幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 9月15日 ● 老後指南記事の多さ。 ネットは自分の関心が高い、もしくは高いだろうと思われている分野の記事が流れてくるようにできています。僕の場合は、テニス、プロ野球、ドラマ、芸能などのスポーツ文化系や、投資、経済、国際、政治などの社会系、音楽、歴史、地理、クイズなどの趣味系、そして最近とりわけ目立つのが定年後とか老後などをテーマにした生活系です。僕が65歳になって仕事を辞めて無職の隠居ジジイになったことをちゃんとネットは知っていて、「孤独な老後を送る人の特徴」とか「定年後ひとりぼっちになる人」とか「肩書が消えた後に残るもの」とか、もうどれだけ会社を辞めた男は寂しい人生を送っているんだと溜息が出るほどです。 これが投資に関連しての退職金運用とか、もしくは高齢者の健康対策ならわかりますが、それよりも会社を辞めて孤独になってしまうコミュニケーション不全のジジイがとにかく心配みたいです。この場合、もちろん女性は問題ではありません。女性は高齢になってもコミュニケーションで困ることは無いようで、それは90歳を超えた僕の母親を見ていても全然心配ありません。せいぜい同世代は死んだか施設に入ってしまって寂しいというくらいで、年下の友達と仲良くしているようです。 面白半分にこうしたジジイの孤独に対する指南記事を読んでみても、そう大したことは書いてありません。内容はほとんど昔から同じで、趣味の仲間を作ろうとか、同窓会に顔を出そうとか、逆に孤独を恐れず自立しろとか、孤独を楽しめとか、どれも本当に孤独になってしまったジジイの救いにはならないんじゃないかなと感じます。多分ですが、こういう記事はすでに孤独な70代以上の人にではなく、そうなるんじゃないかと恐れている50代から60代前半の人たち向けでしょう。これだけ大量にこうした記事が毎日のように上がっているということは、それだけニーズがあるということです。僕より年下なのに、未だに仕事一筋で家族との関係も希薄、友人も趣味の仲間もいない会社生活終盤の人たちがたくさんいるようです。 正直言えば、そこまで脅されるほど孤独を気にしなくても良いと思いますが、以前にも書いているように、僕は30歳くらいの時に、先輩から老後を楽しむために必要なものは「健康」「お金」「友達」「趣味」で、それらは60歳になってから準備しても手遅れ、遅くとも40歳から20年かけて用意しろと教わりました。その教えを35歳くらいから意識して続けてきて30年、本当に大切なことを教えてもらったと感謝しています。ただそれは僕にとって良かったというだけのことで、全ての人にお勧めできる話ではないと思っています。自分の人生ですから結果は結局自分が引き受けるだけ。好きなようにやることが一番です。 |