幹事クリタのコーカイ日誌2015

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9月1日 ● まさかの錦織初戦敗退。

 今日は錦織圭初戦突破の話題を書く予定でいましたが、それより女子バレーのセルビア戦にしようかと思いましたが負けちゃったし、だったら中日の話でもと思ったけど、これも負けてなんと4連敗だし、会社支給の携帯を返却することになったので、それを知人友人にお知らせしたら、結構冷たい反応されたりして更に心が冷え込んだりしたので、本当に「なんて日だ!」って感じです。

 そうそう、土居美咲がハンチュコバに勝って2回戦進出しました。ハンチュコバは今でこそ60位台までランキングを下げていますが、かつてはトップ10入りしていた選手。それをストレートで下したのですから、土居も調子がいいのでしょう。次は18歳のベンチッチ。ジュニア時代から将来を期待されていた選手が順調に育っているだけに、土居としてもかなりの難敵です。うーん、後は奈良くるみと西岡良仁か。どちらも頑張って初戦突破をして欲しいです。

 と、現実逃避を続けていても仕方ないので、錦織です。確かにペールは曲者です。それはわかっていました。しかしそれにしても「もつれるかな」という程度の心配で、錦織が負けるとは思っていませんでした。恐らくペール自身も含めて世界中がそう思っていたことでしょう。実際、第1セットこそ不用意にブレイクを許して取られてしまいましたが、その後は順調に2セットを連取して、第4セットもタイブレーク6-4でマッチポイントを2本握りました。通常の錦織ならこれでフィニッシュです。セットカウント3-1で少し苦戦したけど、グランドスラムの初戦は入り方が難しいからね、という話で終わるはずでした。

 ところが現実には錦織がマッチポイントを逃してタイブレークを取られ、そのショックを引きずったままファイナルセットに入って、また不用意にブレイクを許してしまい、そのまま押し切られてしまいました。本当に信じられない結末です。ファイナルにもつれこめばツアーの中でも屈指の勝負強さを誇る錦織がまさかこんな負け方をするとは。エアポケットに陥ったかのような敗退です。

 もちろんペールが信じられないくらい良かったということもあります。あれだけ超攻撃的なテニスをして、それが5セット続くとはとても信じられません。メンタル的に不安定なことで知られているペールだけに、どこかで大きく崩れるだろうとも思っていました。しかし、最後までペールは強気に打ちまくり、ミスもたくさんありましたが、肝心なところで決まったのがペールの勝因となりまいた。

 錦織にしてみれば交通事故的な側面もある敗退でしたが、それでもマッチポイントまで握ったのですから勝たなければならない試合でした。まだこのあたりが4強との差なんでしょう。ちょっとしたわずかな隙があるかないか。もうテニスの質の差ではないのです。

 これで錦織は昨年準優勝で獲得した1200ポイントを失います。それでも他の大会でも順調にポイントを稼いでいたのでランキングは7位くらいをキープできるとは思いますが、昨年は全米後にかなりポイントを稼いだので今後もあまり上がることは期待できません。また楽に入れるかと思われていた年末のツアーファイナル出場もこれで黄信号になりました。本当に失ったものが大きい初戦敗退です。


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