幹事クリタのコーカイ日誌2019

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10月4日 ● 松坂退団は必然。

 中日の松坂が退団することになりました。当然でしょう。昨シーズンは6勝を上げてカムバック賞を受賞しましたが、今季はキャンプ中に故障してそのままシーズンを棒に振りました。それも単に休んでいただけではなく、練習日に上重アナとゴルフをするなど、イチローがかつて「なめてやってるだろう」と説教した通りの松坂でした。人間、そんなに簡単に変わるものではありません。

 それでも中日は松坂が現役を続ける意向を示したことで契約を結ぶ方向で条件を提示していたにも関わらず、その温情を裏切るような形で唐突に退団を表明。しかもその理由が森繁和シニアディレクター(SD)と友利結国際渉外担当が退団したことと言うのも、なんじゃそりゃです。いくらその2人に恩義があるとは言え、アラフォーの良い大人が、保護者がいないから辞めますはないでしょう。

 もちろん中日も戦力として松坂を考えているわけではなく、あくまでもビッグネームだからグッズ売上などで貢献できることを見越して契約していただけで、今回退団しても来季に向けて痛くも痒くもないとは思います。むしろ松坂が退団することで若手投手を一人分、枠を確保できるのですから喜ばしいことでしょう。もしかしたら、松坂に自ら辞めると言わせるために、森と友利を切ったとすら考えられます。中日側からクビにしたらイメージが悪いですから。

 そのあたりは大人の裏の駆け引きがあったのかも知れませんが、もともと名古屋に縁もゆかりもない松坂です。もし拾ってくれる球団があるなら、ぜひ行って活躍してほしいものです。果たして手を上げる球団があるのかどうか。なければ結局引退試合もせずに引退ということになりそうですが。


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