幹事クリタのコーカイ日誌2014

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10月1日 ● 大波乱の楽天オープン。

 開幕2日目にしてシードダウンが相次ぐ楽天ジャパンオープン。なんと第1シードから第8シードまでの8人のうち5人が1回戦敗退という大波乱です。残っているのは第3シードのラオニッチと第7シードのアンダーソン、そして3日目まで試合がない第4シードの錦織だけです。バブリンカ、フェレール、ツォンガと実績のある選手がこれだけ次々と負けてしまうとは、さすが有明です。

 有明のコートは世界でも有数の高速コートで知られています。多くの外国の選手が毎年来日しては「コートが速過ぎる」と文句を言います。慣れない速さに番狂わせも増えます。このコートで有利なのは何と言ってもビッグサーバーですから、日本のホームにも関わらず日本人にも不利なコートです。早く改善した方が良いと思うのですが、それでも日本人の方が慣れているだけ相性の悪さを克服できているのかも知れません。

 典型が昨日第1シードの全豪王者バブリンカをストレートで下した伊藤竜馬。なにせ相手はバブリンカです。世界でも屈指の強打の持ち主であり、高速コートとの相性も良いと思うのですが、それをストローカーの伊藤が圧倒してしまうのですから、テニスはわかりません。バブリンカの調子の悪さにうまくつけこんだ伊藤が尻上がりにノリノリになったわけですが、やはり有明に対する慣れと、何と言っても錦織の活躍が大きな刺激になっているのは間違いないでしょう。

 そしてまだダブルスでしか登場していない錦織ですが、戦う前から強敵はラオニッチだけになってしまいました。先週のマレーシアで日曜日まで戦った疲れがある上に、今大会単複両方に出るので疲労が蓄積してしまうのではないかと心配しましたが、決勝まで余裕をもって戦えれば順調に仕上がってくるのではないかと思います。決勝が今から楽しみです。


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