1998年2月後半のコーカイ日誌


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●有森裕子のダンナ。(98/2/28)
 女性誌を賑わせている有森裕子のダンナ。ゲイで金銭関係にだらしなくて、もう夫としては最低、ってところのようですが、やはり問題はそんな奴に騙されてしまう有森にあると思います。だいたい陸上一筋の温室育ちの有森なんて、計画的に騙そうと近づいてきたアメリカ男にとっては、まさに「カモネギ」状態だったのでしょう。いくら彼女が有名人でも、世間知らずの女の子であることには変わりはないのですから。
 女の子を「蝶よ花よ」と可愛がって育てるのは楽しいかも知れませんが、やはりある程度は雑菌の中で慣れさせないと、結局オトナになってから困るのは本人です。上流の育ちの良い家庭の子女の中で育てれば、素直な良い子になる可能性は高くなるのかも知れませんが、打たれ強さやしたたかさ、柔軟さは育ちにくいと思います。もっとも最近は援助交際に走ったりする女の子たちよりも、おたく化する男の子の方がずっと温室育ちなのかも知れませんけどね。
●春の新ドラマ速報。(98/2/27)
 この冬のドラマはやはり『きらきらひかる』と『ニュースの女』が収穫だったと個人的には思っていますが、視聴率的には全体にちょっとキャストが格落ちだったために、あまりパッとしていないようです。なにせ早くも「ドラマ冬の時代」とか言われていますからね。時期尚早だと思いますけど。で、当然春のドラマは今クールに休んでいたビッグネームたちがドッと出てくるために、かなり賑やかになりそうです。
 テレビ情報誌によると注目度ナンバー1はやはり“月9”の『ブラザーズ』。中居くんに岸谷五朗という「サントリーHOPS」のCMコンビ。これに木村佳乃、原田芳雄(なんかビールっぽいキャストだな)らが絡むということですが、中居&岸谷の笑いと涙の人情コメディですから手堅い路線ですね。さらに同じフジ系列で水曜9時(『成田離婚』『ニュースの女』とコメディ路線大成功枠です)に織田裕二&香取慎吾主演という話題作『恋はあせらず』がスタンバイ。共演に鈴木杏樹、藤竜也、さとう珠緒ということで、これもキャスト的には面白そうです。
 TBS系列では金曜の2本が面白そうです。9時は草なぎ剛主演の学園ドラマ『先生知らないの?』。共演者が石田ゆり子、篠原ともえ、ふかわりょう、菅原文太ですから、これもなかなかユニークなキャスティング。また10時は常磐貴子、福山雅治主演『めぐり逢い』。脚本も吉田紀子だし、もうこちらはOL向けバリバリのラブストーリー。個人的にはあまり関心はありませんけど、結構視聴率はいい線いくような気もします。
 あまり冴えない感じなのがNTV系列。土曜9時は松岡昌宏、佐藤藍子の“ラブ&ファミリーアクション”だそうですが、このキャストではちょっと弱いでしょう。それより注目はキワモノ枠の月曜10時。またも出ました川島なお美!『くれない』(X-JAPANの歌ではない。渡辺淳一の官能小説)でまたまた「やりまくり」らしいです。共演がまた小柳ルミ子にみのもんたに内藤剛志と濃い!『失楽園』の2匹目のドジョウ狙いは見え見えですが、果たして視聴率的にはどうかな。
 と言うことで、現在ではまだキャスト以外は大まかなプロットしか決まっていないようですが、他にも竹野内豊や田村正和、近藤真彦、安達祐実、鶴田真由、江角マキコらも主演で出るようです。でも、これだけ見てもドラマに関してはフジ強し、SMAP強し、というのが相変わらずの傾向のようですね。
●最近目についたCM。(98/2/26)
 その1.手法ではなく内容として目立っているのは「ゴムじゃないコンドーム」でしょう。「コンドーム」という単語がここまで堂々と使われているのは初めてかも知れません。商品に特徴と自信があればストレートに語りかけることが一番強い、という典型的な例です。もっとも僕は使いませんので、商品内容の確かさについてはコメントしかねるのが残念ですけど。
 その2.キリンラガービール。とにかく金をかけてCMを作っているという印象です。特に新しく出た明治・大正・昭和それぞれの時代のビールを広告しているCMは、まるで映画のようなセットの凝りよう。実に見応えがあります。もっともだからラガーが売れるかというと、ちょっと疑問ですけどね。キリンの辛さがちょっと垣間見える気もしました。
