幹事クリタのコーカイ日誌2018

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7月27日 ● テニスサークル幹事のお仕事。

 32年間もサークルの幹事をしていると、幹事として重要なことが当然ながらわかってきます。真面目に言うと、何より大事なのは「サークルの和」、と言うよりは様々なトラブルの回避、もしくは解決ですが、そういうことではなくて実務的な幹事業務の重要性で考えると、何より「コートの確保」に尽きると思います。

 学校や企業で自前のコートを持っていて、いつでも使える恵まれた環境にあるなら苦労はありませんが、公営コートを使ってサークル活動をしているのなら、コート確保が最大の悩みであり課題です。人気の公営コートは倍率が高いので、なかなか当たりません。当たりやすいコートは不人気なりの理由があって、そうなると人も集まらないですし。

 何とかコートを確保したら、次は人を集めなければなりません。テニスは最低2人いればできますから、自分以外にもう1人いれば成立はしますが、やはりある程度の人数が集まらないと楽しくないですから、できたら少なくとも6〜8人くらいは欲しいです。かと言って、増え続けて30人以上になってしまうと、今度はまとまりがなく運営が大変なことになって1人では面倒見きれません。適切な人数を集めるというのも幹事としては気を遣うところです。

 会計もきちんとしないと苦情が出やすい部分です。少人数なら毎回経費を頭割りでも良いですが、人数が増えて組織が大きくなるといろいろ計算も集金も面倒ですし、メンバーからの文句も増えてきます。僕の場合は自分が若干持ち出すくらいの覚悟でやっています。理想は少し黒字が出ることですが、どこまで細かく計算するかにもよりますが、自分のボランティア的な労務提供部分は少なくとも赤字になるのは仕方ありません。

 そして幹事業務でコート確保の次に苦労するのは毎回の運営です。とにかく自分が行かなくては話が進まないので、毎回必ず遅刻も早退もせずに参加するというのは本当に大変です。コートの手続き、ボールを持っていく、出欠の確認、会費を集めるという事務的なことと、実際の練習の差配をすることまで含めると、落ち着いてテニスをしていられない時も多いです。コートに入っていても常に全体の動きを気にしているのでテニスに集中できません。

 他にはサークルのイベントの企画運営、そしてサークルのサイトの管理運営という仕事もありますが、これはもう楽しみの部分だと割り切っているのでそれほど苦ではありません。とにかくやることが多くて大変なので、長く続けるには苦労を苦労と思わないこと、そしてうまくいかないことがあっても潔く諦めて完全を目指さないことだと思います。あとは協力してくれるメンバーが何人かいれば何とかなります。それに苦労した分だけ、有形無形の得られるものもありますし。


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