名古屋市長選の時もそうでしたが、今回の総選挙でもまた期日前投票をしてきました。投票所に比べれば区役所でする期日前投票は空いていて楽だから、と思っていたのですが、なんと行ってみたら大変な賑わいでビックリ。今回は期日前投票が過去にないほどの出足だという報道は知っていましたが、実際にあんなに混雑していると本当にこれは一種のブームなんだなと実感できます。

　しかし、こうやって期日前投票がどんどん当たり前に広がっていくと、２週間の選挙戦というものが今後ますます無意味になってきます。大変なお金がかかるという選挙戦にあまり意味がないとなると、みんなお金をかけなくなりますから、それはそれでとても良いことではないかと思います。

　つまらないポスターを街中にベタベタ張ったり、選挙カーで騒音を撒き散らしたり、何をしに集まっているんだかよくわからないような連中に事務所で飲み食いさせたりするのは本当にムダ。そんなことにお金が必要だからと言って、政治家の行動がねじ曲げられているのだとしたら、実に未成熟でバカバカしい話です。

　今後は当然のことながらネットを使っての選挙活動を認める方向になっていくことでしょう。そうなればネットへ誘導するためのテレビや新聞などの広告活動は必要ですが、基本的にはメディアに払う金も少なくなって、経費がかからない選挙が実現できます。古い選挙活動を早く「チェンジ」して欲しいですね。