幹事クリタのコーカイ日誌2024

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2月18日 ● 実戦的フォアボレー。

 今日の山本麻友美プロによるレッスン会では、前回のチャンスボールをきっちり決めるバックハイボレーに続き、フォアボレーを教わりました。最近なかなかフォアボレーが決めきれないので、改めてどこにどういうボレーを打てば良いのか、実戦的なレッスンをしてもらいました。

 まず高いところに浮いてきたボレーは逆クロスの浅いところに叩きつけるように決めるのが一番確率が高いということ。前衛が触ろうとしてもバックになるし、フラットで叩いても外に逃げていくのでとられにくい。次にミドルボレー以下になったらクロスにアングルボレー。これは弾まないようにきちんとスライスで滑らせる。叩きつけると弾んで追いつかれてしまう上に、フォアで相手に打たれるのでカウンターをくらいやすい。基本的に浮いたら逆クロス、低ければ順クロスと決めておけば迷わないということでした。

 技術的には逆クロスに叩くのは力まずにしっかり足を動かせば比較的簡単です。クロスにアングルボレーはラケットを振らないでラケットの面の向きだけ作ります。しっかり角度をつけて滑らせるのですが、長くなるとサイドアウトしてしまうので、より繊細なタッチが求められます。球出しならそれほど難しくはないですが、実際の試合で急に飛んできた時にどれだけ精度高く決められるかは事前の心構えが大事かなと思います。

 次にリターンなどで振り遅れ気味に速いボールがセンター寄りに飛んできた時、もしくはペアが短いボールを打ってしまい、相手がセンター寄りに打ち込んできた時。前衛が見送ればセンターを抜かれてエースになりかねないので、何とかフォアボレーで止めたいのですが、しっかり踏み込んでいる余裕はないのでブロックボレーします。この時は単に当てるだけでは打ち負けてしまうので、右足をしっかりボールの後ろに踏み込むと同時にラケットをセットし、右足で壁を作ってボレーをします。

 このボレーのやり方は教科書通りではなく緊急的なショットですが、実戦ではよくある状況なので、身につけておくと試合で役立ちます。狙いどころはセンターに深めに返します。そうすれば次の相手のショットは角度をつけにくいので、センターに詰めていきアングルを誘ってボレーを決めるかミスをさせることも可能です。右足で壁を作らないで手だけ出しても弾かれてしまい、またチャンスボールを相手に送ってしまう可能性が高いので、ボレーをしっかりスライスで深く低く返すように心がけます。

 これまでずっとフォアボレーの技術的改善を続けてきましたが、少しマシになってきのたで、こうして実戦的なフォアボレーのレッスンも受けられるようになりました。技術ばかり教わっても試合で使えなければ役に立ちませんが、試合で打ちたいショットがあれば、やはり技術を反復練習して体に染み込ませることが必要になります。基本も応用も大事なのです。



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