1997年5月のコーカイ日誌



d10077@dentsu.co.jp もしくは ash@he.mirai.or.jp
  (たぶん d10077@dentsu.co.jp の方が確実です。)


●伊良部14億円契約。(97/5/31)
 もめ続けた伊良部問題も、とうとう伊良部の完封勝利で終結。後は本人がどれほどの成績を残せるかどうか、というファンにとっては一番大切な部分だけになりました。そう、ファンとしては伊良部がいくら貰おうが、代理人がいくらごねようが、そんなことはどうでもいいわけで、大事なのは伊良部がメジャーリーグでどんなピッチングを見せてくれるか、ということなのです。野茂があれだけ活躍しているのだから、野茂よりずっと高い金を取る伊良部には最低でも野茂くらいの活躍は期待してしまいます。伊良部にしてもこれだけ自分の意志を強引に通した以上、それなりの覚悟はできているとは思いますけどね。
 ところで、僕と一緒に今仕事をしている会社の若い同僚は、なんと高校時代に甲子園で伊良部からホームランを打ったという栄光の過去を持っています。打った当時はともかく、これだけ伊良部がビッグになってくると、自慢話としてもスケールの度合いが違ってくるから面白いものです。昔何気なく買ったアイドルの写真集が、今になって妙にプレミアムがついてしまったようなものか。ちょっと違うかな(笑)。
猟奇殺人はマンガの影響?(97/5/30)
 神戸の小学校6年生の男の子の殺人事件、連日報道は大騒ぎです。特にワイドショーは、ここぞとばかりに張り切っていて、その異様なはしゃぎぶりにはうんざりします。ジョンベネちゃんと言い、東電の女子社員の件と言い、とにかく殺人事件でも異常性・猟奇性が増すと、彼らにとっては「おいしい」事件となってしまうようです。良識派ぶるつもりはないですが、それにしても行き過ぎでしょう。ため息しかでません。
 ところで、神戸の犯人の「挑戦的」と言われる犯行声明文ですが、世間が言い出す前に言っておきましょう。これはかなり最近の少年マンガの影響を受けていると思われます。ご存じの人も多いことでしょうが、最近の少年誌では猟奇殺人マンガ(普通に言えば推理探偵マンガ)ブームです。『金田一少年の事件簿』『名探偵コナン』『サイコメトラーEIJI』など、テレビ化されるほどにヒットしているこれらのマンガは、事件のほとんどが猟奇殺人です。昔の少年マンガなら、もっとほのぼのとした事件だったし、例え殺人事件だとしても、残忍なシーンはぼかしたものです。ところが最近のマンガは、推理よりも殺人事件そのものの猟奇性を競い合っているかのようです。あまりヒットしなかったマンガほど、それは顕著でした。今回の神戸の殺人事件など、これらのマンガに出てきても全然違和感がありません。どうしても、その影響を感じてしまいます。
 ですが、だからと言って短絡的に悪いのはマンガだと言うことではありません。殺人事件、特に今回のような快楽殺人の場合、犯人の心理はそんな単純な結び付けで解明できるはずもないと思います。人間の心理はもっと複雑です。しかし、恐らく近いうちにこの「マンガの影響」論がマスコミに登場することでしょう。その時にまたぞろ「マンガ狩り」のような事態にならないか、と言うことを僕は憂慮しています。殺人事件そのものは、当然恐ろしいことだと思いますが、それとマンガを短絡に結びつけるようなことにならないといいのですが、ワイドショーのレベルの低さを見ていると心配です。
●セガ&バンダイの婚約解消。(97/5/28)
 「プリクラ」と「たまごっち」の結婚と騒がれたセガとバンダイの合併が、バンダイ社員の反対で潰れてしまいました。バンダイの社長はどうやらこの混乱の責任を取って辞めるようですが、それも仕方ないでしょうね。なにせあれほどのヒット商品を出しながら吸収合併されるなんて、普通の日本の社員感情では理解できないと思います。ましてやバンダイは家族的な社風だそうですから、余計アメリカ的なドライな身売り話に拒否反応が出るのも当たり前です。言ってみれば、名家のおっとりしたお嬢様が、まだ若いのに成金の家に嫁に行け、と言われたようなもの。セガにしてみても、そんな不満を抱えながら嫁に来られても、と思うのも至極当然。最初から無理な結婚話だったということになります。もっとも、この婚約解消で一番喜んでいるのは業界のライバル会社でしょう。さっそくフリーになったバンダイにアプローチすることを考えている成金の息子がいたりしてね。
