幹事クリタのコーカイ日誌2007

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8月10日 ● 二股男の見抜き方。

 先日のテニスの時、サークル最年少の女性に「最近彼氏は?」と聞いたら「いますよ、2人」とあっさり答えられてしまいました。最近の若い女性は彼氏は「何人」と数えるものかと感心しましたが、他の女性に聞いたらそれはちょっと特殊な事例のようなので少し安心しました。

 もっとも、昔から二股をかける女性も男性もたくさんいます。女性の場合は僕にはその心理がよくわかりませんが、男のことならある程度はわかります。これまで多くの二股男をウォッチングしてきて、二股男には以下のような共通した特徴がありますから、女性の皆さんはちょっと観察して怪しい男にはご注意された方が良いかと思います。

 (1)目の前の女に手を出す
 二股男は基本的に女好きで節操がありませんから、目の前にいる女に後先考えずに手を出そうとします。職場の同僚、部下、取引先は言うに及ばず、行きつけのレストランのウェイトレスや美容師、ナース、もちろんキャバ嬢も大好きです。キャバクラでキレイに遊べず、必死になってキャバ嬢を口説くような男は大抵二股男の素養があります。

 (2)ヤバイ女にも手を出す
 さらに二股男はトラブルになりそうな女にも手を出します。さすがにヤクザの愛人にはいかないでしょうけど、上司と噂のある女、親友の彼女、そして彼女の友だち。特に最後のパターンは必ず修羅場になりますし、例え彼女からその友だちに「乗り換え」成功したところで、その節操の無さに周りはドン引きです。白い目で見られて、当然長続きもしません。まあこの場合はそんな男に付き合う女も女ですから同情はできませんが。

 (3)弱みを見せるのが得意
 二股男は女の前で弱さを演出するのが得意ワザです。仕事の愚痴、家族のトラブル、借金、病気など、とにかく女に相談したり話を聞いてもらったりして同情心を煽って心の隙間に入り込みます。なぜなら強さ一辺倒では疲れてしまって複数の女性と付き合えないからです。楽に多くの女性と付き合うには「弱い自分」を演出しなければなりません。

 (4)「仕事で忙しい」が口癖
 二股男は時間調整が命ですから、とにかく仕事のせいにして会うのを避けます。尻尾をつかまれないために仕事で日頃は連絡が取れない、会えない、連絡はこちらからするというのが口癖です。メールは歓迎、電話されるのは嫌いです。こまめにメールはくれるので、つい女性は油断しますが、携帯メールなんて他の女と会っていても送れますから。

 (5)「会えなくてゴメン」も口癖
 二股男はすぐに「忙しくてなかなか会えなくてゴメン」と謝ります。一見優しそうに見えますが、これは定番のセリフ。本当に仕事が忙しくて彼女に会えない男は、彼女にその仕事を理解して貰いたいとは思いますが「ゴメン」と下手に出ることはありません。あくまでも仕事を言い訳にしているからこそ二股男はついつい謝ってしまうのです。

 (6)「会ったら目一杯可愛がるよ」も口癖
 二股男はこの(4)(5)(6)のセリフが基本的にセットで用意されています。なぜなら、ここまで言って初めて「都合の良い女」化が成功するからです。たまに会ってその時セックスができればそれが一番。毎日会ってセックスもできずに金を使うだけ、というのを彼らは「効率が悪い」からと一番嫌がります。

 (7)親がよく病気になる
 仕事と同じくらい言い訳で使えるのが「親の病気」。これを理由にドタキャンされても、なかなか人として文句は言えません。なので二股男の両親はやたらと病気になりますし、彼自身も妙に病気に詳しかったりします。でも実際に彼の親に会ったら意外と元気でびっくりします。ちなみに男が40才以上の場合は、本当に親が弱っている場合が多いので、これは除いてください。

 (8)デートは常に密室
 二股男は女の子が喜ぶショッピングやグルメはあまり好きではありません。デートは基本ドライブ。行き先は人が少ない山や海。後はラブホテルか彼の部屋。二股男は人目につくところ、特に女性の多いところは「ヤバイ」と思っているので、とにかく自分の家に連れ込みたがります。

 えー、きっと女性なら過去に付き合った悪い男のことを振り返ると、思い当たる節が多々あることと思います。気になる彼のことを思い出してチェックしてみて、(1)から(8)まで全て当てはまるようなら、相当の遊び人。4つ以上該当するようなら十分に要注意人物です。

 ちなみに、これは単なる女好きの遊び人チェックではないかと思われた方もいるかも知れませんが、基本的に二股かけるような男は女好きに決まっているので当然重なります。ただ二股男は女好きに節度がないので、付き合った女性は本当に疲弊しますから、よくよく観察することをお薦めします。

 ところで僕の聞いた二股男の話は、さらにこれ以上の高等テクニックを使って女性を口説いていました。その話は長くなるので、また次回に。