幹事クリタのコーカイ日誌2008

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10月25日 ● 男性喫煙率4割を切る。やっと。

 JTの調査によると喫煙率が13年連続で低下して25.7%になり、特に男性の喫煙率がついに40%を切って39.5%になったそうです。僕のような嫌煙者にとっては「ようやく」というか「まだまだ」という気がしないでもないですが、それでも随分と周りから喫煙者が減ったなという気はします。

 ただ喫煙者が減った気になるのは、本当に人数が減ったというよりも、喫煙できる場所がどんどん少なくなってきたからということの方が大きな理由だと思います。昔は本当にところ構わずどこでもタバコを吸っている人がたくさんいました。会社のデスクや会議室、廊下、トイレ、エレベーターの中でもタバコを手放さない人がいましたし、街を歩けば道はもちろん、レストランに喫茶店、バス停、駅のホーム、野球場、はては映画館の中でタバコを吸う言語道断な人間もいたくらいでした。

 その頃は毎日会社から家に帰ると服も髪もタバコ臭くてうんざりしたものです。僕は自分のテニスサークルを立ち上げた23年前、あえて禁煙サークルにしたくらい筋金入りの嫌煙家ですから、タバコの煙の被害に遭わない場所を求めて右往左往したものでした。

 それが今ではタバコを吸える場所を探して右往左往しなければならないほど、世の中は喫煙に厳しくなりました。公共のスペースはもちろん、人ごみの多い道で歩きタバコをしたりする人間ももはや「野蛮人扱い」です。吸って良い場所ですら吸わない人がいれば気を使わなければならないくらいですから、さぞかし愛煙家は肩身が狭いだろうと想像されます。

 それでも彼らはめげずにタバコを吸い続けます。僕から見たらメリットなんか何もないんだからキッパリやめれば良いのにと思うのですが、愛煙家はなんだかんだとタバコを吸い続ける理由をこじつけます。もちろんそれは禁煙できないことの「言い訳」「負け惜しみ」にしか聞こえないし、彼らのタバコに対する執着を見ると、本人がなんと言おうと「依存症」「中毒」だと感じます。大麻よりもタバコの方がずっと中毒性が高いそうですから、いっそ法律で禁じたらどうかと思うほどです。

 それと最近の傾向は「嫌煙ファシズム」だというようなことも愛煙家は主張しますけど、長年タバコの煙に苦しめられ、それを当然受け入れるべきだと我慢を強いられ続けた人間にとっては、これくらいのことが何だと思わざるを得ませんね。あの頃の喫煙者の傍若無人な振る舞い、嫌煙家に対する無理解と強いられた理不尽な我慢を思えば、今でもまだタバコを吸えるだけ愛煙家はマシだと思いますがね。僕は法律で禁じないなら、せめてタバコ税を大幅増税して1箱1000円にすれば良いのにって真剣に思っていますから。目指せ喫煙率10%以下です。