください。もちろん、出来映え次第ではこのホームページにも掲載します。見て「ダメ」って思ったら無視だけどね。
●寒くないまま冬が終わった。(98/3/1)
 気がついたらもう3月です。春です。うーん、冬はどうしたんでしょうか。東京では1月にちょっと雪が降りましたが、名古屋ではほとんど積雪を見ることもなく、いつもの厳しい伊吹おろしを味わうことも少なく、テニスも毎回上々な陽気の中でひと冬プレイできてしまいました。今年の冬ほどテニスがやりやすかったことも過去12年間記憶にありません。
 よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますから、もしかしたらまだお彼岸までに寒い日がやってくるのかも知れませんが、今の調子では大したことはないでしょう。イルカの名曲『なごり雪』も、歌の世界だけになってしまいそうです。それどころか「東京へ行くキミ」を見送るような3月下旬には桜が満開、なんてことになっているかも。
 そうそう、ATCも先月のIずみちゃんに続いて、S橋くんとH野くんも就職で今月末には東京へ行きます。みんな1年前後の短い付き合いではありましたが、「一期一会」なんて言葉が思い浮かんだりして、ちょっと寂しい気持ちになります。「さよならだけが人生だ」からこそ、出会いって大事にしたいですね、なんて本当に寂しい奴だな、これじゃ。明るくみんなで『なごり雪』を歌って送ってあげようかな。明るい『なごり雪』も変か。


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おっと、忘れるところだった

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