幹事クリタのコーカイ日誌2023

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8月27日 ● バスケの大逆転勝利。

 バスケ男子W杯の日本の第2戦はフィンランド戦。グループでは日本に次ぐランキングの低い相手だけに勝利を挙げるならこの一戦という試合でした。1Qは順調な滑り出しで日本がリードをします。日本が良いというよりはフィンランドの出来が悪いという感じでしたが、終始リードされていたドイツ戦に比べたら十分に良い立ち上がりでした。

 ところが2Qに入ったらフィンランドが一気に調子を上げてきました。エースのマルカネンが実力を発揮して攻守に大活躍をします。対する日本はエースの渡邊雄太が絶不調。動きも悪く期待された3Pも相変わらず入りません。また富樫も不調で切れがありません。辛うじてホーキンソンが踏ん張りますが、あっさり逆転されて大きくリードされてしまいました。

 このままではドイツ戦の二の舞かと思われましたが、3Qから日本が踏ん張ります。渡邊の代わりに頑張ったのがベテランの比江島慎。気合の入ったプレイでチームを引っ張ります。3Qをタイスコアで乗り切った日本は4Qに一気に爆発しました。期待の富永啓生、河村勇輝の22歳コンビが怒涛の3Pラッシュ。外からのシュートが入ることでインサイドからも攻められるようになり得点を積み上げていきます。ドイツ戦では17%だった3Pの成功率が、この試合では39%まで上がりました。最大18点差を逆転し、最後は10点差をつけての劇的勝利を飾りました。

 男子バスケは五輪、世界選手権で欧州勢(過去11戦全敗)から初めて勝利、そして17年ぶりのW杯勝利を収めました。歴史的な1勝を「スラムダンク」のような見事な逆転劇で決めた今夜の勝利は、まさに日本バスケ史に残る出来事となりました。さらに火曜日のオーストラリア戦に勝てば、初の2次リーグ進出となります。オーストラリアは今日ドイツに負けてしまったので、1勝1敗同士の対戦となりますから、より厳しい戦いになりますが、奇跡を期待したいと思います。



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