幹事クリタのコーカイ日誌2026

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10月19日 ● 上林はどこへ行く。

 中日の上林誠知がFA権を得たことで、その去就が注目が集めています。上林は昨季はレギュラーとして活躍しましたが、今季はずっと怪我に苦しみ出場試合数も少なく貢献していません。ただ怪我自体は今月には完治しそうなので、来季に影響しないということですから、中日としては走攻守に優れた万能選手である上林に期待していることは間違いありません。しかも来季からは指名打者制がセ・リーグでも始まるので、上林の存在価値はますます高くなります。守備があまり得意ではない細川を指名打者として起用する場合には、守備範囲が広い上林は欠かせません。

 ところが阪神が上林を狙っているという報道が出ています。阪神は佐藤輝のポスティングでのメジャー移籍を容認しました。三冠王が抜ける穴を少しでも埋めるために積極的に補強をするのは当然です。上林は年俸が安く、FAでの人的補償が必要ではないランクの選手です。阪神が大型契約を提示すれば、ケチな中日がその場合に故障がちの上林を巡る金銭闘争に加わるとは思えないので、意外とすんなり阪神への移籍が決まりそうな気もします。

 ただ上林を中日にとどめる大きな要因になるとしたら工藤新監督の存在です。上林にとって工藤はホークス時代の恩師であり恩人です。その工藤とまた一緒に野球ができることは上林にとって大きなモチベーションになるはずです。上林にとって、「金」を取るか「情」を取るかの難しい二択になります。

 僕の予想では上林は阪神が大型契約を提示したら移籍すると思っています。それは金のためだけではなく、阪神に移籍すればレギュラーになれる可能性が高いからです。阪神の外野陣は近本と森下はいますが、あとひとりが足りていません。今季は前川、高寺らがレフトを守っていましたが、パッとした成績は誰も残せていません。上林が入る枠が最初から空いている状態なのです。しかも人工芝のバンテリンドームよりも天然芝の甲子園の方が、故障がちの上林にとっては働きやすい環境で選手寿命も伸びそうです。「金」以外に「理屈」で考えても阪神移籍の方が良いのではないかと思います。果たして上林はどういう決断をすることでしょうか。



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