幹事クリタのコーカイ日誌2016

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8月18日 ● 大谷に首位打者の可能性。

 オリンピックの陰になってしまって目立っていませんが、甲子園の高校野球がベスト4まで出揃いました。今年は好投手が目白押しで、昨年以上にドラフトでたくさん指名されるのではないかと思うと楽しみです。高校時代から知っている選手がプロでも活躍するのを見るのは、ずっと成長を見守っているようで、より親近感が沸いてきます。

 さて、その甲子園のさらに陰になってしまっているのがプロ野球ですが、こちらでは日本ハムがとうとうソフトバンクに追いついてしまいました。正確にはゲーム差では逆転したのですが、勝率はまだ1厘ソフトバンクが上回って首位に立っているという状況です。まあこれは並んだと言って良いでしょう。

 交流戦が終わった頃には間違いなく今年はソフトバンクの独走だと思っていました。投打ともに盤石で全く隙がないと思われていたからです。ところが日ハムの驚異の追い上げが始まってから様相が一変しました。日ハムの連勝が始まったあたりではまだソフトバンクも普通に野球をしていたので、ゲーム差がそれほど詰まらなかったのですが、あまりにも日ハムのスパートが長く続いたためか、ソフトバンクの調子が狂って連敗を重ね始めました。

 特にひどかったのが打線で、あれほど猛打を誇っていたのに、全く点が取れなくなりました。逆に日ハムは大谷が指の怪我で投げられなくなり、打者に専念したことで得点力がアップ、一気にソフトバンクとの差を詰めてしまいました。今の勢いなら日ハムがソフトバンクを抜き去るのは時間の問題です。と言うか、明日から札幌で直接対決ですから、ここで3タテなんか食らおうものなら大変です。

 それにしても大谷はすごいです。投手として今年は本当に一流になったと思っていましたが、打者に専念したらこちらもすっかり一流の域に達していました。現在打率.346、ホームラン18本。まだ規定打席数には全く足りていませんが、このまま試合に出続けると規定打席数不足でも特例で首位打者の可能性もあるそうです。これは足りない打席数を全て凡退としてカウントして、なおかつ規定打席数をクリアしてトップの打者より打率が高い場合、首位打者になれるというルール。未だに日本のプロ野球では実現したことはありませんが、規格外の大谷ならやってくれるかも知れません。

 現在パの首位打者を独走中の角中もそう簡単に譲るとは思えませんし、なかなか困難なことだとは思いますが、そういう可能性を論じさせるだけでも、大谷は何かと夢を見させてくれる選手だなと感心します。


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