 その3.もう終わってしまったけれど民放各局が合同でオンエアした長野五輪のCM。風間杜夫がタクシー運転手役で出ていた「20世紀最後の冬が来る。」ってやつ。あれはオリンピックという明るい題材を、あんな暗い突き放したトーンで訴求したところに凄さがあります。静かな暗いCMの方が、明るさ一辺倒の中で目立つということがはっきりとわかりました。それにしても次のソルトレイクシティー五輪は「21世紀最初の五輪」としか言われないんだろうなぁ。
祭りが終わったらタレントになる。(98/2/25)
 終わってみれば大盛況の長野五輪。今は祭りの後の余韻と寂しさを感じるだけですが、きっとこれだけ盛り上げたマスコミは、「長野五輪大検証」とか言って、今度はいろいろと問題点を突っつき始めるのでしょうね。施設の後利用とか長野市民の今後の負担とか運営側の利権絡みの話とか。まあそれはそれで真面目に考えるべき点も多いでしょうし、マスコミにとって「2度美味しい」状態なのでしょうが、僕は選手の今後の身の振り方にもかなり注目しています。
 特に最近ではスポーツ選手と言うのはタレントになるためのステップか、と思ってしまうほど猫も杓子もタレント(それもどうでもいいような)になってしまっていますが、この五輪でも注目された選手が何人かタレント事務所にリストアップされていると思います。まず原田。あのキャラクターはマスコミがほっておかないでしょう。長島一茂・松岡修造くらいはいけますね。同じジャンプでは船木もルックスも良いし注目株ですが、まだ若いのと受け答えが無愛想なので、こちらはまだまだ先の話でしょう。スケートの清水と堀井は難しいかも知れませんが、岡崎は可愛いので十分考えられますし、モーグルの里谷と上村はもうすぐにでもタレントになってしまいそうです。でも大林素子や増田明美並みかな、せいぜい。そして何と言っても一番の注目株は今回の五輪で引退も囁かれる荻原ブラザーズ。実績知名度とも十分な上に喋りもOK。しかも双子というドラまでついていますから、タレントになっても池谷幸雄・デーブ大久保くらいはいけるでしょう。なんかとっても情けない目標ですけど。世界チャンピオンでもタレントとしては所詮二流以下でしかないのですから、本当にタレントになるのが良いかどうかはわかりませんねぇ。
●とりあえず復活。(98/2/24)
 ぶっ壊れた内蔵ハードディスクは早速修理に出しました。で、問題なく動いている外付けハードディスクにシステムを全部再インストールして、とりあえず復活しました。ここまで来るのも相変わらず大変な作業でしたけどね。昨年9月、12月に続いて3回目の再インストールになるので、手順自体は完全に把握しているのですが、それでもやっぱり6時間以上はかかりますね。夜11時半から始めて現在朝の6時です。うーん、今日も会社に行くんだけどなぁ。こんなことで徹夜していて大丈夫なんだろうか。もう37才なんですけど。
 それにしても半年でクラッシュするハードディスクなんて運が悪過ぎ。挙げ句に修理に出したのが戻ってきたら、またイチから再インストールしないといけないらしい。内蔵を付けるとドライブの番号が変わるから。もう外付けだけでも動いているんだから、内蔵は外したままにしておこうかなぁ。でも勿体ないしなぁ。ぶつぶつぶつ。
●パソコンの調子が悪い。(98/2/22)
 先日からハードディスクの調子が悪く、パソコンをしばらく使っているとすぐにフリーズするようになりました。具体的には内蔵ドライブから異音がして、アクセスできなくなるのです。外付けドライブは問題なく動いているので、内蔵ドライブにさえアクセスするようなことをしなければ大丈夫なのですが、なにせATOKが内蔵ドライブにあるので、文章を書こうとするとフリーズしてしまってダメなんです。幸いMSIMEが外付けドライブの方なので、何とか今もだましだまし書いていますが、このままでは結局またハードディスク交換だろうなぁ。まだこの前内蔵ドライブがクラッシュして交換したばかりなのに。なんだろ、内蔵ばかりいってしまうというのは、パソコン本体に問題があるんだろうか。
