滝沢秀明がジャニーズ事務所を退所するというニュースに続き、さらにKing & Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の３人がグループを脱退し、随時事務所も退所をするという発表をして世間を驚かせています。キンプリと言えば若手ジャニーズのホープであり、ジャニーズの「保守本流」と言っても良い王道の王子様系アイドルグループです。デビュー以来グループとしてはもちろん、それぞれのソロ活動でも順調で、なぜいまやめるのかと驚かれるのも無理はありません。

　報道によればキンプリは亡くなったジャニー喜多川が英才教育を施し、海外進出を目標にしていたということです。ところがジャニーが亡くなり娘のジュリー藤島が事務所のトップになると、事務所とグループとの溝が深まったとか。世界を目指すという目標は現実の仕事量の前では遠のくばかりで、特にジャニーとの夢を共有していた平野や岸はそれが不満で今回の退所につながったのだとか。まあそのあたりの事情がどこまでが本当なのかは全くわからないので、単なる風聞かも知れませんが、やめる３人がジュリーが仕切る今の事務所のやり方に満足していないのは間違いないでしょう。

　今回の３人も含めて、ジャニーが亡くなってからジャニーズ事務所をやめるメンバーが本当に増えています。それもマッチからキンプリまでとベテランから若手まで幅広いのです。カリスマだったジャニーの大きさと失った痛手を如実に物語っていると言えましょう。さらにジャニーの後継者だった滝沢がやめることで、今後のジュニアの育成にも不安が残ります。足元からどんどん崩れていっているように思えますが、果たしてジャニーズ事務所はこの先どうなってしまうのでしょう。フォーリーブス、郷ひろみの時代から見てきた人間としては心配です。