幹事クリタのコーカイ日誌2017

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5月28日 ● 全仏オープン開幕。

 今日からいよいよ全仏オープンテニスが始まりました。男子の優勝候補は順当なら◎ナダル、○ジョコビッチ、△ワウリンカ、▲ティエム、A.ズべレフといったところでしょうか。錦織も▲に入れたいところですが、どうもまだ完調ではなさそうなので苦しいかも知れません。

 その錦織は今回第8シード。ランキングは9位ですがフェデラーの欠場で8シードに入れたのはラッキーでした。そしていつもドロー運が悪い錦織にしては今回はまあまあ悪くないドローになったと思います。

 まず大事なのは1〜4シードの誰の山に入るかでしたが、幸運なことに(?)第1シードのマレーの山に入りました。第1シードが一番ラッキーな相手というのもおかしな話ですが、ことクレーに関して言えば、ジョコビッチ、ワウリンカ、ナダルよりははるかに楽な相手です。しかも今のマレーはかなり調子を落としています。準々決勝まで上がってこない可能性すらあります。

 錦織にとって天敵ともいうべきデルポトロもマレーの山にいますが、彼もまた故障で欠場するかもという報道があります。となると、準々決勝までの対戦相手で錦織がもっとも警戒すべきは4回戦で当たることになるであろうズべレフです。

 先日20歳になったばかりの若手の伸び盛りのズべレフは今季絶好調で、先日の前哨戦であるローマでジョコビッチを破ってマスターズ1000を初制覇しました。まだ経験の浅い選手だけに、前哨戦で優勝したからと言って確実に全仏でも勝ち上がってくるとは限りませんが、今の錦織の調子を考えたらズべレフの方が有利かなと思います。

 錦織が勝ち上がるにはとにかく長い試合をしないことです。短いポイントで決め、ストレートで勝利を重ねて体力の温存を図ることができれば、錦織にもチャンスはでてきます。せっかくドロー運に恵まれたのですから、優勝とまではいかなくてもベスト4まで勝ち上がってほしいと思います。


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