幹事クリタのコーカイ日誌2020

[ 前日翌日最新今月 ]

1月4日 ● 「格付けチェック」は本気か演出か。

 正月恒例の「格付けチェック」ですが、今年は例年にもまして面白かったです。個人連勝記録を続けるGACKTは記録をさらに62連勝まで伸ばしましたが、それはどうでも良いことでした。もはや彼が間違えることはありません。少なくともワインとか牛肉とか音楽とかのジャンルでは無理だということは、番組冒頭のGACKTのインタビューで明らかになっています。

 そして彼の連勝を止めてやろうというつもりも番組側にないことも今回は明確でした。「盆栽はわからなかった」とインタビューで答えていたように、これまでにないジャンルを出題すれば彼とて間違えたかも知れませんが、今回はGACKTならわかって当然という問題ばかりでした。代わりに犠牲になったのが相方となっていた鬼龍院翔でした。

 鬼龍院がGACKTからの強烈なプレッシャーを受けながら脂汗を流しつつ答えていくさまが最大にして唯一の見どころだったと言って良いでしょう。そしてその結果、GACKT自身は連勝を続けたにも関わらず「三流芸能人」というかつてないレベルまで引きずり落されたのです。他の出演者たちは完全に脇役となってしまいましたが、視聴者目線では実に面白い展開でした。

 とは言え、少々話がうまく出来すぎではないかとも感じました。放送作家が台本を書いたのではないかというくらいに完璧なフリと落ちで、見ていて本当にこれは真剣にやっていたのかなと疑問に思ってしまうくらいでした。特に鬼龍院が最初の吹奏楽問題でひとりだけ間違えて、最後の牛肉問題でまたひとりだけになるところなど神がかっています。和田アキ子が「一流芸能人」から「映す価値ナシ」に一気に転落するところも同様です。

 以前からGACKTの連勝記録については「やらせ」説が囁かれていて、それを打ち消すための今回の冒頭のロングインタビューだったのでしょうが、今年の面白く出来すぎた展開を見て、改めて「これ本当に台本なしなの?」と疑ってしまうのは、僕の心が汚れているからでしょうか。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」