幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 5月16日 ● なぜ高市政権ではダメなのか。 先日東京に行った時にテニス仲間のKくんの奥さんと、会社の後輩のSくんの息子さんが、このブログをよく読んでくれていると聞いて嬉しくなりました。ただふたりとも僕が政治についてたまに書く高市政権批判をしていることには苦笑いをしているようなので、なぜ高市を否定しているのかを改めて書いておきたいと思います。前から書いているように高市が首相に、というより政治家として相応しくないという思いは、彼女が国会議員になった頃からのものです。タレントとして深夜のテレビなどに出ていた頃から本当に言ってることが胡散臭く、それがなぜか国会議員に当選した時には「本当に日本の選挙はアホを選ぶ」と呆れていましたが、それでもまだそういう議員は散見されたので呆れただけでした。 しかし、タレント時代はどちらかというとアメリカ的なリベラルな立場だったのに、いつの間にか右寄りに主張を変えて、自民党の保守系大物政治家にすり寄るようになったあたりから「胡散臭い」が「キナ臭い」に変わりました。「憲法前文はおめでたい」発言、村山談話に対して「戦争責任や個人的な反省を感じていない」発言、総務相時代の公文書を捏造と決めつけ「捏造じゃなかったら議員を辞職する」発言等々、他にもいくらでも掘れば出てきますが、枚挙に暇がないほど失言暴言の数々をしてきました。特に著名な憲法学者である小林節が「憲法は権力を縛るものだ」と説明したところ、高市が「私はその考えは取らない」と反論したことは有名で、立憲主義について根本的な理解が足りないというか、これまでの人類の積み重ねてきた英知を尊重しない態度に心底反吐がでる思いがしましたが、それが極右の政治家にとっては使い勝手の良い「鉄砲玉」に見えたのでしょう。自分たちが言えない極論を言わせて世間の批判を浴びる役です。 そんな「斬られ役」の高市が総理になることなど考えられないし、あの安倍晋三ですら「高市はダメだ」と切り捨てていたのに、麻生太郎が自分の権力を手放したくないという私利私欲だけで無理矢理高市を総理に押し上げたことが、今の日本の最大の悲劇です。この半年余り、高市のせいで日本は一気に過去の資産を食いつぶし凋落の一途を辿っています。台湾有事発言で中国を刺激して敵に回し、戦争を仕掛けているトランプにみっともないほど媚びを売ってトランプにもバカにされ、手を差し伸べてくれている親日国のイランとの交渉を一切放棄して石油不足を招いています。もちろん物価高はさらに激しくなり、国民の生活はどんどん苦しくなっていて良くなる兆しがありませんが、消費税減税を悲願と言いながら何ひとつ手を打たず、代わりに武器の輸出規制をやめ、高額医療費制度の限度額を引き上げ、国旗損壊罪などという今それをやることに何の意味があるのかわからない法律に拘泥し、スパイ防止法に緊急事態条項など戦前の全体主義国家だった大日本帝国への回帰ばかり進めています。 旧統一教会との強い結びつきも否定すれども、TM文書に登場していて、本人の発言や行動で熱心な信者であることを露呈しているし、今上天皇に式典での挨拶もさせず、愛子天皇を望む多くの国民の声を封殺し、旧宮家の男子養子縁組案を導入しようとしているし、選択的夫婦別姓制度の導入などもちろん最初からする気もありません。何よりこれまでの「元米連邦議会立法調査官」という経歴詐称問題、カタログギフト、サナエトークン、そして今回大問題となっている中傷動画作成問題など、ありとあらゆる嘘と疑惑を袋詰めにしたような状態なのに、なにひとつそれらにまともに答えもせず黙殺して押し通すという態度は、政治家以前に、人として大いに問題があるだろうと思います。そんな人間の手による改憲など到底リスキーで受け入れられないし、このまま高市政権が続けば日本は戦争に巻き込まれるか、貧しい底辺国家に落ち込みかねません。 もっとも心配なのは、これだけ「ダメ」が山のように出てきているのに未だに支持率が60%と高止まりしていることです。僕が上に書いたようなことは当然みんな知っていると思っていましたが、マスコミが伝えないからか、実は全然そんな話は聞いたことがないという人が世の中に6割くらいはいるようなのです。それで「女性で頑張っているから」「外国に堂々とモノを言っているから」「ハキハキと喋るから」などと、政治家としての資質や業績を問わずに表面的なパフォーマンスによるイメージだけで支持しているのだとしたら、いい加減ちゃんと何をしているのか調べてから考え直して欲しいですが、調べる時に高市側が作ったデマ動画がたくさん出てきて、きっとまた騙されてしまうかも知れません。政府はSNSの規制を言い出していますが、中傷動画界の大御所である高市が言っても説得力がないこと甚だしいです。 |