幹事クリタのコーカイ日誌2024

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3月30日 ● 足を寄せるかどうか。

 テニスのサービスを打つ時に、後ろ足を寄せる派と寄せない派があります。フットアップかフットバックか、と言うと、少しカッコ良くなりますが、まあ言ってる内容は同じ。トッププロでもどちらもいて、当然我々アマチュアも派閥が分かれます。僕は今は寄せていますが、10年前くらいまではフェデラーに憧れていたので寄せない派でした。さらにその10年くらい前は寄せていました。要はフェデラーの真似をしていただけです。

 寄せるメリットは体重移動がしやすいのでスイングスピードが上がるとか、サーブ&ボレーに出やすいとか言われています。寄せないメリットはバランスが崩れにくいとか、体が開きにくいから回転がかけやすいと言われています。デメリットはその裏返しになります。まあプロのように技術が高くなれば、このあたりのメリットデメリットもカバーできるのでしょうが、アマチュアは自分のプレイスタイルや、自分にしっくりくるかどうかで決める場合が多いでしょう。

 で、今日の山本麻友美プロのレッスン会で「足を寄せると体が早く開く」ということを相談したら、山本プロから「足を寄せない昔の打ち方に戻したら」と言われました。まったくもって正論でぐうの音も出ません。そりゃそうだなと思ったので、10年以上もご無沙汰していたフットバックステップでサービスを打ってみました。そして、これが結構しっくりくるのです。

 体が開くというお悩み解決には一番効果的でした。しかも土台が安定していて、足を寄せるという工程が省略されるので、シンプルに打ちやすくなりました。結果としてラケットにきちんと当たる確率が増して、サービスのスピードアップにも役立ちそうです。良いことだらけのようですが、いざゲームで使うとダブルフォルトが多発しました。

 セカンドサービスになるとリズムが合わなくて逆にきちんと当たらないのです。ファーストよりもセカンドの方が追い込まれていますから、考えることが多く、リズムが違うと当たりが悪くなるみたいです。ただこれは慣れの問題も大きいので、徐々にリズムも合うようになるだろうと楽観視はしています。本来回転がかけやすいので、セカンド向きのはずですし。

 それにしても何十年もテニスをしているのに、未だにいろいろとフォームの改良を重ねています。ちょっとテニスの奥は深すぎるのではないかと最近感じています。



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