幹事クリタのコーカイ日誌2021

[ 前日翌日最新今月 ]

8月27日 ● 自民党総裁選の不毛。

 総選挙の前に自民党総裁選という政治日程が決まったようです。要は菅のままでは総選挙に勝てなさそうだから先に総裁選をやって選挙の顔を替えたいという自民党の議員が多いということでしょう。コロナ対策とか国民の命とか政局の前では霞んでしまうのが今の自民党です。実に不毛です。

 しかも立候補を噂されているのが菅総理本人と岸田、下村、高市だとか。菅のままでは総裁選を先にやる意味がないし、下村や高市はまず総裁選で勝てるのか、そもそも立候補できる推薦人20人を揃えられるのかというところ。結局消去法で菅の対抗馬は岸田になるのでしょうが、安倍の傀儡政権になるだけで何かが変わる気配がありません。

 そもそも今の自民党の政局が安倍麻生陣営vs菅二階陣営という構図なのが何ともかんともです。どちらの陣営もダーティさしか感じませんし、これまでの政権運営から考えても良くなるとも思えません。今の自民党政権にあるのは「忖度」と「内輪贔屓」だけです。既得権益を守る後ろ向きの政治集団で、コロナ対策すらまともにできないのに、もっと困難な経済や外交、防衛、教育、環境などのきちんとした対策が立てられる気がしません。

 と言うか、安倍麻生も菅二階もこれだけ長年権力の座にいたのですから、やろうと思えばとっくにできたはずです。どんどん国力が落ちてきてる責任を全く取ろうとせず、未だに権力争いに終始しているとはどういう料簡で政治家をしているのか不思議でなりません。すでに彼らの政治の結果は出ているのですから、さっさと後進に道を譲ってくれと思います。

 かと言って野党は全く政権奪取をしようという覇気が感じられません。特に枝野は万年野党のトップでいることが心地良いと思っているようにしか見えません。横綱にならず万年大関の方が居心地がいいというのと同じです。いまもっともまともなことを喋っている政治家は志位ですが、共産党が共産党である限り支持が一定以上に広がりません。石破が自民党を飛び出して野党と連携を組めば何か変わる可能性はありますが、石破にその気はなさそうです。

 このままロクな奴がいないと嘆いていると、また小池とか橋下とかがかき回してきて、ますますひどい政治が繰り広げられる予感がします。結局不毛ながら自民党総裁選で何かが変わることを期待するしかないのでしょうか。ただ小泉だけはやめてくれと思っています。



gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」