政府が頑なに拒んでいた緊急事態宣言がいよいよ出ます。新規感染者数がここまで爆発的に増えてしまったら、そりゃ緊急事態でしょうと思うし、緊急事態の割にはのんびりとやっているなとは思いますし、そもそも首都圏だけで大丈夫なのかという思いもしますが、とにかく何もやらないよりはやった方が良いとは思います。このまま放置していたら、とんでもないことになりそうなのは火を見るよりも明らかですから。

　事ここに至ったのは、感染を抑えることと経済を立て直すことの両立を図るためにあれこれ試行錯誤をしていた結果、感染抑止対策が後手後手に回ってしまったからで、やはり一気に感染を抑え込んでから経済対策をした方が良かったのではないかということです。ただこれはある意味では後出しジャンケンであって、結果を見てからあーだこーだ言うのは簡単ですが、実際のところ店や会社が潰れて路頭に迷う人が続出している中で、感染対策だけに絞るというのも難しい判断だったとは思います。

　とにかく昨年に続いて今年もコロナに振り回される１年になりそうだというのは確かです。文字通り掛け値なしの「100年に一度」のパンデミックになりそうですから、今はまだ緩んでいるとか言っている人たちも、改めて気を引き締めていかないといけません。医療崩壊してしまったら、みんな病気になっても怪我をしても生き残れるかどうかは自己治癒力と運次第ということになります。

　定年後の休暇で３月上旬に旅行に行くつもりでいたのですが、今のままでは身動きが取れません。それこそこれは一生に一度しかないチャンスなのですが、海外旅行はおろか県をまたぐ移動すら危うい状況になってきたので、半ば諦めモードです。このタイミングだったことを我ながら運がなかったと思うしかありません。