 それにしてもATOKがダメでMSIMEが大丈夫というのは、いかにも今のパソコン業界を象徴しているような気がします。一太郎が売れなくなったら、もう国産ソフトメーカーって全部アウトということで、それはそれで問題ですね。ということで、昨日に続いて短いですがこれだけ。ああ、早くちゃんとしないと困るなぁ。
●「文芸春秋」を読んで。(98/2/21)
 神戸の少年殺害事件の検察調書を入手して掲載した「文芸春秋」を読みました。知る権利と人権についていろいろな論議はあると思いますが、やはり少年の犯罪に対して僕はやり過ぎではないかと思います。細かい犯行の過程を詳細に知らしめたところで、本当に意味があるのか、そしてなにより加害者より被害者の人権を守るという意味でも、ここまでいかに被害者の少年が残虐な仕打ちにあったことを公開すべきではないと思います。殺された上にさらにまたメディアによっていたぶられる少年とその両親の気持ちを考えるとやりきれないものがあります。
●純情な政治家もいたもんだ。(98/2/20)
 新井将敬代議士の自殺のニュースを聞いて、いったい誰がこんな奴を支持していたのか、と思ってしまいました。過去悪どい政治家なんて星の数ほどいました。と言うより、政治家なんて清潔なだけでは大した仕事もできないだろう、くらいの認識すら日本ではあったと思います。アメリカでも嘘さえつかなければセクハラくらい何でもないや、と言う感じのようだしね。今どき官僚だって逮捕される直前に自殺するなんて純情な真似は下っ端だけですよ。「高級官僚」なんて呼ばれる連中は平然としているじゃないですか。それなのに、政治家のくせに逮捕されそうだからと言って、さっさと自殺するなんて、そんな脆弱な政治家を代議士に選んでいた人々の見識を疑ってしまいます。田中角栄を最後まで支持し続けた新潟の人々を見習わなきゃ(笑)。
 もっとも、これが実は裏でいろいろな絡みがあって、本当は自殺に見せかけた他殺だった、ということになれば話はぐっと面白くなるんですがね。新井代議士が逮捕されると、もっと大物の政治家が危うくなるとかね。まあまだ詳しい状況がわからないので何とも言えませんが、単に逮捕がイヤで死んだのなら、あまりにも無責任かつ卑怯と言わざるを得ません。自ら死を選べば世間は許してくれるなんて思っていたら、読みが甘いよなぁ。
●ものごごろついたのは何才ですか?(98/2/19)
 うちには8才の兄と4才の妹がいます。兄の方は未だにボーっとしていて、なんだか頭に霞がかかったような感じですが、妹の方は妙に理解や記憶がクリアで、一度した約束はちゃんと覚えていて履行するよう求めてきますし、かなり昔(彼女にしてみれば、ですが)に行った旅行先に「また行きたい」などと要求したりします。多分兄が今でもものごごろがついたかどうか怪しいくらいなのに、妹はかなり早くからものごごろがついているのだろうと推察されます。
 僕は3才の時の東京オリンピックの記憶がありますから、ものごごろついたのも多分その頃だと思います。ちなみに会社の同僚に一番古い記憶はいくつくらいの時か尋ねたら、やはり大半は3才くらいでした。ただ後輩のHクンだけがハイハイしている頃(0才の頃ですね)の記憶があると、まるで三島由紀夫のようなことを言っていました。逆にお馴染みのMっちゃんは、子どもの頃の古い記憶というものが全然思い出せないらしく、中学の時に給食だったか弁当だったかの記憶すらない、とさすがのところを見せてくれました。恐らく思春期を迎えても、ものごごろがついていなかったのでしょう(笑)。まあMっちゃんと話していると、30代後半になった今でも「怪しい」と思う時がありますからね、無理ないかも。
原田のメークドラマ。(98/2/18)
 一昨日に原田=長島説を書きましたが、今回のジャンプ団体の劇的な逆転勝利も、結局原田自作自演の「メークドラマ」によるものでしたね。1本目の79.5mという大失敗ジャンプ。あれをせめて100m近く飛んでいれば、日本は1位を譲らずに楽々と勝てたわけですから、原田の脚本家・演出家としての力量は素晴らしいものがあります。もっともあの失敗ジャンプがあったからこその岡部の137mだったとも考えられるわけですから、所詮スポーツで「たられば」を考えるのは虚しいのかも知れませんが。
