幹事クリタのコーカイ日誌2017 |
8月8日 ● テニスというビジネス。 今夜は昔のテニス仲間であるNくんに誘われて、名前だけは知っているUコーチと3人で「風来坊」へ行きました。「風来坊」は「世界の山ちゃん」と並ぶ名古屋2大手羽先ですが、僕は「風来坊」の方が好みです。しかも今日行った店は、独身時代に僕が住んでいたアパートのビルの1階に入っている店で、30数年前の思い出がぶわっと甦ってきました。 テニス好きで集まって飲めば酒の肴は手羽先というよりはテニスの話題です。特に今日の集まりのテーマは「テニスのビジネス化」についてだったので、最初から最後まで熱くテニスについて語り尽くしました。 いまテニスが好きで仕方ない若者がテニスを本業にしようとしても、ツアープロとして活躍できるのはほんの一握りの上に、選手寿命も短く引退後の確かなルートもありません。多くはコーチになるしかないのですが、テニスクラブの雇われコーチでは給料も安く家族を養っていくのは苦しいのです。かと言って、フリーランスのテニスコーチになっても、ほとんどは職業として成立せずに結局またクラブコーチに戻ってしまいます。 ところがテニスでそこまでの腕前になるには、子どもの頃からかなりの時間と資金をかける必要があります。投資に対してリターンが低すぎるのがテニスです。先を考えるなら子どもにやらせるのはテニスよりも野球かゴルフだと思います。テニスが上手くてもビジネスにあまり役に立ちませんが、ゴルフが上手いと営業としては有利です。ゴルフは「つぶしがきく」のです。 しかし、テニス好きとしては何とかテニスをもっと盛り上げて、より確かなビジネスとして成立しないかと考えてしまいます。じゃないと、今後テニス産業は衰退していくばかりで、テニスを趣味として楽しむ我々の環境も悪くなる一方だからです。 僕はテニスのお蔭でこれまで楽しい人生を送ってくることができました。単なる余暇の趣味というだけではなく、テニスを通じて友達もたくさんできたし、健康作りにもストレス解消にも役立っています。だからこそテニスが盛り上がるように自分が協力ができないかなぁと思っています。そういうことをあれこれ考える飲み会でした。 |