諫早のムツゴロウ。(97/5/27)
 あの衝撃的な「ギロチン台」(潮止めの堤防を仕切る鋼板が降ろされる様子をそう呼んでいます)以来、諫早湾のムツゴロウは徐々に死滅へと向かっています。今月中に潮止め堤防を開けないともう海は生き返ることができない、とテレビのニュースなどでも報道されていますが、農水省にはもちろん干拓事業を見直すような素振りはありません。農水省のホームページの掲示板には抗議が続々と書き込まれていますが、それとてどれほどの効果があることか。
 もっともこの諫早の干拓事業や長良川の河口堰のように、出来上がってから抗議運動を起こしても手遅れです。政治家が視察に訪れてもパフォーマンスにしか過ぎませんし、市民運動家と言われる連中の抗議運動を見ていても自己満足にしか見えません。メンツと金儲けのために意味のない公共事業を続け自然を破壊している例は、きっと日本中にまだまだあることでしょう。だったら、どうしてもっと議論することが可能な時期に問題にしないのか。計画だけでなにも工事が始まっていない「見えない」時期では、報道する方も受け取る側も盛り上がれないのだとしたら、なんと薄っぺらな自然保護運動なのでしょう。パフォーマンスと自己満足ではない、実効的な活動を期待したいです。
●曙まさかの逆転優勝。(97/5/26)
 いやぁ、まさか2番続けて曙が貴乃花に勝てると思いませんでした。意外です。曙の体調がここまで復調したことも予想外でしたが、それ以上に感じたのは貴乃花にかかるプレッシャー。666日続いていた満員御礼が途切れ、テレビの視聴率も下がってきている責任を、貴乃花が強すぎる、貴乃花の相撲がつまらない、と言うのは簡単ですが、本人にしてみればかなり辛い批判でしょう。自分が弱くてダメだと言われる方がずっと楽だと思います。決定戦の曙との一番を見ていると、まるで勝ってはいけないかのような気力が乗っていない相撲ぶりでした。とにかく遮二無二勝ちにいった曙との差は歴然です。
 まあこれで曙が復活したことになり、来場所からは少しは気楽に取れるかも知れませんが、相撲人気の方はそう簡単に復活するとは思えません。貴乃花は第一人者としての責任をこれからも感じながらの辛い土俵になることでしょうね。
●落日?ジャイアンツ&ヴェルディ。(97/5/24)
 最下位に沈むジャイアンツと、調子に乗れないヴェルディ。王者と呼ばれる(読売グループだけか)野球とサッカーの両チームがあえいでいます。ジャイアンツは清原、ヴェルディは前園というスタープレーヤーを移籍させて、戦力的には他チームがうらやむほどの層の厚さを誇りながら、チーム全体が乗れないで苦しんでいます。読売グループの戦略は単純です。とにかくスター軍団を作って勝ち続ける。それを自社のメディアで宣伝しまくり人気を煽り金儲けしてスター軍団の元を取る。ただ誤算はスター軍団を作ってもチームスポーツは勝てないということでした。しかも、勝ってナンボ、という実に志が低い戦略だけに、勝てないとなると全てが裏目に出てしまいます。自前の戦力を育てていないから、ファンもチームとの一体感を感じられないし、金にあかせた拝金主義思想と叩かれもします。
 だいたい、勝つためにはなりふり構わず、という考え方は、一見プロスポーツでは当たり前に思えますが、実はそうでもありません。プロスポーツは勝つためにやっているのではなく、ファンを喜ばせるためにやっているからです。勝てば確かにファンは喜びますが、それは一つの手法であって全てではありません。リスクの少ないやり方は、負けてもファンがとりあえず納得できるような美しい負け方をすることです。金にあかせてチームを改造して勝ちに出た場合は、負けた時はコテンパンに言われます。読売グループの戦略は、王道のようでいて実はリスキーだったことが、今のジャイアンツとヴェルディを見ているとよくわかります。ま、勝てばいいんですけどね、勝てば。でも勝てますかねぇ、今の調子で。
●携帯電話は便利だけど。(97/5/23)
