幹事クリタのコーカイ日誌2026

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9月26日 ● 旅行離れの理由。

 若者の旅行離れに続いて、シニアの旅行離れが進んでいるそうです。シニアと言えば、仕事をやめて時間にもお金にも余裕があって旅行を楽しんでいる世代だと思われていました。しかし、実際自分がシニア世代の入口に立ってみたら、旅行なんて全然行っていませんでした。周りの同世代を見渡してみると、一部に本当に頻繁に旅行している人たちがいますが、それは少数派で、多数派は家にいて趣味を楽しんでいる人の方が多い気がします。なぜシニアは旅行をしなくなったのか。

 JTBの2024年の調査によると、60代の旅行しない理由の1位は、「家計の制約」(27.5%)、2位は「ペットがいる」(25%)で10年前と比べて約4倍に増加、3位は「介護しなければならない家族がいる」(22.5%)で、これも10年前に比べて倍近く増えているそうです。まさにこれは僕のことです。JTBのアンケートに答えた記憶はありませんが、みんな同じだったんだとわかりました。

 家計の制約はよくわかります。ずっと物価高が上昇し続けているのに、年金は上がりません。現役時代に想定していたよりも生活は楽ではなく、当然節約志向が続きます。節約しやすいのは不要不急の大型消費で、旅行はその最たるものです。よほど家計に余裕がなければ、旅行は真っ先に削られることでしょう。

 次のペットは近年のペットブームの影響です。子どもが成人してしまうと、ペットを飼うシニアも増えます。我が家も豆柴を飼い始めて8年になりますが、この8年間一度も家族旅行に行っていません。誰か、と言ってもほぼ僕ですが、家にいて犬の面倒を見ています。さらに介護ですが、僕の母が要支援になってから2年が過ぎました。毎週実家に世話をしに行っています。同居して介護をしているわけではないので、旅行に行けない主たる理由ではないですが、海外旅行のような大型ですぐに戻ってこられないような旅行は考えにくい状況です。

 60代は旅行三昧のつもりで40歳くらいの頃は考えていましたが、現実はコロナ禍もあったので、真逆の「おうち三昧」になってしまいました。そして70代になると旅行に行かない理由が「健康上の理由」になるそうです。それも実感し始めているのでわかります。これからますます旅行?しんどいなぁ、となりそうです。時間とお金と体力が揃った上に、ペットや親の世話をしなくても良い環境にあるシニアだけが旅行に行けるのだから、そりゃ少数派になるわけです。



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