幹事クリタのコーカイ日誌2021

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11月21日 ● 手打ちの限界。

 手打ちと言っても蕎麦の話ではありません。殿様がお手打ちにするという話でも当然なく、テニスの話なのですが、足が痛いのでなるべく庇って手打ちテニスをしてみたという話です。アキレス腱を中心に足首周辺が痛いと言って随分と経ちました。ある意味、慣れてきたと言ってもいいくらいです。足が痛いとどうなるかというと、走るのが大変なのでなるべく動きを少なくします。特に急なターンとかダッシュは危険なので、逆を突かれたら諦めることもしばしばです。

 テニスの基本は正しい打点に入ることです。そのためにはきちんと足を動かすことが必要で、足をサボって良いことは何もありません。テニスは「足」ニスと言われるゆえんです。で、今はなるべく足をサボってテニスをしているので、当然のことながら調子が上がりません。特に今日のサークルでは手先で誤魔化しながらの手打ちテニスをしようとしてみたのですが、それはもうボロボロでした。

 手先で何とかなるのは初級者までで、中級者相手でもミスは出るし、ボールを返しても死んだような球しかいかないのでプレッシャーもかけられません。相手はノンプレッシャーで良いショットをどんどん打ってくるので、ますます足をサボっているとミスが出ます。最初の3試合を全敗してしまったので、さすがにこれはダメだと方針を切り替えました。

 足は棒立ちではなく肩幅より広くしっかりと構えて膝も曲げて重心も少し落とし、スプリットステップもサボらず、きちんと打てるところまでちゃんと移動します。バランスを崩さないように構えてからきちんと体重移動も使ってラケットを振ります。当たり前の動作なのですが、これをするとしないとでは大違いで、ミスヒットが減ってコントロールもできボールの伸びも格段に差があります。相手を追い込むことができれば、次のショットがさらに楽になるのでさらにミスは減りエースが増えます。

 デメリットは足が心配なくらいですが、こうしてきちんとサボらずにテニスをした方が足も変に無理しないので痛くないような気がしました。残念ながらそれはプレー中のことだけで、終わってみればしっかり足を使った分だけやはり足首周りは痛いのですが、どうせ痛いのならちゃんとテニスをした方がマシです。

 今回の足の故障で改めて「足」ニスの大事さを文字通り痛感することができました。これも「怪我の功名」になれば良いのですが、早く痛みが治まってくれないと「痛感」ばかりが積み重なっていきそうで怖いです。



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