 街中で携帯電話をかけながら歩く人の姿にも見慣れてしまった昨今。すでに普及率は20%を超えたそうです。なんだ、まだその程度か、と思ったら大間違い。この数字は赤ん坊から老人まで入れてカウントしている数字ですから、実際に使いそうな世代だけなら、すでに3人に1人レベルまで来ていると思われます。さらに主婦を除けば5割くらいまでいっているかも知れません。我々のテニスサークルでも急速に広まっていて、今では普及率60%くらいです。おかげで連絡のミスが激減して、合宿などの待ち合わせの時でも、無駄な時間を費やすことが本当に少なくなりました。
 ただロスがなくなったことが本当にいいことばかりかと言うと、少なくともテニスサークルのような遊びの時には功罪半ばですね。昔は待ち合わせ場所を間違えていて1時間以上ロスしたことなど日常茶飯事でした(いつもやっているのも凄いが)。しかし、そういう無駄な時間がお互いの性格や考え方の理解促進のためにどれだけ役立ったことか。アクシデントが起きた時こそ、見えなかったいろいろなものが見えてくるものです。逆に言えば、一切が滞りなく進むと、そこからどうしてもこぼれ落ちてしまうものがあります。相手の気持ちや事情を推し量る洞察力、柔軟な対応をする融通性、そして失敗談のネタも失ってしまいました。
 携帯電話の便利さからすでに逃れられなくなっている身としては、だからどうしろ、ということはありません。恐らくテレビが登場した時にも同じようなことを考えた人がいたと思います。携帯電話の便利さと引き換えに失っているものがある、ということすら、間もなく忘れてしまうことでしょう。寂しいなぁ、と思いながらも今日も携帯電話を持って出かけます。  
●テニスは怪我の元?(97/5/20)
 今回の合宿で「鉄の胃袋を持つ女」(笑)と形容されるSさんが、ゲーム中に左膝を脱臼しました。幸い慌てて連れていった病院で膝がカクンとはまって直ったので、その後の行動も予定通りこなすことができたのですが、それまで元気にボールを追いかけ回していた彼女が、いきなり全然動けなくなってしまった時には焦りました。なにせ僕とペアを組んでマッチポイントを握ったところでしたしね。膝のじん帯が弱っていて脱臼しやすくなっている、ということですから、これからも気をつけて無理しないようにテニスしなければならないことでしょう。
 以前にもメンバーの女の子が半年ぶりにテニスをしたら、練習中に腰を痛め、そのまま持病になって今もテニスは休んでいたりいたりします。やはり男女とも20代も後半になったら、若い頃と同じような調子で、十分なストレッチもせずにボールを追いかけ回すのは危険です。優雅に見えてハードなスポーツがテニスですから、油断は禁物。準備体操はちゃんとやりましょう。
春合宿大成功。(97/5/18)
 天気が心配された春合宿ですが、予報は大はずれ。2日間とも爽やかな快晴で風もなく絶好のテニス日和でした。重油事故で揺れている福井県三国町にわざわざ行ったのですが、もう事故の影響もなく、とても綺麗で気持ちの良い海でした。東尋坊も昔と同じで迫力ある姿を見せていました。もっともホテルのフロントマンによると、「夏の海水浴客が心配」だそうです。無理もないなぁ。
 さて、海は綺麗、ホテルも綺麗、天気は絶好と、言うことなしの合宿でしたが、何と言っても素晴らしかったのは、メンバー、特に初級者クラスの女の子のテニス。最近熱心に練習していたせいか、以前よりぐっとレベルアップしていて、思わず拍手状態でした。これからおいおい写真やアニメGIFを載せていきますが、どんなに華麗にテニスしているか楽しみにしてください。もっともフォームはそれほどでもないかな。どっちかと言うと球際に強くなった、というレベルアップだから。
●いよいよ春合宿。(97/5/16)
 明日から春合宿。天気は心配ですが、予報ではちょっとは希望が持てそうな感じになってきました。今回の合宿でも、1日目はクルマ対抗のチーム戦、2日目はミックスダブルス戦をやるんですが、今回はかなり気合いを入れて企画をしています。賞品も罰ゲームも用意して、優勝者当てのトトカルチョまで考えています。否が応でも、みんな力が入ることでしょう。
 また、先日購入したDVカメラもフルに活躍する予定です。合宿から帰ってきたら、メンバーのフォームもアニメGIFにしてアップするつもりなので、期待してお待ちください。
●走り梅雨だそうで。(97/5/15)
 5月というのに本当に良く雨が降ります。「五月雨を集めてはやし最上川」という有名な芭蕉の句がありますが、この「五月雨」は梅雨のこと。でもこれだけ雨が降り続くと、思わず増水とか崖崩れとか心配してしまいます。もっとも、今のところは地震のニュースは聞いても水害のニュースはないようですが。
