話題が豊富過ぎて、どうしようか迷う日が年に何回かあります。今日がまさにその日。まず天皇の「お言葉」がありました。これはかなり深い議論になりそうですが、僕としては天皇制が大きな曲り角に立っているなと感じます。これまでの慣習に囚われない新しい天皇制の形を目指していかないと、天皇制自体が崩壊するという危機感が「お言葉」の端々から感じられました。ことは単なる「生前退位」にとどまらないのだということを多くの国民も感じたのではないかと思います。

　イチローのメジャー3000安打が達成されました。直前になってからの足踏みが長かった「難産」の末でしたが、これで肩の荷がおりてイチローもまた調子が上がるのではないかと思います。3000本はゴールではなく通過点であることをまだまだ証明していってもらいたいものです。

　甲子園で我が愛知代表の東邦が大勝しました。プロも注目の藤島が打撃で大爆発。３塁打、ホームラン、２塁打と打って、シングルヒットでサイクル安打達成だったのに、また２塁打を打ってしまいました。点差も開いていたし、１塁で止まってサイクル安打とすることもできましたが、プロならともかく高校野球でそんなことをして余計な批判を浴びるのも癪ですから、これで良かったと思います。「次また打ちます」と本人の言葉も爽やかでした。

　リオ五輪では体操男子や卓球の石川など、日本選手の苦戦が続いています。マスコミの直前予想は相変わらず大本営発表みたいなもので、やはり世界相手の戦いは厳しいなと思います。そんな中、日本テニス陣が奮闘。シングルス、ダブルスともに出場全選手が１回戦を突破しました。錦織は当然としても、ダニエル太郎や杉田などギリギリで参加できた選手たちも勝ったのは素晴らしいことだと思います。女子も頑張っているし、この先ひとつでもふたつでも上に進んでほしいです。

　そしてジョコビッチがデルポトロに負けました。ある程度は予想された番狂わせですが、これで錦織金メダルの可能性も高くなってきました。残る相手で実質的な格上はマレーだけです。メダル獲得だけでも十分に快挙ですが、もし金メダルなんてことになったら、100年に一度の奇跡です。まだまだ道のりは厳しいとは言え、どうしても期待してしまいます。

　最後にこの猛暑。油断していると命に関わる危険性すらあります。僕もさすがにテニスは無理せず控えめにやっています。皆さまもご自愛ください。