 このオリンピックでマスコミはいつものように選手のインサイドストーリーを熱心に拾ってきてはドラマ仕立てに仕上げていますが(誰それの天国の父に捧げる金メダル、みたいなね)、そんなプライベート部分をことさら取り上げるよりも、ちゃんと競技を見ていればそこに立派なドラマがあるんですから、それをきちんと伝えて欲しいですよね。スポーツにおけるドラマは競技自体の中にあるからこそ面白いと思います。あまり余計な裏話はスポーツの過剰包装に過ぎません。
 そうそう、原田=長島、船木=王に続く例えを思いつきました。原田=ジョン、船木=ポール、斉藤=ジョージ、岡部=リンゴというのはどうでしょう?お騒がせ男のリーダー原田、若くてアイドルっぽい船木、地味な実力者斉藤、渋いベテランの味わい岡部。うーん、どうも例えがオジサンだなぁ。でも原田=中居、船木=香取、斉藤=草なぎ、岡部=稲垣(キムタクは飛び抜けているので外しました)という例えよりはしっくり来るんですよねぇ。
●露出度の高さが決め手。(98/2/17)
 開幕まであれほど盛り上がらないと酷評されていた長野五輪も、連日の過剰なまでの報道合戦で、日本中オリンピック漬けの様相を呈してきました。特にずっと朝から晩までオリンピックしか流していないNHK-BSの影響がかなり大きいと思います。考えてみれば、高校野球だってNHKが全試合中継しなければ、これほどまでに国民的イベントとならなかったでしょうし、大相撲だって人気をここまで維持できたかどうか。やはりNHKの力って偉大です。NHKさえバックにつければ、カーリングだろうがセパタクローだろうがカバディだろうが、人気スポーツ間違いなし(笑)。
 そこで思うのが、先行き不安いっぱいのJリーグ。93年のスタート時の熱狂はどこへやら、日本代表は人気も関心も高いけど、Jリーグ自体は全然注目されなくなってしまいました。人気がない、視聴率が取れない、ということで昨年からテレビ放映もがっくりと減ってしまい、今年に至っては我がグランパスの試合などテレビじゃ全然見られないかも知れません。しかし、オリンピックの例を見るまでもなく、露出度が低ければ人気も上がりようがありません。こうなったらJリーグ側も放映権料がどうだこうだと言ってないで、タダでもいいからNHKにガンガン放映してもらうべきでしょうね。人気を上げるための宣伝だと思えば、お金を払ってもいいくらいでしょう。なまじ広告代理店に莫大な広告宣伝費をかけて煽ってもらわなくても、確実に人気は回復できると思います。さすがのNHKだって「お金をあげる」と言えば放映してくれるでしょう。都銀MOF担の大蔵官僚接待のようなことをNHK幹部にもしてやれば、より確実です。NHK相手なら贈賄罪にも問われないだろうし。もっとも人気を上げる前に、ちゃんとした試合をして欲しいですけどね。フランスW杯を見た後では、本当にJリーグなんて見てられないかも知れないからなぁ。
●原田はスノーレッツだ。(98/2/16)
 ノーマルヒルでの失敗ジャンプでも悪びれずにインタビューに答えていた原田が、ラージヒルで一発飛んでくれました。結果から言えば船木の完璧な、まさにお手本のような132.5mのジャンプが金メダル。これは文句ありません。ただ、船木に比べれば飛型点もはるかに悪かった原田のジャンプでしたが、とにかく136mの最長不倒です。ジャンプの魅力はやはりどれだけ遠くに飛べるか、ということ。あの距離を飛んでよく立ったと思います。原田の2本目のジャンプは彼の存在感を思いっきり際だたせてくれました。インタビューでついつい泣いてしまった原田でしたが、それもそれで良かったですね。
 完璧な天才船木を王貞治とすれば、なにかにつけお騒がせ男の原田は明らかに長島茂雄型。でもその明るさと愛すべき人柄の良さは、日本のスポーツ界で貴重なキャラクターだと思います。清水も偉い、里谷も岡崎も凄い、もちろん船木は立派。でも長野五輪のマスコットキャラクター「スノーレッツ」に似ている原田が一番のスターですね。


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