 ところでこの週末はATCの春合宿です。天気予報では、週末の北陸地方はずっと雨のようでイヤな感じがします。過去に合宿で雨に降られたことは数回ありますが、2日間とも降られたことはさすがにありません。ただし、10年くらい前に秋合宿を企画したら台風に直撃されて中止にしたことはあります。台風なら中止にできますが、この程度の雨では中止にもできないし。一応インドアコートがないかホテルに確認してもらったのですが「福井県にはインドアコートはない」そうです。本当かなぁ?もっともあったとしても、雨の週末に急にインドアコートが確保できる保証はないですけどね。それにしても困った困った。
荒れる夏場所。(97/5/13)
 本来大相撲では「荒れる春場所」というのが定説なのですが、この夏場所は春場所のお株を奪うように随分と土俵が荒れています。2日目で横綱大関陣に全員土が付き、今日3日目にして全勝力士はわずか4人になってしまいました。上位陣が停滞しているのか、若手力士の伸びが著しいのか。多分どちらの要素もあるのでしょうが、適度に土俵が荒れるのはスパイスですが、荒れすぎると興味を殺がれます。ぜひ上位陣には早く立ち直って欲しいものです。
 ところで、この2日目、ついに「満員御礼」の連続記録が途絶えました。随分前から「そろそろ危ない」と囁かれながら頑張ってきましたが、とうとうここにきてプッツリ。まあよくぞ666日も続いたもんだな、と思います。この記録が始まったのは貴乃花(当時貴花田)が新十両の場所からだというのですから大変な記録です。ただ今後しばらくは大相撲が人気を盛り返すとも思えないし、この先の見通しは暗いですね。大相撲だけではなく、Jリーグを筆頭にプロ野球もゴルフもボクシングも、日本のプロスポーツ全体にマンネリ化・新スター欠如が目につきます。ちょっとこのままじゃ寂しいですね。
●グランパス初勝利。(97/5/11)
 開幕から6連敗のグランパスが、ようやく勝ちました。とりあえずめでたいです。相手は、さすがグランパスの連敗ストッパー・レッズ。ストイコビッチとトーレスの攻守の要を欠いての試合でしたが、それがかえって気分転換になったのか、みんな頑張って良い試合でした。特に慢性ストライカー不足のチームにカツを入れたのが森山。久しぶりに先発出場した試合でこうして結果を出すとは大したものです。さて、この1勝をきっかけに立ち直ることができるのかどうか、次の試合が楽しみです。
名古屋ドーム初観戦。(97/5/9)
 初めて名古屋ドームに行って来ました。噂に聞いていた持ち物チェックもやってはいましたが、持ち込んだ弁当をチェックされることもなく、すんなりと入場できました。中は確かに随分綺麗にはなっていますが、驚くほどナゴヤ球場に似ています。安心感が持てるとも言えますが、もう少しデザイン的に洗練させても良かったのではないのかなぁと思います。
 良くなったのは、まず当然のことながら禁煙になっていることと、シートが少し広くなって背もたれ・肘掛け付きになったこと。前の席との距離は短く膝は窮屈ですが、それでも9回までゆっくり座っていられるのは嬉しいです。また巨大なオーロラビジョンで、見逃したシーンも見られますし。
 逆につまらないのは、ドームであることに尽きますね。これはどうしようもないんですけど、やっぱり野球は屋外のスポーツだとつくづく思いました。あんな閉じた空間で見る野球は、息が詰まりそうで爽快感のかけらもありません。周辺住民への配慮から開閉式はやめたと聞きますが、せめてそれなら天気の良い時期やビールの美味しい時期は、たまにはナゴヤ球場でも開催してくれませんかねぇ。
●グランパス底なし沼。(97/5/8)
 ピクシーが戻ってきても負けてしまい、グランパスはとうとう開幕から6連敗。いくらなんでも負けすぎって感じがします。ケイロス監督の方針についていけない日本人の力不足、小川1人怪我しただけでボロボロになる層の薄さなど問題は山積していますが、何と言っても目立つのは得点力不足。昔からストライカー不在のチームでしたが、なんの補強もせずにきたのが、ここにきて大きなアキレス腱となってきています。マリノスに移籍した城が現在得点王なのを見るにつけ、どうしてグランパスはそういう補強をしなかったのか、と悔やまれます。足りないのを補うからこそ補強でしょうに。
