幹事クリタのコーカイ日誌2023

[ 前日翌日最新今月 ]

4月29日 ● 回り込みフォアハンド。

 テニスのプレイの中でも「回り込みのフォアハンド」というショットはちょっと難しくてカッコいいショットです。ほとんどの人は、バックハンドよりはフォアハンドの方が攻撃力が高いので、自分のバック側に飛んできたボールをそのままバックで打つのではなく、ボールの後ろを「回り込んで」敢えてフォアハンドで強打していくショットです。当然、フォア側に大きくオープンスペースができてしまうので、そこをカウンターで狙われたら厳しくなりますから、リスクを負って攻撃するショットになります。なので相手のバック側を狙う逆クロスのショットで使うことが多いです。

 ダブルスではペアがいますから、シングルスよりは回り込んでもオープンスペースは狭く小さくなりますが、それでも回り込みフォアの逆クロスはセンターにスペースができるのでリスクがあることは変わりません。僕はバックのクロスはスライス中心で、攻めていきたい時には回り込みのフォアを多用していますが、いまいち攻撃的なショットとしては威力が足りないと感じているので、今日の山本麻友美プロレッスン会では回り込みフォアを改めて教えてもらいました。

 山本プロの指摘は多岐にわたりました。まず「回り込み方が小さい」ということ。少し横に動いて下がっているだけなので、もっと大きく回り込んで後ろから前にいきながら高い打点で打ちにいくようにした方が良いということです。そして回り込みフォアをオープンスタンス気味で打っているので、「スクエアで打ちにいく」ようにしないと威力が出ないということも言われました。これは自覚があって、回り込んでも逆クロスだけだとポーチに出られるかも知れないと思い、時々前衛を狙ってストレートに打つことも多いので、コースを打ちわけやすいようにセミオープンで打っています。ただ一撃の威力を出すということなら、やはり前に体重移動をしながら打つべきなのでしょう。

 また回り込みフォアのフットワークでは右足に体重を乗せずに、「左足を中心」にしてコンパスで円を描くように回り込まないと、前にいけないということも言われました。右足に体重をかけてしまうと、そこで止まってしまうということです。これはいろいろな回り込みフォアの解説でもあまり触れられていないので少し目から鱗でした。ただ理屈ではなるほどと思いましたが、やったことがないフットワークなので、滑らかに動くには練習が必要そうです。過去にテニススクールで回り込みフォアのレッスンを何回も受けたことはありますが、ここまで細かに教えてもらったのは初めてだったのでとても参考になりました。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」