●水族館のこれから。(97/5/7)
 取材で大阪の海遊館に行って来ました。GW明けということで、修学旅行などの団体客を除くと、人出もそれほど多くはなく、ゆっくりと売り物のジンベイ鮫を見ることができました。かつての水族館ブームの頃は、この海遊館と横浜・八景島や葛西などの大きなアミューズメント系水族館が競い合って入場者を増やしていたものですが、今はブームも去り、水族館経営も難しい局面に立たされているように感じました。
 水族館の一番の問題は、経費がかかるのか、入場料がどこも高いことです。カップルならともかく家族連れには1人2000円くらいの出費はバカになりません。ディズニーランドじゃないんだから、そう長い時間滞留もしていられませんしね。なんと言っても、その料金ではおいそれとリピーターが稼げません。格安ならともかく、普通は一度行けば、そう何度も行くというスポットではありません。そうこう考えると、ちっとも景気が良くならない現在の状況の中で、水族館が今度どういう方向にシフトしていったら生き残っていけるのか、結構難しい問題だと思います。
 僕が思うに、水族館というのは、とても心がなごむスポットですよね。生命の源が海であるせいか、大海原のほんの一部を切り取っただけの水族館の展示を見ているだけでも、どこかホッとした気分になります。水族館には、高村光太郎が歌ったような動物園の哀しみがないのもいいですしね。アミューズメントの方向に走るのも確かにひとつの手段かも知れませんが(たとえばいっそ、そこで泳いでいるカツオやタイを食べさせてくれる大型活魚水族館とか)、僕はもっと低料金で落ち着ける憩いの場所、都会のオアシスとしての水族館という方向がないのかな、と思います。少なくとも僕はそういう水族館が会社の近くにできたら、ちょくちょく通いますけどね。
●ゴールデン・ウイークも後半戦。(97/5/3)
 今年のGWは前半と後半にくっきり分かれてしまいますが、その後半戦はいきなり雨のスタート。せっかくの行楽気分も台無しでした。僕も本当はテニスする予定だったのに、雨で流れてみんなでお茶だけして帰ってきました。そのお茶の時に、10連休しているメーカー勤務のメンバーが「ゴールデン・ウィークも終わってしまいますね」なんて言ったもんだから大顰蹙(笑)。非製造業は今日から休みだぞ!もっともメーカーは、そのぶん振り替えで土曜日に勤務とかするらしいですから、それもイヤですけどね。10連休でも旅行とかの計画がないと、ただ家でゴロゴロしているだけになりかねないから、それなら普通の土曜日が休みの方がいいです。まあ大型連休もあって、土日も休むというのが、もちろん理想なんですけど。
 それにしても、バブルの頃はあれだけ休め休めの大合唱だったのに、最近では全然言わなくなりました。時短って、どこの会社もその後もちゃんと進めているんでしょうか?リストラは相変わらずやっているみたいだけど。どうも日本の企業のやることは、ポリシーのないその場限りの思いつき的なことが多くてイヤですね。
●日本晴れです。(97/5/2)
 ゴールデン・ウィークに入ってから天気が良くて、テニスするたびにどんどん真っ黒に日焼けしてしまいます。気温の割にはまだ湿度が低いので快適なんですが、この時期の日差しの強さは真夏と同じ。年齢を考えると、しみそばかす皮膚ガンの恐れもあるので、少し気をつけた方がいいのかも知れません。特にうちのサークルの女性陣は(笑)。
 ただ、よくいるオバサンテニスルック(長袖長ズボンに手袋までして日焼けを防ぐスタイル)みたいなのは、ちょっと恥も外聞もない感じでカッコ悪いですから、やはり最近続々と登場する強力な日焼け止めクリームを塗りたくるのが一番でしょう。SPF80なんてのは、全然焼けないんでしょうね。昔ハワイでSPF50というのを塗ったら、ちっとも焼けなくて、かえってつまらなかったということがありました。この時は最後の日にSPF4というのにして、ガンガン焼きました。なんか矛盾を感じながら。
 そうそう、矛盾と言うほどのことでもないんですが、この時期の晴天を「五月晴れ」と誤用する人が多いですが、五月晴れは梅雨の晴れ間のこと(旧暦5月は梅雨です)。この時期の晴天は日本晴れが正解です。もっとも最近では一般化し過ぎて誤用とも言えなくなったかな。